巨大ヒロイン・コミック計画

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仮面のモデリング(08)

2015年11月24日 20時40分06秒 | 3D作業



 デジタルコミック制作準備のレポート、続きです。

 マンガ版『ウルティマ・ゴッテス~巨人娘~』に登場するウルトラメガミの仮面モデリング、その8です。


 本日も、仮面のカブトにあるツノ(鍬形と呼ばれる部分)の作成にチャレンジしました。
 今度こそは、成功させたいですね。





 ◆今までのカーブ機能を使うのはあきらめて、やり方を考え直し、ポリゴンで頑張って作成してみることに頭を切り換えました。





 ◆立方体のポリゴンに分割を入れ、額の位置に持っていきました。





 ◆下絵に合わせて、ポリゴンの頂点移動で変形させていきます。





 ◆面積が足りないところは、そのポリゴンフェースを選択。





 ◆押し出し機能で、ポリゴンフェースを引き延ばします。





 ◆引き延ばした部分の頂点を移動させて、形を下絵に合わせて整えます。





 ◆左右のツノを伸ばすために、その該当する部分のポリゴンフェースを選択します。





 ◆左右へ一気にポリゴンを伸ばします。





 ◆先端を細く尖らせます。





 ◆調整していくと、すんなり求めていた形になりました。思ってたより難しくなかったようで、これなら最初からポリゴンで作れば良かったと、今さらながら思ったりして……(苦笑)。





 ◆スムーズをかけて様子をみます。滑らかな曲線に変換されたあとの形も悪くありません。これなら行けそうです。





 ◆では、今度は鍬形の表面にある模様の作成に入ります。





 ◆せっかくなので、カーブで作成した模様をガイドに使い、それに沿ってナイフでポリゴンに切り込みを入れていきます。





 ◆ポリゴンに切り込みを入れ終わりました。そしてスムーズをかけてみると…………





 ◆全然違う模様になってしまいました(笑)。さて、修正していくかなと思ったんですが……よく見ると、その偶然出来た模様は……(けっこう面白い形かな?)と、思えてきました。





 ◆というわけで……いきなりデザイン変更しました!(笑)
 偶然出来た模様のほうを採用しちゃったのです。もしプロだったらデザインどおりに作らないといけませんが、個人制作の良さは、こうしたときに自分の思いどおりに決められるところにあります。
 ……というわけで、最初は出っ張りにしようと思っていた模様も窪んだ模様に変更しました。そのほうが、何となく成田亨さんデザインのウルトラらしさ(窪んだ部分があるデザイン)につながるように感じられてきたからです。





 ◆額のクリスタル用に、新たなポリゴンを追加します。





 ◆グリッドに頂点をスナップさせて、左右対称のクリスタルに形を整えていきます。





 ◆額に配置し、その曲線に合わせて若干、下向きに回転させました。





 ◆ポリゴンフェースを選択し、押し出し機能でクリスタルの形を作っていきます。





 ◆それらしくなりました。





 ◆やっと鍬形の部分が完成しました。全身との比較でも、仮面はバランスの良い大きさとなったようです。







 これで鍬形の部分が終わり、次はいよいよ難関だと予想して後回しにしてきた「リボン」の部分です。

 カブトの部分名称で言えば、それは〝前立て〟のようなものになるでしょうか。
 位置としてリボンは前面側に配置していないのですが……しかし、武士が己の存在を誇示するための装飾(験金(しるしがね))という意味においては、狙いとして似ていると言えるでしょう。
 前立ては龍だとか、その武士が信仰するものを名刺代わりのように形にして主張していました。
 ウルトラメガミでは、何の形にしようかと最初は迷っていたのですが、デコレーションに凝るよりも単純に可愛いほうがいいだろうと考えを変えて、女の子らしさを強調する「リボン」にしてしまいました。そのほうが戦闘チックな中で、ひとつだけミスマッチのポイントとなって面白いと思えたからです。


 というわけで、本日はここまでです。
 次回は前立て(そのキャラの象徴的な飾り)の「リボン」の作成になります。


 ではではまた! ^▽^/




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