泣きながら、撤退同盟

このブログの半分は、薄情でできています。。。

映画は誰のもなのか

2019-01-24 | PICUP TOPICS
12月の頭には、「ひょっとして、夏?」っていうような天気の日もあって、
今年は暖冬かと思ったのですが、
結構寒い日が続きますね。

インフル流行、全国で警報レベルに 昨季より1週間早く:朝日新聞デジタル

 インフルエンザの患者が急増している。厚生労働省は18日、全国5千カ所の定点医療機関から報告された直近1週間(1月7~13日)の1医療機関あたりの患者数が38・54人となったと発表した。大流行の発生・継続が疑われる「警報レベル」とされる30人を今季初めて上回った。警報レベルに達したのは、昨季より1週間早い。

 直近1週間の全国の推計患者数は、約163万5千人で、前週より100万人以上増えた。冬休みが終わり、学校も再開したが、休校や学年・学級閉鎖をした保育所や幼稚園、小中高校は、583施設に上った。

 都道府県別で最も多いのは愛知で75・38人。次いで、熊本(58・79人)、岐阜(53・94人)、鹿児島(52・34人)、静岡(52・22人)、福岡(51・87人)、高知(50・19人)、長崎(48・66人)が続いた。東京(31・71人)や大阪(36・81人)でも30人を超え、計32都道府県が警報レベルに達した。


小生もクリスマス頃から喉の風邪をこじらせてしまい、未だに続いています。。。。

どなたさまも、お体ご自愛下さいますよう



さて
「ダサい邦題」「タレントでPR」、熱心な映画ファンが“無視”される事情(ビジネス+IT) : Yahoo!ニュース

 洋画が日本公開される際、その題名が独自の邦題になったとたん、「ダサく」感じる。映画のプロモーションも、映画と直接関係があるとは言い難いタレントが使われることがある。そんな風に感じたことはないだろうか。こうした批判はこれまで何度も繰り返されてきたが、「ファンの声」は“無視”され続けている。これは一体なぜなのだろうか? 今回も素朴な疑問の答えを調べた。


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 わかりやすい邦題によって新たに興味を惹かれる観客がいる一方で、ダサい邦題によって観る気をそがれる映画ファンもいるのではないか。そんな疑問を、以前にも話を聞いた映画プロデューサーのA氏にぶつけてみた。

●「映画ファン」には影響力がない!?


「まず、ちょっと厳しいことを言いますね。映画ファンがTwitterなどで邦題に文句をつけているのは私もよく見かけますが、洋画の原題まで気にしている人なんて、おそらく数千人程度です。いくら“邦題がクソ”と派手にバズったところで、せいぜい上限は1万人でしょう。

 このような映画に訪れる観客ひとりあたりのチケット単価が仮に平均して1400円くらいだとすると、1万人は興行収入(興収)1400万円分でしかない。マニア向けの映画ならともかく、興収10億円以上、動員100万人レベルを目指すような中規模以上の洋画なら、その配給会社がたかだか1%やそこらの声だけを判断基準にすることはできないんです。

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「どうでしょうか。あくまで体感ですが、映画ファンだけのけん引によって持って行けるヒットって、せいぜい興収2、3億円レベルです。

 2017年に日本で公開されて映画ファンを中心に熱狂的なフォロワーを生んだと言われているインド映画『バーフバリ 王の凱旋』も、3億円すら行っていませんからね。日本ではあまりなじみのないインド映画であることや少ない公開規模を考慮すれば、堂々たるヒットであることは間違いないのですが、いかんせん映画の市場全体からすると、小粒と言わざるをえない」(A氏)

 「映画ファン」と呼ばれる人たちの影響力は、意外に小さいのか。


「一応、『カメラを止めるな!』のケースもあります。小規模公開でスタートし、発端こそ映画マニアでしたが、その後の拡大公開やワイドショーへの露出によって興収30億の大ヒットとなりました。ただ、これは超レアケースです』(A氏)

●ダサい邦題は「劇場が望むから」

 邦題に求められているのは、一瞥(いちべつ)して内容が推測できるような「わかりやすさ」である。しかし、本当に「わかりやすさ」だけでいいのだろうか。「わかりやすさ」だけで邦題をつける配給会社は、観客をバカにしすぎてはいないか。


「いえ、配給会社のせいというよりは、劇場による間接的あるいは直接的な要請のせいですね。ここでは劇場を運営する興行会社のことを業界の通例に倣(なら)って“劇場”と呼びますが、上映決定権を握っているのはこの劇場です。劇場がわかりやすい邦題を望むから、配給会社はその意向に従っているだけ。



「洋画のダサい邦題」もそうなんだけど、
「有名な俳優を使うことで終了してしまっている(製作の意欲がそこで削がれている)邦画」の方がもっと大問題な気がするのだけど。


 このような“日本人向けカスタマイズ”で思い起こされるもうひとつの違和感がある。洋画宣伝時のPRに日本人タレントが起用される、日本の映画界独特の習慣だ。映画本編となんの関係もないお笑い芸人、モデル、旬の文化人らが試写会イベントに登壇して、時に妙な扮装でコメントし、CMや予告編のナレーションに出演する。

 邦題と同様、この手法は毎度映画ファンのいらだちを助長させているが、なぜもっと内容をストレートに伝えるプロモーションに徹しないのだろうか。


「作品の内容を真摯に伝えるだけでは、先ほどで言うところの“1%の映画ファン”にしかリーチしないからです。トム・クルーズが来日してプロモーション稼働するならともかく、それができないなら、知名度のある日本のタレントを起用してワイドショーやネットニュースの露出を狙ったほうがいい。これを最も望んでいるのが誰かと言ったら、やはり劇場です。この手法がいちばん動員につなげられるという経験的なデータが、彼らにはあるんですよ」(A氏)



ジブリや細田作品など、劇場版アニメで多用される「声優では無く、俳優を声優として使う」手法も、
この「ワイドショーで如何に取り上げてもらえるか勝負」の結果だと聞いたことがあります。

有名な俳優や芸人を動員し、ワイドショーで取り上げられ、番組宣伝として色々なバラエティー番組に出演させる。
そうすれば、「宣伝効果バツグン!」っていう考えが、
おかしいって思わないのかしら?  思わないんだろうなあ。

思わないって言うか、「それまでそれで成功した来たんだから、黙っていろ!」っていう「過去の遺産」みたいな人が、大きな顔で周りを圧倒してきたんだろうなあ。


映画配給会社や劇場が、求めているものと、
映画を求めている者とのかい離が起きても20年以上経つわけだけど
未だに配給会社や劇場は、「我々が見せたいものを見ろ!」という姿勢でしか
いられないのは、なぜなのだろう

>「どうでしょうか。あくまで体感ですが、映画ファンだけのけん引によって持って行けるヒットって、せいぜい興収2、3億円レベルです。

>「一応、『カメラを止めるな!』のケースもあります。小規模公開でスタートし、発端こそ映画マニアでしたが、その後の拡大公開やワイドショーへの露出によって興収30億の大ヒットとなりました。ただ、これは超レアケースです』(A氏)

ここいらなんて、完全に観客を舐めた発言よね
お前らなんて眼中にねえから!って

「金かけて宣伝すれば周知度が上がり、興行成績が上がる」っていう、
「5社協定」とか「角川メディアミックス路線」の時代をいつまで引きずっているのかと


あの当時
どんな映画でも出せば大当たり!『ビバリーヒルズ・コップ』などで飛ぶ鳥を落とす勢いだった「あの」エディー・マーフィー主演作で、彼のデビュータイトルであり出世作でもある『48時間』というビッグタイトルの続編という、誰がどう見ても大ヒット間違いなし!と思われた映画と「抱き合わせ上映」(おまけ、添え物)扱いだったはずなのに、

日本でも米国でも誰もヒットしないであろうと思われた「二流映画」「B級映画」扱いされたにもかかわらず、
まだインターネットの無い1990年に、その名の通り口コミで大ヒットをし、
あの曲「アンチェインド・メロディ」が未だに名曲扱いされ、その後の『天使にラブ・ソングを…』でも大活躍するウーピー・ゴールドバーグの大出世作ともなり、
結果その主役であったはずの『48時間PART2 帰って来たふたり』を逆に「添え物扱い」にしてしまった大ヒット映画、
『ゴースト ニューヨークの幻』の公開からもう30年も経つというのに、
なにを寝言を言っているのかしら??
死んだらおどろいた『ゴースト/ニューヨークの幻』:映画をつなげて観るブログ



恋愛要素がない作品のヒットに『なぜあの作品が女性に人気なのか?』って言われるけど、女性は常にイケメンのラブストーリー求めているわけではない「面白いものに男女は関係ない」 : Togetter



・女性だから・・・・恋愛もの出せばいい!山﨑賢人や中島健人出しとけばいい!
・アクションものだから・・・・派手な邦題つけておけばいい!セガール出るなら全部「沈黙の」で十分
・あのアニメはやってる・・・・実写化すればいい!ってのは、たぶん逆で、
「アイドル(タレント)事務所が五月蠅いから適当に主役映画作ろう」→「適当に有名な作品なら宣伝費かからないから、アイドル(タレント)が演技下手でも適当に売れるだろう!原作ファン?なにそれ美味しいの??タレントのファンが見に来ればそれでOK」なんだと思う






映画館がレンタルビデオ屋に負けてから30年以上、
今ではNetFlixやAmazonプライムに負け続けているわけだけど、

上映決定権を握っているのはこの劇場です。劇場がわかりやすい邦題を望むから、配給会社はその意向に従っているだけ。


映画館がこのまま、今までのシステムに安住し、新たな映画ファン(劇場ファン)を開拓していこうという気が無く、「観客を馬鹿にした態度を取りながら」存命していくつもりなら、
今あるシネコンがみんな「ビデオ試写室」に変わる日も近いと思います。

ひょっとしたら、20年も持たないかも


【関連】お題「実写化してよかった作品は?」に参加中!
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