羽休めの蝶を撮るには ゆっくりとゆっくりと近づいていく
ふと見れば床に落ちた影にもう一頭の蝶が見えた
見えてるものだけが本当では無い 面白いものはどこにだって転がっている
本当なら小躍りするはずの光景
ただ いつもと違うのは寿命をまっとうしていたことだろうか
うまく生き抜いたんだろうか 今度は元気な姿で会いたいな
いつの頃からかただの日記になっている気がする
もっと新しくて不思議なものを見つけに行きたい
心躍る体験が足りない 熱くさせる何かはどこにあるんだろうね
じっと動かず隠れている虫を見つけると心が躍る
周りの落ち葉と同化するように 不自然さの無いように
緑の葉の上の朽ちた葉っぱ れっきとしたスカシエダシャクという蛾である