2020年12月12日のことだ。
『捨ててしまったプラモの中からお気に入りだったものを再製作してもう一度ワクワク感を味わってみるシリーズ』の第2弾として取り組んでいたプラモデルが完成した。
ニチモの《1/200 日本海軍一等潜水艦乙型 イ-19》だ。
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一番のお気に入りのプラモだから、すぐには作らずに時々ながめてニヤニヤしてたから完成まで時間がかかってしまったんだ。
でも、本当のところは次々と想定外の作業をするはめになったのが原因なんだ。
例えば、一度は貼り合わせていた船体上部と下部を再接合と再塗装をしたり、添付のデカールが使えそうになかったんで手書きで文字を書いたりとか・・・。
さらに某氏の表現を借りるなら、いくつかのパーツがピンセットから弾けてブラックホールに飛んでいったせいで、それをスクラッチするはめになって余計なエネルギーを消耗してしまった。
しんどかったのはランナーを溶かして手すりを自作したことだ。
ずいぶん昔に自衛隊の護衛艦を作ったときに同様にランナーで手すりを作ったことがあったが、歳とって不器用になったのか、苦戦してイマイチのクオリティに仕上がった・・・。
U-ボートには付いてたのに、なぜイ-19には付けてくれなかったんだろう???
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今回、艦船模型のウェザリングに初挑戦した。
実は出来の悪さをごまかすために仕方なくチャレンジしたんだけど、ちょっとやり過ぎたみたい・・・。
経年劣化でスクラップ化したようになってしまった。
イ-19は戦地で撃沈されたので、ここまで年季の入った状態にはならなかったかもしれないのにね。
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最後の最後までアクシデント続出で、心身ともに疲弊しきってしまった・・・。
例えば艦載機の零式小型水上偵察機を載せてるときに誤って落としてしまいバラバラになって再組み立てするはめになったとか・・・。
そんな苦労の日々とも今日でお別れだ。
『捨ててしまったプラモの中からお気に入りだったものを再製作してもう一度ワクワク感を味わってみるシリーズ』の第1弾のU-ボートと並べてみた。
同じ1/200スケールだから大きさの違いがよくわかる。
U-ボートは機動力優先だけど、イ-19は飛行機を積載するからどうしても大きくせざるを得なかったんだろうね。
それにしても、潜水艦に飛行機にを積んじゃうっていう発想がすごいね。
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ちなみにU-ボートはウェザリングしていないからキレイだ(笑)。
さ、次は陸モノだ。
プラ棒で自作された手摺が素晴らしい効果を発揮しています。
少しヨレヨレした部分があるのが、もの凄く実感を演出していると思います。
クレーンのワイヤーや張り線も良い感じを出してますね。
汚しに関しては、やり過ぎというより、もう少し細かく入れていった方がリアリティがあると思います。
右舷アンカーのすぐ後ろの排水口から垂れた黒い汚れや、左舷の艦首や艦橋の横辺りの船体の汚れの感じが良いです。
ベタっと広い範囲ではなく、水垢や錆水が細く垂れ流されたような感じです。
広い範囲の汚れはもう少し薄くして、何となく汚れている感じを出すと良いと思います。
喫水の上と下で汚し方にマリハリを付けられているのは素晴らしいです。
イ―19の戦歴は何も知らないのですが、荒れた外洋を長期航海した感じが出てます。
伸ばしランナーの手すりもいい感じじゃないですよ。
海面上にいる艦船と違って、時々(しょっちゅう?)海に潜る潜水艦がどのように汚れるのか難しいですよね。1週間も洋上を航海すれば喫水から上は錆び垂れなんかで相当汚れちゃうでしょうけど、潜航しちゃうと水の抵抗で流れて消えちゃうんでしょうか?・・・考えるほどにわからなくなります。でも大戦期の潜水艦は潜ってる時間より浮上航行してる時間の方が長いという解釈でアリ!ではないでしょうか。
私としては汚れたイ―19の方に一票です!。
なんせ、戦争遂行中ですからね(笑)。
手すりは苦労しましたが、U-ボートに付いてたのより細く仕上がってリアリティが増したかなと思ってます。本物はもっと細いようですけど・・・。
ウェザリングをするのは何だかヤケクソ気味になってしまったので、今度からは落ち着いてやりたいです。
なんとなくコツがつかめてきたので、もう一度イ-19を手に入れて作ってみようかと・・・。
冗談ですけど、今度はもっとうまくできそうな気がするので(笑)。
次の次に予定しているイ-400の時に今回の教訓を生かしたいと思います。
いろいろとご助言いただきありがとうございました。
いろいろとご心配いただき恐縮です。
紆余曲折ありましたが、なんとか形になりました。
記事内でChoro-Pooさんのフレーズ「ブラックホールに・・・」を使わせていただきました。すみません。
ランナーの伸ばし方(火加減)もすっかり忘れてて、最初は溶けたり黒焦げになったりしてましたが、徐々に思い出していい感じの手すりができました。
当時の写真はモノクロだから赤茶けた錆がどこに出てたのかわからないので、潜水艦プラモを作ってた達人の方々の作品を真似てみましたが、ちょっとやりすぎたかもしれません。
今回はアクリルガッシュっていう水彩絵の具で汚したんですけど、よく考えたら乾いたら耐水性だからやり直しができないんですよね。
ポスターカラーにしとけば何度もやり直しできたかも・・・なんて思ってます。
もちろん「いい感じじゃないでしょうか」の誤植でございますよ~。おっちょこちょいのうっかり者のした事でお許しくださいませ~。
ところでウェザリングですが、アクリルガッシュって薄めたりする溶剤はないのでしょうか?
同じ絵の具なら油彩を使うのも手ではないかと、実際使ってる人も多いようです。確か筆を洗ったりする溶剤みたいなのがありましたよね。
プラモ用の塗料ならエナメル系がウェザリングにはお勧めです。薄めた状態で拭き取りやすくて使いやすいです。
前文の流れから脳内変換でセルフ補正して受け止めていましたので無問題です(笑)。
アクリルガッシュは水で溶いて使いますが、パレットなどにこびりついたものはリムーバーという液体で剥がすことができるようです。
でも、ポスターカラーのように溶けて再利用はできないのが難点です。
油絵の具は匂いが強烈なので遠慮しておきたいです。
ウェザリング専用の塗料を売ってるようなので試してみてもいいかなと思ってます。
先日は拙ブログに訪問していただきありがとうございました。
イ-19の完成品、最初パッとみた時、手すりはエッチングパーツだと思いました。まさかプラ棒で自作されたとは、びっくりいたしました。
ウエザリングの加減は難しいですよね。私もやり過ぎてしまう傾向があります。意識して「もうちょっとやろうかな」と思うところでやめるといい塩梅です(笑)。
サビだれはパネルの継ぎ目、ボルト、穴の淵などからされているので後は塩梅だけのように思えます。偉そうに言ってすいません。
Uボートは小型だと思っていましたが、イ-19とはこんなに大きさが違うのですね。勉強になりました。
訪問&コメントいただき恐縮です。
手すりは1/200だから何とかなったのかな・・・と思います。1/350だと厳しいかな・・・。
1/700は不可能・・・と思ってたら、ネットで1/700のウォーターラインで手すりを自作してた人を発見して驚きました。
ウェザリングの加減については気をつけていきたいです。
いろんな方に教えを請うておりますが、プラモ界のの奥深さを痛感している次第です。