師曰く・・・。・4
透明「お前は才能がある
しかし、才能があるがゆえに
何もわかっていない
何も見えていない
しばらくは毎日、調合室の器具を
綺麗にし、調整することだけを
行いなさい」
千鶴「」
透明「その日からその子はワケもわからず
ただ毎日魔法の為に使う器具をみがき
油をさし、床をみがき、材料を揃え
帰って行きます。
そんな日々が一年以上続きます
それでもその子はみがき、さし、そろえ
文句も言わず同じことを繰り返して
いました
ある時、その子は珍しくキョウダイ弟子に
呟きます・・・。
私は先生に嫌われてしまったと
それでも彼女は言います・・・。
もし嫌われていたとしても私が先生を
尊敬し大好きだから諦めないと・・・。
そのことがあってからも彼女は器具と
向き合う日々を繰り返し、ある時
大切なことに気がつきます
それは、器具の持つ特性どの器具が
何に使われ、何を入れ、何を作るために
使われてきたのかを・・・。
それに気づいたその子は師匠に尋ねます
調合室にある一番古い器もう使われていない
器が悲しそうだから何かに使えないかと、
師匠は答えます
お前はやっとものの真意をとらえる目を
もつことが出来たのだね
明日からはその器具を使い、私と一緒に
色々なものを作ってみよう
そう言うと、師匠はまだ幼い彼女の小さな
頭を大きな手で優しく撫でていました
師匠の顔は優しく、何度も良くやったと
彼女をほめます
彼女も師匠に嫌われていたのではないと
気づき、安堵から笑顔のまま涙があふれ
とまりませんでした」
千鶴「・・・ぐすっ」
透明「まあ、昔々の話だけど参考になったかな」
千鶴「はい」
皆さんもお気づきとはおもいますが、
円と師匠の話し、当時円が12歳
負けん気の強い円らしいエピソードでした
さてさて、時代は受け継がれ現代の弟子は
どんな反応をしめしてくれるのか
続く・・・。
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しかし、才能があるがゆえに
何もわかっていない
何も見えていない
しばらくは毎日、調合室の器具を
綺麗にし、調整することだけを
行いなさい」
千鶴「」
透明「その日からその子はワケもわからず
ただ毎日魔法の為に使う器具をみがき
油をさし、床をみがき、材料を揃え
帰って行きます。
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それでもその子はみがき、さし、そろえ
文句も言わず同じことを繰り返して
いました
ある時、その子は珍しくキョウダイ弟子に
呟きます・・・。
私は先生に嫌われてしまったと
それでも彼女は言います・・・。
もし嫌われていたとしても私が先生を
尊敬し大好きだから諦めないと・・・。
そのことがあってからも彼女は器具と
向き合う日々を繰り返し、ある時
大切なことに気がつきます
それは、器具の持つ特性どの器具が
何に使われ、何を入れ、何を作るために
使われてきたのかを・・・。
それに気づいたその子は師匠に尋ねます
調合室にある一番古い器もう使われていない
器が悲しそうだから何かに使えないかと、
師匠は答えます
お前はやっとものの真意をとらえる目を
もつことが出来たのだね
明日からはその器具を使い、私と一緒に
色々なものを作ってみよう
そう言うと、師匠はまだ幼い彼女の小さな
頭を大きな手で優しく撫でていました
師匠の顔は優しく、何度も良くやったと
彼女をほめます
彼女も師匠に嫌われていたのではないと
気づき、安堵から笑顔のまま涙があふれ
とまりませんでした」
千鶴「・・・ぐすっ」
透明「まあ、昔々の話だけど参考になったかな」
千鶴「はい」
皆さんもお気づきとはおもいますが、
円と師匠の話し、当時円が12歳
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