カチ価値カッちん・6
浩介「う~ん・・・考えたこともなかった」
透明「くすっ確かにお客さんは皆さん
そのこと自体はたいして力を使って
いないと思っているんじゃないかな
でもね、今の条件を満たすには、
通常、300メートルダッシュくらいの
疲れが身体に残ると思ってくれると
わかりやすいかな」
浩介「ダッシュですよねそ、そんなに」
透明「確かに、実際は300メートルダッシュ
しているワケじゃないから、カロリーが
減るワケじゃないんだけど、その分
気力が激減する
もちろん、その気力量は個人差があって
気力の大きい人には大した疲れは感じない
ものなんだけど、その気力量は常に身体を鍛え、
心を鍛えなければ身につくことはない
そのために、こういう能力者は修行を
繰り返すんだけどね」
浩介「も、もし、気力が無くなったら」
透明「もちろん、寿命が削られてゆく
最悪はその瞬間にあの世逝きなんてこともある
気力の器を鍛えずに、霊感だよりでこの仕事を
している人が、突然なんの前触れもなく
亡くなったり、早くに亡くなるのはこのため
なんだ
気力は体力とは比例しないからね
人の気力量は、最初は皆変わらない
浩介くんの気力が100あるとすれば、
さっきの条件を満たすために必要な気力は
20と考えていい
もし、その日に5人の鑑定をすれば・・・。」
浩介「こ、こわっ」
透明「だから、こういう仕事をしている人は
命の源である気力を商品にしている以上
金額を高く見積もるのも頷けるんだよ
もし、除霊ともなると一回に50から60の
気力を失う
しつこい霊となればそれ以上の気力を
使わなければならなくなるから、金額的には
妥当だと思う
まあ、金額自体はその人が自分の気力・命を
いくらに定めるかは自由だから、なんとも
言えないけどね」
浩介「まさに、命がけ・・・で、でも、先生は
そんな金額とってないじゃないですか
除霊だって聞いた話ではお金とって・・・。」
透明「あ~まあ私は幼い頃から修行漬けだから
気力も十分あるし
あっかといって、力は抜いてないから安心して」
浩介「そんなこと言ってる訳じゃないです
先生大丈夫なんですか」
透明「いや~私、あんまり自分の命に金額つけるの
嫌なんだよね~
それに、私の場合それなりの対価を
もらってるから」
浩介「対価って」
透明「うん鑑定を終えて、帰って行く人達が
次に来る時、何かを得て前に進んでくれてる
姿が楽しいんだ
自分の人生に前向きに向き合っている人の姿が
私にとっては、かけがえのない対価になる
だから、頑張ろうと想えるんだ」
浩介「・・・・・はぁ~・・・・・。」
透明「」
浩介「先生・・・お人好し過ぎます」
透明「ええ~っせ、せっかくカッコイイこと
言って決まった~って想ったのに~」
モノの価値は、受け取る側の気持ちで
決まるモノなのかもしれない・・・。
それでも、その内容を熟知していなければ
その価値すらわからないモノも存在する
次回、ファイナル
もう少しだけお付き合いくださいね
続く・・・。
この記事を最初から読むには
鑑定65(惑うサラリーマン)カチ価値カッちん
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浩介「う~ん・・・考えたこともなかった」
透明「くすっ確かにお客さんは皆さん
そのこと自体はたいして力を使って
いないと思っているんじゃないかな
でもね、今の条件を満たすには、
通常、300メートルダッシュくらいの
疲れが身体に残ると思ってくれると
わかりやすいかな」
浩介「ダッシュですよねそ、そんなに」
透明「確かに、実際は300メートルダッシュ
しているワケじゃないから、カロリーが
減るワケじゃないんだけど、その分
気力が激減する
もちろん、その気力量は個人差があって
気力の大きい人には大した疲れは感じない
ものなんだけど、その気力量は常に身体を鍛え、
心を鍛えなければ身につくことはない
そのために、こういう能力者は修行を
繰り返すんだけどね」
浩介「も、もし、気力が無くなったら」
透明「もちろん、寿命が削られてゆく
最悪はその瞬間にあの世逝きなんてこともある
気力の器を鍛えずに、霊感だよりでこの仕事を
している人が、突然なんの前触れもなく
亡くなったり、早くに亡くなるのはこのため
なんだ
気力は体力とは比例しないからね
人の気力量は、最初は皆変わらない
浩介くんの気力が100あるとすれば、
さっきの条件を満たすために必要な気力は
20と考えていい
もし、その日に5人の鑑定をすれば・・・。」
浩介「こ、こわっ」
透明「だから、こういう仕事をしている人は
命の源である気力を商品にしている以上
金額を高く見積もるのも頷けるんだよ
もし、除霊ともなると一回に50から60の
気力を失う
しつこい霊となればそれ以上の気力を
使わなければならなくなるから、金額的には
妥当だと思う
まあ、金額自体はその人が自分の気力・命を
いくらに定めるかは自由だから、なんとも
言えないけどね」
浩介「まさに、命がけ・・・で、でも、先生は
そんな金額とってないじゃないですか
除霊だって聞いた話ではお金とって・・・。」
透明「あ~まあ私は幼い頃から修行漬けだから
気力も十分あるし
あっかといって、力は抜いてないから安心して」
浩介「そんなこと言ってる訳じゃないです
先生大丈夫なんですか」
透明「いや~私、あんまり自分の命に金額つけるの
嫌なんだよね~
それに、私の場合それなりの対価を
もらってるから」
浩介「対価って」
透明「うん鑑定を終えて、帰って行く人達が
次に来る時、何かを得て前に進んでくれてる
姿が楽しいんだ
自分の人生に前向きに向き合っている人の姿が
私にとっては、かけがえのない対価になる
だから、頑張ろうと想えるんだ」
浩介「・・・・・はぁ~・・・・・。」
透明「」
浩介「先生・・・お人好し過ぎます」
透明「ええ~っせ、せっかくカッコイイこと
言って決まった~って想ったのに~」
モノの価値は、受け取る側の気持ちで
決まるモノなのかもしれない・・・。
それでも、その内容を熟知していなければ
その価値すらわからないモノも存在する
次回、ファイナル
もう少しだけお付き合いくださいね
続く・・・。
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