
レースでは4、5番手を悪くない走りで追走していたのですが、少しずつピッチが上がり始めた頃から手応えが怪しくなり、4コーナーから直線に向いた時点ですでに後退してしまいました。
体力的な問題もあるようで、それならマイル以下のレースを目指せばいいのにというツッコミはありますが、そっちはそっちでスピード不足を露呈してしまうだけでしょうから、引退もやむを得ない判断ですね。
体重が増加傾向で今回もプラス12キロ。緩い仕上げもあって余計にパッタリ止まったのでしょうし、やはり引退を納得させるための記念出走感は否めませんでした。
このレベルの馬をじっくり丁寧にという余裕はクラブでもノーザンにもないからどうしようもない。
おそらくオークションから地方競馬行きとなるはずですので、地方で上手く噛み合わなかった分が少しでもいい方向になっていき、中央で叶わなかった勝利を挙げてくれることを願うばかりです。
坂路でそこそこ動けていたし、緩い流れの地方ダートならまた違う結果になるのではないでしょうか。
約2年間、アレトゥーザを見てきたわけですが、血統的な背景から考えてここまで結果が伴わなかったのはやはり体の成長がほとんどなかったことに尽きるでしょう。
1歳の8月に425キロある馬体重が一年半後のデビュー戦で412キロではさすがにキツい。
どのくらい成長の余地を残しているかを見極めないと、ただ馬体のバランスが良いだけで選んではいけないという事例でしょうね。
そうした点を含め、馬選びは難しいしそこが面白いところです。
牝馬だけに最終的に繁殖に上がってくれることを心待ちにしていますが、そのためにも地方で幾つか勝っておかないとですね。
次の舞台でも頑張って、アレトゥーザ!
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