おじんの放課後

仕事帰りの僕の遊び。創成川の近所をウロウロ。変わり行く故郷、札幌を懐かしみつつ。ホテルのメモは、また行くときの参考に。

方舟を聴きながら

2023年01月17日 | 珈琲

今ようやく、

自室に引きあげてきて。

荷物を隣室に置き、

とりあえず、

コーヒーをいれようと。

uccの封を切り、

古風なcdプレーヤーの

電源を入れると、

いつからか入っていたcdが回り、

何か寂しい声をかなでる。

木下牧子の「方舟」だな。

祈りだな。

何か菓子でもないかと、

戸棚を開けたが、何もない。

そういえば福袋があったと、

納戸へ行きがてら、

そういえば画像を上げてなかったと、

今ようやく、福袋のそれからを、

みなさんに。

気のきいた器もないし、

素人料理で、

あんまり美味しそうでないが。

チキンカレーと玉ねぎスープは、

それでもちゃんと、

チキンカレーと玉ねぎスープで。

特にスープは、

濃厚なブイヨンと玉ねぎの旨味。

各所のランチと比べれば、

特濃と言ってもいいだろう。

片手で撮っているので、

見切れてしまったが、ご愛敬。

福袋感をかもした乾燥パスタ。

ちゃんとした道具がないので、

たいしたことも言えないが。

こんな作りかたでも、

ソースと絡んで美味い。

ホテルで食べたら、

さぞや美味いだろう。

菓子のなかでは、

これが一番気に入った。

フィナンシェでいい?あってる?

上はチョコ。下はオレンジかな。

 

とまあ……

このくらいにして。

 

ソファに座って、

熱いコーヒーをすする。

北海道の外資系ホテルでは、

1強になってしまったな。

メルキュール札幌。

いや、もとから、

今も、これからも、

メルキュール札幌だけなんだろう。

ついに日本のホテルのひとつになれた、

外資系ホテルというのは。

それはそのまま、

外国人には向かないホテルになった

ということだが。

そこは、ぬかりがない。

ちゃんと ibis という、

こちらは日本人の入りにくいホテルを、

ちゃんと用意している。

さすがフランス。

つまり、

これから建ち始める外資系ホテルは、

その国のひとたち向け

ということだな。

自国の旅行者の、

日本でのシェルターみたいな。

イギリスも、

閉館したモントレ札幌を買えばいいのに。

買って、自国の旅行者の、

日本でのシェルターに使えばいいのに。

建物も、家具までも、

イギリス人用なら、そのまま使える。

 

いまだに、日本は、

外国人にとって、難しいんだなぁ……

外国人には、

外国人の建てるホテルが、

要るんだなぁ。

日本での生活拠点となるホテル。

あれだけの戦争を経て、なお……

 

歌は、

昼間に川辺をくだりはじめて、

黄昏の海辺に着いたところ。

だいぶん回復してきたようだ。

古本屋で手に入れた詩集に、

その詩はのっていなかったから、

楽譜に書き下ろしたものだろうか。

この合唱という(コーラスではない)

日本独特の変化を遂げたもの。

これも間もなく、理解されなくなる。

いやもう、そうなっている。

北海道で独特の変化を遂げた、

北海道の高級ホテル。

それはもう、破壊された。

北海道で独特の変化を遂げ、

日本のホテルとなった、

メルキュール札幌。

外資系ホテルなのに、

外資系ホテルと争うことに

なるだろう。

外国籍なのに、

日本のホテルとして、

シェアを争うことになるだろう。

日本のホテルよりも、

日本らしいホテルとしてな。

そういう「ぼっち」なところを、

「ぼっち」な僕は、

好きになったのかもしれないな。

 

と言うか……

俺はいつまで、

こんなことをするんだろうな。

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