異界の門を探せ・17
柏田「予備知識ですか」
透明「うん良い機会だから、柏田くんも
覚えておくと良いよ」
柏田「わ、わかりましたメモ取るんで
ちょっと待ってください」
そう言うと柏田くんは年季の入った分厚い手帳を
取り出し、書く気まんまんの姿勢を取る
柏田「よろしくお願いします」
透明「あははっそんなに改まらなくても良いよ」
柏田「いえいえ
そんな有益な情報をいただけるのに
畏まらないなんて失礼ですよ
先生が培ってきた知識をいただけるのは
本当にありがたいですから」
透明「(くすくす、今時珍しいくらい律儀な子だ
柏田「予備知識ですか」
透明「うん良い機会だから、柏田くんも
覚えておくと良いよ」
柏田「わ、わかりましたメモ取るんで
ちょっと待ってください」
そう言うと柏田くんは年季の入った分厚い手帳を
取り出し、書く気まんまんの姿勢を取る
柏田「よろしくお願いします」
透明「あははっそんなに改まらなくても良いよ」
柏田「いえいえ
そんな有益な情報をいただけるのに
畏まらないなんて失礼ですよ
先生が培ってきた知識をいただけるのは
本当にありがたいですから」
透明「(くすくす、今時珍しいくらい律儀な子だ
この子のこういう所、嫌いじゃ無いなぁ)
それじゃぁ、始めるけど・・・
ここで覚えておいてほしいのは、異世界の
ゲートが開きやすい条件と注意事項」
柏田「開きやすい条件とかあるんですか」
透明「あるよ
例えば、今回みたいな異世界のモノが
何らかの形でこちらの世界に来てしまった
場合などは、こういったものが触媒として
時空を歪める原因となってゲートが繋がる
ことがあるのだけど、今回のような現象は
希中の希だから、こういうことが頻繁に
起こることはまずないので、心配しなくて良いと思う
それよりは、その土地に神隠しの伝承がある場所、
地名や神社、仏閣、要石などに「時」「空」の
文字が刻まれている場所は、何らかの原因で
空間が歪みやすい場所だったりするから、
できるだけ近づかない方が賢明だと思う」
柏田「えっじゃあ、時〇神社とかもそうですか」
透明「うん」
柏田「ひえっ~」
透明「空間の歪みは、磁場が関わっているのだけど、
例えば0磁場や極端にマイナス・プラスに偏った
磁場だまりがある場所には、門が開くことが多い」
柏田「今回の件があったので、さすがに俺は行かないけど
部員にもこういった知識は入れた方が良いですよね」
透明「そうだね
特に君達のような研究をしている子はね
それじゃぁ、始めるけど・・・
ここで覚えておいてほしいのは、異世界の
ゲートが開きやすい条件と注意事項」
柏田「開きやすい条件とかあるんですか」
透明「あるよ
例えば、今回みたいな異世界のモノが
何らかの形でこちらの世界に来てしまった
場合などは、こういったものが触媒として
時空を歪める原因となってゲートが繋がる
ことがあるのだけど、今回のような現象は
希中の希だから、こういうことが頻繁に
起こることはまずないので、心配しなくて良いと思う
それよりは、その土地に神隠しの伝承がある場所、
地名や神社、仏閣、要石などに「時」「空」の
文字が刻まれている場所は、何らかの原因で
空間が歪みやすい場所だったりするから、
できるだけ近づかない方が賢明だと思う」
柏田「えっじゃあ、時〇神社とかもそうですか」
透明「うん」
柏田「ひえっ~」
透明「空間の歪みは、磁場が関わっているのだけど、
例えば0磁場や極端にマイナス・プラスに偏った
磁場だまりがある場所には、門が開くことが多い」
柏田「今回の件があったので、さすがに俺は行かないけど
部員にもこういった知識は入れた方が良いですよね」
透明「そうだね
特に君達のような研究をしている子はね
柏田くんが良ければ話してあげてよ」
柏田「わかりました」
透明「後は、もし門が目の前で開いた場合の
対処なんだけど、この場合はもちろん
その中には入らないことが一番だよね
ただ、この門の厄介な所は、一度開いた門が
いつ閉まるのかがよめないことなんだ」
柏田「えっじゃ、じゃあ、ずっと開いていたりも
するんですか」
透明「私が知る限りだと、最長8日間あいていた門が
あったよ」
柏田「ち、ちなみに、この門って、大きさは
さっきみたいに小さいものなんですか」
透明「いや、モノによっては10メートル以上のものもある
空に突然違う世界の景色が映し出されたという事件が
昔あったんだけど、その大きさは約50メートル
近かったといわれているから、恐ろしいよね
下手をすれば町ごと飲み込まれる可能性すら感じたよ」
柏田「それ 知ってます 確か・・・
数百キロ先の町並みが反射の関係で映し出された
とか、かなり苦しいこと言っていましたが
信じるにはちょっと無理がありますよね」
透明「まあ、それでも人は信じたい方を信じるモノだし、
わからないことは怖いことだったりするからね」
柏田「そ、そうですよね」
透明「ということで、もし柏田くんが次、
異世界の門を見つけた時に役立つ
門の閉め方も教えておくね」
柏田「え~っそんな簡単に
そんなことできるんですか」
透明「うんやり方さえ知っていればできるよ」
柏田「ぜ、是非教えてください」
皆さんも必ず覚えておいてくださいね
冗談抜きで、この現象は増える可能性があります
皆さんも遭遇する可能性がある以上は、安全の為
覚えて使えるようにしておいてくださいね
透明「もし、目の前に門が開いているのを見つけたら
空に向かって「そしじ・なりなむ」と
声を出して唱え、柏手を大きく12回ほど
ならしてごらん
そうすると、神様方が空間の異常を感知して
門を閉めてくれるから、試してみて」
ちなみに「そしじ」は、神道における重要な
和製漢字で、辞書などでも扱えない漢字なので
もし興味のある人は、ネットなどを駆使して
調べてみてね~
柏田「わ、わかりました
ありがとうございました~」
そんなこんなで柏田くんの好奇心を満たした私は
柏田くんと共に、帰路につく・・・。
これは後日談だが・・・
柏田くんが後輩くんに知識を披露したことで、
なぜか後輩くん達の興味は一気に私の元へ
この後、毎日のように学生さんがたむろする
占いの館へと変貌をとげるのだった
透明「私の平穏な生活を返して~~~」
完
柏田「わかりました」
透明「後は、もし門が目の前で開いた場合の
対処なんだけど、この場合はもちろん
その中には入らないことが一番だよね
ただ、この門の厄介な所は、一度開いた門が
いつ閉まるのかがよめないことなんだ」
柏田「えっじゃ、じゃあ、ずっと開いていたりも
するんですか」
透明「私が知る限りだと、最長8日間あいていた門が
あったよ」
柏田「ち、ちなみに、この門って、大きさは
さっきみたいに小さいものなんですか」
透明「いや、モノによっては10メートル以上のものもある
空に突然違う世界の景色が映し出されたという事件が
昔あったんだけど、その大きさは約50メートル
近かったといわれているから、恐ろしいよね
下手をすれば町ごと飲み込まれる可能性すら感じたよ」
柏田「それ 知ってます 確か・・・
数百キロ先の町並みが反射の関係で映し出された
とか、かなり苦しいこと言っていましたが
信じるにはちょっと無理がありますよね」
透明「まあ、それでも人は信じたい方を信じるモノだし、
わからないことは怖いことだったりするからね」
柏田「そ、そうですよね」
透明「ということで、もし柏田くんが次、
異世界の門を見つけた時に役立つ
門の閉め方も教えておくね」
柏田「え~っそんな簡単に
そんなことできるんですか」
透明「うんやり方さえ知っていればできるよ」
柏田「ぜ、是非教えてください」
皆さんも必ず覚えておいてくださいね
冗談抜きで、この現象は増える可能性があります
皆さんも遭遇する可能性がある以上は、安全の為
覚えて使えるようにしておいてくださいね
透明「もし、目の前に門が開いているのを見つけたら
空に向かって「そしじ・なりなむ」と
声を出して唱え、柏手を大きく12回ほど
ならしてごらん
そうすると、神様方が空間の異常を感知して
門を閉めてくれるから、試してみて」
ちなみに「そしじ」は、神道における重要な
和製漢字で、辞書などでも扱えない漢字なので
もし興味のある人は、ネットなどを駆使して
調べてみてね~
柏田「わ、わかりました
ありがとうございました~」
そんなこんなで柏田くんの好奇心を満たした私は
柏田くんと共に、帰路につく・・・。
これは後日談だが・・・
柏田くんが後輩くんに知識を披露したことで、
なぜか後輩くん達の興味は一気に私の元へ
この後、毎日のように学生さんがたむろする
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透明「私の平穏な生活を返して~~~」
完
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是非ごらんください
https://guardian-jewelry.com/
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