異能者審問会議 ・5
透明「・・・・・あの~っ」
「ZZZZZzzzzzz・・・・。」
透明「・・・・・・谷津根ちゃん
なんだか、気持ちよさそうに
寝てるんだけど・・・」
谷津根「透明 私は起こせと言ったのだが」
透明「そ、そうだよね」
私は、気持ちよさそうに寝ている男の肩を
揺すってみる
「う、ううん・・・・・うわっ 」
まあ、当然の反応だよな
透明「お、おはようございます」
私も、何を言っているんだか
「えっなにナニナニ」
透明「
(谷津根ちゃんしばらく黙ってて)」
谷津根「」
透明「あの~」
「あっどうも・・・・って、あんた誰」
透明「私は、透明と言います
貴方は」
吉備「お、俺は、吉備武雄(きび たけお)だけど・・・。」
見たところ、30代前半くらいかな
痩せ形のこの男性は、状況がわからない割には
冷静に状況を把握しようと平静を保っていた・・・。
透明「(この反応だと、結構修羅場を経験しているな)」
吉備「ここって、どこ」
透明「それが、私もさっき起きたところで、
よくわからないんです」
吉備「・・・・まさか、谷津根」
ご名答
透明「谷津根」
吉備「い、いや・・・あははっ何でもない」
透明「ところで、ここって何処なんでしょうか」
吉備「う~ん・・・変な建物だけど、見たことないな~」
透明「私も、見たことがない場所なので、さっきから
困惑していて」
吉備「・・・アンタ、異能者か」
透明「えっいのう」
吉備「い、いや 何でもない・・・そうか・・・。」
透明「」
吉備「実はな 私はある国のスパイなんだよ」
透明「えっ」
吉備「多分、それで拉致されたのだと思うのだが、
アンタもお仲間か」
ブラフか・・・試しているな
透明「いやいやいやいや そんな滅相もない
私はそんな大それたことしてませんよ」
吉備「それじゃ~、なにをしたんだ」
同族意識を欲しているってとこか・・・。
透明「何かしたとしたら・・・え~っと・・・
最近危ないサイトにはまっていて、
購入してはいけないモノを購入して
転売しただけで・・・。」
転売しただけで・・・。」
なんだそりゃ ちょっと苦しいか
吉備「なんだ 運びやさんか」
今ので納得するんだ やはり焦っているな
吉備「はぁ~ お互いとんでも無いのに目を付けられた
もんだなぁ~」
透明「とんでも無い」
吉備「谷津根 實香って知ってるか」
透明「谷津根・・・いいえ」
吉備「まあ、この国の裏方的な存在だよ
とんでも無い性悪女だけどな」
透明「は、はあ」
思いっきり聞こえていると思うんだけど・・・
透明「吉備さんは、スパイだから、そんな危ない人に
狙われることはわかりますけど・・・
何で、モノを運んだだけの私がそんな人に」
吉備「あはははっ 多分、アンタが運んだモノが
やばいモノだったんじゃないのか
それに、さっきのは嘘だよ」
透明「えっ」
吉備「俺は、スパイじゃなくて、チンケな詐欺師だ」
透明「詐欺師」
吉備「そうそう さっき、アンタが信じたように
口八丁手八丁で世の中を渡ってきたってワケだ」
いやいや、信じてはいなかったけど・・・
透明「そうなんですか 」
と、大げさに驚いてみる・・・。
吉備「ははははっ まあ、俺には他にも武器があるからな」
透明「武器」
吉備「実は、俺は異能者なんだよ」
この男の危険な能力とは ・・・。
続く ・・・。
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