お知らせ!
11月26日~28日は、3連休となります。
ご来店の際は、HP等で確認をお願い致します。
夫 筆
№282で紹介した宮崎の中村養鰻場さんから、販促ポスターが届きました~。
当店ではこの類のポスターを店内に添付する事はありませんでしたが、
宮崎で楽しい時間を共有した仲間感覚にも後押しされ、貼り出す事にしました。
さて、社長と息子さん二人の写真が入ったポスター型はとても珍しく、
FaceBook じゃないですけど、信頼度がUPします。たぶん・・・。
最初に見たときは、ついつい笑っちゃいましたけどネ・・・。
この様に池元が単独でポスターを製作するのは稀な事なのですが、
周知の通り、シラス不漁の影響で活鰻の高値が続いていますが、
結果、蒲焼店は昨年から幾度となく値上げを余儀なくされ、
業界紙等の情報では、当店の2倍以上の値上げに踏み切ったお店もあります。
しかし、蒲焼は売れていない様子。
加えてスーパーで並ぶ鰻の加工品も値上がりして売れません。
よって加工場は殆どストップしたままだったのですが、
ついに1,000円の値下げがなければ買わないという不買宣言の情報も出てきました。
そして6月を迎え・・・。
今冬1㌔250万円まで達したシラス鰻の新仔が~~~、ついに池揚げされます。
今まで強気の値上げを繰り返してきた中国・台湾サイドは、
この状況を鑑み慌てて少しだけ値下げ。でも、時すでに遅し・・・。
お客様の蒲焼離れも加速し、かなりの蒲焼専門店が閉店に追い込まれていますし、
専門店以外でも鰻の取り扱いを止めたお店も多い様です。
ま~値下げをしたといっても未だ国産の値段よりも高いままですので、
現在の流れを覆すにはほど遠いといったところです。
当店としては夏場に向けて更なる相場の値下げを期待したいところですが、
活鰻の値が下がるという事は蒲焼が売れていないという事になりますので、
何とも四面楚歌という雰囲気が漂ってきてしまいますネ~。
つまり、活鰻は絶対的には不足していますが、
”今現在” は相対的に充足しているって事になります。
> なんやヨ~分からんナ~!
話を続けます。
自分の目の届く限りでは、将来的に蒲焼専門店の新規参入は殆どありません。
若い人が何かと不安定で生き物を扱うキツイ仕事は選びませんので、
一旦お店が閉じてしまうと、
蒲焼専門店は数が減ったまま将来の担い手が居なくなります。
冷凍品を簡単に取り扱って蒲焼の商いをする事は可能ですが、
活鰻 + 井戸 + 炭火 + 専門店の4拍子が揃った真剣勝負の専門店でなければ、
これからの時代は早晩立ち行かなくなるのは目に見えています。
もしもそんな事になれば、ある程度の蒲焼専門店がなければ困る養鰻サイドは大変。
何故ならば、高い値段で活鰻を買ってくれるのは、唯一蒲焼専門店だからです。
以上を事柄を加味した上で考えるに、養鰻業者 ・ 鰻問屋 ・ 蒲焼専門店は、
今後ある程度の数を減らしながらバランスが取れた状態に落ち着くのではと・・・。
バランスが取れるとは、
今冬の様なシラス不漁の年でも、バカが付く程の高値にならない状態の事です。
> ほな、ここの店は大丈夫? 我の出るとこ無くならんように頑張って~ナ!
では、当店の状況はどうなのかと言いますと、多分に漏れず苦しい経営状態なんです。
しかし、変わらずお客様にご来店頂いておりますので、
毎日気持ちを引き締めて何とか頑張っています。
お客様にはこの場をお借りして、心より心より御礼申し上げます。 <m(__)m>
> ついでのお礼かいナ~
> そんでもって、お客さんが来てるのに何で苦しいん?
苦しい理由は、活鰻の値上がり分を当店の売値にそのまま転嫁していませんので、
鰻仕入の支払を済ませると、ワ~何でっ~て感じになっちゃってます~。
しかし、これ以上の値上げをしてお客様にお越し頂けなければ、
もっと大変な事になってしまいますから、ま~我慢のしどころですネ。
> そこまでバラしてええの?
勢いとはいえ、アレやコレや想いのままに書き込んでしまいました。
総て自分の ”ひとりごと” ですので、気に障られた方は何卒お許し下さいませ・・・。
> 今回は6回も登場さしてもろたんで~、満足やワ~!