上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

2022年度熊本市の決算が報告されました・・・ハコモノ優先の借金財政から、暮らし・福祉優先へ!

2023-09-05 21:38:10 | 熊本市議会
2022年度決算に見る熊本市の財政状況
大西市長になって急に増えた市の借金~大型ハコモノ推進が原因
「ハコモノ優先」から「暮らし優先」の熊本市へ
市民1人あたり・赤ちゃんから大人まで、借金68万5,493円、貯金5,895円、借金が貯金の116倍
4日から始まった9月議会に、熊本市の2022年度決算が報告されました。
桜町再開発・熊本城ホール450億円に象徴される大型開発ハコモノの優先の市政運営で、熊本市の借金は、過去最大の5004億円へと増えました。
過去15年で一番低い市債残高は、2008年度の2,770億円でした。2022年度は5,004億円へ、1.8倍に増えました。
大西市長就任後の予算編成が始まった2015年度から市債残高が急激に増えました。
赤ちゃんから大人まで、市民一人当たりの借金は685,000円、一方で貯金は5,900円。借金が貯金の116倍です。
自治体運営に欠かせない経常的経費(人件費・扶助費・公債費等)の収入に占める割合が「経常収支比率」です。この割合が高くなると、余剰財源が少なく余裕のない財政となります。
熊本市は、年々増え、余裕のない財政へ悪化しています。
社会保障費の自然増による扶助費増は避けられず、大型ハコモノ推進による公債費等の上昇が影響しています。
ハコモノ優先から暮らし優先へと切り替える時です。
大西市長は、建設からわずか40年しか経っていない市役所を無理やり壊して建替えようとしてます。
コロナ前の試算で、事業費は430億円。現在は、かなりの額の増えていると思われます。
熊本地震の復旧、新型コロナ感染症への対応や桜町再開発、高規格道路など、大きな投資の事業が続いてきました。
今のままの財政運営を続けていけば、借金はさらに膨らみ、暮らし・福祉・教育などの予算が犠牲になっていきます。
今こそ、市民生活を最優先にした市政運営へと変えていくべきです。
そのために、議会で問題点を指摘し、要求実現に取り組んでいきたいと思います。

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