在来蕎麦たがたで開催された
第7回オクシズの夕べに参加しました。
今回のテーマは「井川、初夏の野菜を楽しむ会」。
井川の一番奥 小河内地区に6年前に移住した
西川さんご夫妻のお話を伺いました。
まず、井川在来茶をいただきました。
上坂本のお茶を手摘みしたものです。
こちらをご覧ください。
右が井川在来茶、左がやぶきた。
丈にずいぶん差があることがお分かりいただけるかと思います。
在来茶は、やぶきたの畑のように整列してはいません。
うねうねとお茶の木が植えられているので、
収穫しづらく、収量も少ないのです。
でも、このお茶の味は、緑の香りがして、苦みと渋味が十分。
まさに、私好みのお茶でした。
ここからはお料理をいただきながら、在来作物について勉強していきます。
●素材を味わう 井川在来きゅうりと固定酒のズッキーニ
在来きゅうりは、みずみずしさと同時に、
へた付近はしっかりと苦みも含んでいました。
ズッキーニは、肉質がふわふわ。
でも、種の部分は甘くておいしかったです。
●井川在来 塩らっきょう
これは、私は食べられないので、食べていませんが、
周囲からは、甘酢漬けのらっきょうとは全く違うとの声が・・・。
大変小粒なので、皮をむく作業に手間がかかるそうです。
井川の人たちは、瓶にこのらっきょうと塩を入れ、
転がしながら漬けていくのだそうです。
●たがた×オクシズ そば粉の和風ガレット
そば粉に用宗産のちりめんじゃこを合わせたガレット。
ちりめんじゃこの塩気とそば粉の素朴な味がよく合います。
●井川野菜の信州揚げ ぶっかけ蕎麦
使っている野菜は、井川在来茶、井川在来きゅうり、イノコズチ。
イノコズチは野草の一種で、右の大きな葉っぱです。
そして、お料理名の信州揚げって初めて聞いたのですが、
そば粉で揚げた天ぷらのことだそうですよ。
●ちゅるりん蕎麦
静岡のお茶とそば粉を合わせた麺です。
●結縁家(ゆうえんち)の雑穀クッキー
結縁家とは、西川さんご夫妻が営む加工施設です。
この3種のクッキーに使われているのは、
・シコクビエ(一番手前のレーズンのように見えるもの)
・井川在来茶
・井川在来大豆のきなことごま
バター、卵は使わず、菜種油で作ってあります。
西川さんご夫妻の井川での暮らしは、
この地に暮らすお年寄りの知恵がベースとなっています。
その知恵を守り伝えていくことと、井川で生活していくことが
うまくつながっていけばいいなと思います。
私は、このような勉強会に参加し、お野菜を買うことしかできませんが・・・。
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