以前、このような記事を書きました。
こちらです。
簡単にまとめると、
いわし削りぶしがどうやって製造されているのか知りたくて、
由比の「カクサ」さんに行った結果、
左の「無頭煮干し」を削ったものが「いわし削りぶし」
ということがわかりました。
それでは、それぞれのだしはどんな味なのか?
味に違いはあるのか?
実験してみたいと思いながら、時間だけが過ぎていきました。
そして、今日、ついに実験を行うことができました。
両方とも水1Lに対し、だし素材30g用意しました。
無頭煮干しは、2時間水に浸けておき、
沸騰させてから火を弱め、10分煮出しました。
いわし削りぶしの方は、水を沸騰させたら、
いわし削りぶし30gを投入、すぐに火を止めます。
そして、1分後にザルで濾しました。
とったばかりのだしです。
左が無頭煮干しだし 右がいわし削りぶしだし
無頭煮干しだしの方が、多少色が濃いです。
クリアカップに入れて、飲み比べをしてみました。
シール1枚が無頭煮干しだし シール2枚がいわし削りぶしだし
飲み比べたら、意外な結果に・・・。
無頭煮干しだしは、すっきりした味でちょっと物足りない感じ
いわし削りだしは、味が濃く、魚らしい力強い味がします。
もっと言えば、いわし削りだしの味は「黒はんぺん」の味に似ています。
私は、絶対煮干しの方が味が濃くなるだろうと予想していたのですよ。
しかし煮干しと言っても、この無頭煮干しは、
もともと油分の少ない煮干しを厳選し、
頭、はらわた、そして身の表面も薄く削ってあります。
一般的なカタクチイワシの煮干しに比べたら、
「魚らしさ」から離れているのかもしれません。
GWの自由研究の結果は、
薄く削ったものの方が短時間で濃いだしがとれました。
今度は、無頭煮干しの水に浸ける時間をもっと長くしてみよう。
楽しい自由研究です。ヽ(^o^)丿
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