Don't stop my Love・6
透明「椎野さん 率直に話をするね」
椎野「は、はい」
透明「君の自信の無さは、いわゆるコンプレックス
と言われているもので、自己認識のある
自分への負荷や反発心になるんだ」
椎野「コンプレックス・・・。」
透明「本来コンプレックスは、誰にでもあって
その度合いも人それぞれだけど、
自分の全てを否定するコンプレックスは殆どない
それがあるとすれば、必ずそのコンプレックスを
引き出しているトラウマという、
過去の傷が引き金になっていることが多い
椎野さんの場合は、このトラウマが
一番の原因だけど、その前に自分自身の
コンプレックスを除去しないと、トラウマの
治療まで行きにくくなるんだ」
椎野「トラウマ・・・そ、それって、もし治れば
もう少し自分を好きになれますか」
透明「もちろん自分を好きにもなれるし
自分自身を認められるようにもなる
自信も湧いてくるしね」
椎野「ほ、本当ですかお願いします
どうすれば」
透明「ま、まあ、慌てないで行きましょう
まずは、コンプレックスを除去することが
先決 これは、さっき私が言ったことを
鵜呑みにしてくれれば早いのだけど、
なかなかそう上手く飲み込めるものでも
ないだろうから、少しずつ考え方を矯正
させてもらうね」
椎野「は、はい」
透明「それじゃ~、先ずはステップ1
自分の嫌いなところを108つに絞ってみて」
椎野「えっ ひ、108つですか」
透明「そうだよ 人が自分を嫌いになる場合
少なくとも108つ以上の分類に区分け出来るんだ」
椎野「う、う~ん・・・・・・」
透明「ゆっくりで良いから、絞ってみて」
椎野さんは鉛筆を取り出し 自分の嫌いな部分
コンプレックスとなりえる部分を一生懸命書き出している
透明「・・・・・・。」
椎野「・・・・・・。」
しばらくして・・・
椎野「せ、先生・・・これ以上わかんないです」
透明「そう 今、いくつ書けた」
椎野「え~っと・・・30くらいです」
透明「う~ん・・・少ないな~
もう少し頑張ってみようか」
椎野「ひえ~っ」
再び書き出す椎野さん・・・。
椎野「もうダメ・・・」
透明「お疲れ様でした 結局いくつ」
椎野「え~っと、40くらいです」
なるほどなるほど
透明「その中で、嘘はいくつ」
椎野「えっ」
透明「先生に気を使って書いたもの、あるいは
あまりそう思ってないのに書いたのって
いくつある」
椎野「あ、あははっ・・・多分、結構あります」
透明「なるほど~ じゃあ、嘘と思われるもの
全て×してくれる」
椎野「は、はい」
せっせと×をつける椎野さん・・・。
椎野「出来ました」
透明「ふんふん、なるほど
結局14個ってところか・・・。
少ないね~」
椎野「 す、少ないですか」
透明「うんさっきも言ったように、自分を嫌いになるって
最低でも108つの項目が無いと出来ないことなんだ
これを見てみると、君はそれほど自分を大切に出来ない
人じゃないってことだよ
自分を嫌いになるって、実は凄く難しいことなのかも
しれないよね」
椎野「そうなんですね・・・」
透明「それに、椎野さんは気づいてないかもしれないけど、
さっき嘘をついて消したモノって、実は自分が自分を
認めてる所だって気づいたかな」
椎野「えっ」
透明「だって、ちゃんと消せたでしょ
それは、自分はこうじゃないって自信を持って
言えたことに等しいんだよ」
椎野「そういえば・・・。」
透明「ステップ1は、まず自分の嫌いな部分をしっかり
認識して、自分を認めているところを再確認する
ことが大切 これで、ステップ1は終了
さて、ステップ2に入ろうか」
人は、生きているだけで偉業を行っているんだよ
これは私の師が教えてくれた言葉です
私もそう想っています
人間というのは、生きて行く上で最も信頼出来る
自分というパートナーと常に闘い、励まし合い、
傷つけあい、支え合って生きています
だからこそ、自分を好きになり、大切に想うことも出来れば、
嫌いになり、自分を追い込んでしまうことも
あるのだと想います
己を知り、己を認め、己を反する
この繰り返しが人を育て、後に訪れる大切な答えを出して行く
そう考えると、コンプレックスも、それを乗り越えた者に
多くの糧を与えてくれるものなのかもしれませんね
さて、次回はステップ2へ移行します
続く・・・。
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椎野「は、はい」
透明「君の自信の無さは、いわゆるコンプレックス
と言われているもので、自己認識のある
自分への負荷や反発心になるんだ」
椎野「コンプレックス・・・。」
透明「本来コンプレックスは、誰にでもあって
その度合いも人それぞれだけど、
自分の全てを否定するコンプレックスは殆どない
それがあるとすれば、必ずそのコンプレックスを
引き出しているトラウマという、
過去の傷が引き金になっていることが多い
椎野さんの場合は、このトラウマが
一番の原因だけど、その前に自分自身の
コンプレックスを除去しないと、トラウマの
治療まで行きにくくなるんだ」
椎野「トラウマ・・・そ、それって、もし治れば
もう少し自分を好きになれますか」
透明「もちろん自分を好きにもなれるし
自分自身を認められるようにもなる
自信も湧いてくるしね」
椎野「ほ、本当ですかお願いします
どうすれば」
透明「ま、まあ、慌てないで行きましょう
まずは、コンプレックスを除去することが
先決 これは、さっき私が言ったことを
鵜呑みにしてくれれば早いのだけど、
なかなかそう上手く飲み込めるものでも
ないだろうから、少しずつ考え方を矯正
させてもらうね」
椎野「は、はい」
透明「それじゃ~、先ずはステップ1
自分の嫌いなところを108つに絞ってみて」
椎野「えっ ひ、108つですか」
透明「そうだよ 人が自分を嫌いになる場合
少なくとも108つ以上の分類に区分け出来るんだ」
椎野「う、う~ん・・・・・・」
透明「ゆっくりで良いから、絞ってみて」
椎野さんは鉛筆を取り出し 自分の嫌いな部分
コンプレックスとなりえる部分を一生懸命書き出している
透明「・・・・・・。」
椎野「・・・・・・。」
しばらくして・・・
椎野「せ、先生・・・これ以上わかんないです」
透明「そう 今、いくつ書けた」
椎野「え~っと・・・30くらいです」
透明「う~ん・・・少ないな~
もう少し頑張ってみようか」
椎野「ひえ~っ」
再び書き出す椎野さん・・・。
椎野「もうダメ・・・」
透明「お疲れ様でした 結局いくつ」
椎野「え~っと、40くらいです」
なるほどなるほど
透明「その中で、嘘はいくつ」
椎野「えっ」
透明「先生に気を使って書いたもの、あるいは
あまりそう思ってないのに書いたのって
いくつある」
椎野「あ、あははっ・・・多分、結構あります」
透明「なるほど~ じゃあ、嘘と思われるもの
全て×してくれる」
椎野「は、はい」
せっせと×をつける椎野さん・・・。
椎野「出来ました」
透明「ふんふん、なるほど
結局14個ってところか・・・。
少ないね~」
椎野「 す、少ないですか」
透明「うんさっきも言ったように、自分を嫌いになるって
最低でも108つの項目が無いと出来ないことなんだ
これを見てみると、君はそれほど自分を大切に出来ない
人じゃないってことだよ
自分を嫌いになるって、実は凄く難しいことなのかも
しれないよね」
椎野「そうなんですね・・・」
透明「それに、椎野さんは気づいてないかもしれないけど、
さっき嘘をついて消したモノって、実は自分が自分を
認めてる所だって気づいたかな」
椎野「えっ」
透明「だって、ちゃんと消せたでしょ
それは、自分はこうじゃないって自信を持って
言えたことに等しいんだよ」
椎野「そういえば・・・。」
透明「ステップ1は、まず自分の嫌いな部分をしっかり
認識して、自分を認めているところを再確認する
ことが大切 これで、ステップ1は終了
さて、ステップ2に入ろうか」
人は、生きているだけで偉業を行っているんだよ
これは私の師が教えてくれた言葉です
私もそう想っています
人間というのは、生きて行く上で最も信頼出来る
自分というパートナーと常に闘い、励まし合い、
傷つけあい、支え合って生きています
だからこそ、自分を好きになり、大切に想うことも出来れば、
嫌いになり、自分を追い込んでしまうことも
あるのだと想います
己を知り、己を認め、己を反する
この繰り返しが人を育て、後に訪れる大切な答えを出して行く
そう考えると、コンプレックスも、それを乗り越えた者に
多くの糧を与えてくれるものなのかもしれませんね
さて、次回はステップ2へ移行します
続く・・・。
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