泣きながら、撤退同盟

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バブルス君の運命は?

2009-06-26 | PICUP TOPICS
色々世の中あったんだけど、
やっぱり今日はこの話題に限るよね。

マイケル・ジャクソンさん死去:マドンナさん悲痛 「泣きやむことできない」

 【ワシントン小松健一】マイケル・ジャクソンさん(50)の急死は、全米に衝撃と悲しみを広げた。

 米誌「ピープル」(電子版)によると、歌手で女優のマドンナさんは「泣きやむことができない。私はずっとマイケルを称賛していた。世界は偉大な人物を失ったが、彼の音楽は不滅」とのコメントを発表した。マイケルさんと親交のあった女優、エリザベス・テーラーさんも声明で「私はうちひしがれている」と語った。

 マイケルさんのヒットアルバム「スリラー」を手がけた音楽プロデューサー、クインシー・ジョーンズさんは米メディアに声明を発表し、「予期せぬニュースと悲劇に打ちのめされている。彼は至上のエンターテイナーであり、彼の伝説は永遠に世界で語り継がれるだろう」と述べた。

 カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事は「マイケルは既成概念の枠を超えた、ポップス界の逸材だった」と死を惜しんだ。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、簡易型ソーシャル・ネットワーキング・サービス「トゥイッター」では、世界中でマイケルさんの死を悼む声が殺到。トゥイッター投稿総数の15%を占め、イランの選挙後の混乱を巡る投稿をしのいだという。



日本ではWBCのイチローで2chの鯖が死んだけど、
今回の騒ぎでtwitterは何回か飛んだみたいね。


50歳と言う若さ、
死因が心不全とされているけれども、
一体何があったのか分かっていないし。


そんな中、
マイケル・ジャクソン,余命6ヶ月。 - Yahoo!知恵袋

マイケル・ジャクソン,余命6ヶ月。

2時頃にやっていたニュースでそのようなことが報じられていたのですが,本当なのですか?

#質問日時: 2009/1/19 17:00:09



followerは「そんなことは出まかせ!」と一蹴していますが、
日時としてはちょうどぴったり



若い人は、あんなの「ただの顔の白い黒人(某国官房長官談)」と決め付けてしまっているかもしれないけれど、
その顔の白い黒人は、類稀なるエンターテイナーだったんですけど、
言っても理解してもらえないだろうなあ


彼の活躍には2期あって、
1期が、いわゆる「ジャクソンファイブ」「ジャクソンズ」で活躍していた時期。
これは兄弟コーラスグループとして活躍していた頃の話で、
代表曲としては、今でもよく掛かる「ABC」だとか、
クリスマスシーズンで毎度おなじみの「ママがサンタにキスをした」なんかがある。あのキンキンの声で、台詞部分もなにやらしゃべっているのも、幼き頃のマイケル君だったりする。


2期はいわずと知れた、ソロ活動期。
それでも最初はそこそこしか売れず、「Don't Stop」の頃なんかは、日本の原チャリ(スズキラブ)のCMとか出て、可愛い笑顔と格好いい踊りを日本の茶の間に振りまいていた程度の、そんなに高いタレントではなかった。

売れ出したのは、「BEAT IT」(日本題:「今夜はビートイット」)から。
彼には時代が味方した。


ネットはまだ無い時代。
日米のテレビの普及率はほぼ100%、ビデオもぼちぼち全家庭に普及しだしたかなあと言う頃、
その頃米国は、いわゆる既存の民放地上波である3大ネットワークだけでなく、多チャンネルのケーブルテレビが普及し始め、多種多様のCS放送花盛りの黎明期だった。
そしてその中で、3大ネットワークを凌駕する勢いで登場したのが、24時間ニュースしか放送しないCNNと、24時間音楽しか放送しないMTVだった。


それまで、「曲が売れる」ためには、
ラジオ局でどれだけ放送されているのか、と言うのが大事だったのだけれども、MTVの登場で曲の良し悪しだけでなく、見た目というか、ビデオクリップの良さも選曲の一つとなった。
(a~haの「take on me」なんて、もろにビデオのよさだよね、続く曲が無かったところを見れば)


マイケル君の曲は、もちろん曲もいいのだけれども、彼の類稀なセンス溢れる素晴らしいダンスパフォーマンスで、テレビを見ている人を引き込んでいった。
特にその「BEAT IT」は、ただ踊っているだけなのに、往年の「ウェストサイドストーリー」とも匂わせるような物語性があったり、でもケンカを踊りで解決してしまう荒唐無稽があったりして、
まさに「That's Entertament!」という感じで楽しめたのでした。


そしてその極致が、ご存知「スリラー」
当時最新のVFXを用い、音楽ビデオと言うよりは「ミニ映画」という感じで設定豊かに作られ、音楽ビデオとしては異例の10分超と言う超大作なのにもかかわらず大ヒット!これを真似たパロディーや物まねの数は、当時それこそ星の数のほど登場しました。

この日米を含め世界中でもの凄くヒットしたおかげで、マイケル君は莫大なお金を手にすることとなりました。
それを元手に例の如くビートルズの版権を買ったので、「エボニー&アイボリー」なんて仲良く歌っていたポール・マッカートニーとの仲は喧嘩状態に陥りました。


その後、「ネバーランド」を作ったり、子供を窓から吊るしたり、ヘンな裁判に巻き込まれたり、という騒動は、皆さんの知るところです。



お金があるからそうなったんだろうけど、
元々のマイケル君は、本当に歌も踊りも素晴らしくて、アレだけの人材はそういないだろう、と思わせるに充分に値する人でした。

今時の誰に値するのか、と言うのが随所に出ておりますが、例えば、あの当時の「光GENJI」騒動を今のSMAPに当てはめることが無理なのと同様、マイケル君のカリスマ性というのは、今ではあたりまえのMTVという新しい新機軸が出た時に、それまで見たことの無かったミュージックビデオクリップというツールで上手いこと時代に乗った男、だったのだと思う。

だからこそ、彼こそは時代の寵児だったのではないだろうか。



小林克也の「ベストヒットUSA」、よく見ていたなあ~
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