”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

いわし削りぶしと煮干しのだしを比べてみた!

2019-05-03 13:52:59 | だし

以前、このような記事を書きました。

こちらです。

  

簡単にまとめると、

いわし削りぶしがどうやって製造されているのか知りたくて、

由比の「カクサ」さんに行った結果、

左の「無頭煮干し」を削ったものが「いわし削りぶし」

ということがわかりました。

   

それでは、それぞれのだしはどんな味なのか?

味に違いはあるのか?

実験してみたいと思いながら、時間だけが過ぎていきました。

  

そして、今日、ついに実験を行うことができました。

両方とも水1Lに対し、だし素材30g用意しました。

  

無頭煮干しは、2時間水に浸けておき、

  

 

沸騰させてから火を弱め、10分煮出しました。

  

   

いわし削りぶしの方は、水を沸騰させたら、

いわし削りぶし30gを投入、すぐに火を止めます。

そして、1分後にザルで濾しました。

  

  

とったばかりのだしです。

左が無頭煮干しだし     右がいわし削りぶしだし

  

 

無頭煮干しだしの方が、多少色が濃いです。

  

クリアカップに入れて、飲み比べをしてみました。

シール1枚が無頭煮干しだし   シール2枚がいわし削りぶしだし

  

 

飲み比べたら、意外な結果に・・・。

無頭煮干しだしは、すっきりした味でちょっと物足りない感じ

いわし削りだしは、味が濃く、魚らしい力強い味がします。

もっと言えば、いわし削りだしの味は「黒はんぺん」の味に似ています。

  

私は、絶対煮干しの方が味が濃くなるだろうと予想していたのですよ。

しかし煮干しと言っても、この無頭煮干しは、

もともと油分の少ない煮干しを厳選し、

頭、はらわた、そして身の表面も薄く削ってあります。

一般的なカタクチイワシの煮干しに比べたら、

「魚らしさ」から離れているのかもしれません。

  

GWの自由研究の結果は、

薄く削ったものの方が短時間で濃いだしがとれました。

  

今度は、無頭煮干しの水に浸ける時間をもっと長くしてみよう。

楽しい自由研究です。ヽ(^o^)丿

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 平成→令和 菓子パンの話 | トップ | 今日は、干しキウイの実験 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

だし」カテゴリの最新記事