異能者審問会議 ・7
荘厳かつ厳格な作りの建物
中央に座す巨大な仏様は、優しいお顔で
こちらを見ている
透明「(おいおい、ここって御山の本殿じゃないか)」
吉備「と、透明さん ここはヤバイ
とにかく、ここから離れよう」
あれっ 何でこんなに慌ててるんだ
先ほどと打って変わった顔色の吉備さんについて行き、
少し離れた場所まで隠れながら移動する
吉備「ま、マズイな~」
透明「吉備さん、ここって」
吉備「いや~っ 先月、ここの坊さんを騙して
ある品物をいただいちゃったんだよ」
ある品物をいただいちゃったんだよ」
透明「げっ 罰当たりな」
吉備「いや~っ まさか、こんな総本山の坊さんだとは
思ってなかったからさぁ~」
透明「(うわ~っ・・・マジか ちょっと冗談では
すまないことしちゃってるよ)
すまないことしちゃってるよ)
一体、何を取ったんですか」
吉備「それがさ~ 何だかよくわからないんだけど、
小さい杖みたいなモノで、かなり高価なモノ
みたいなんだよ」
透明「えっ(ま、まさか)
それって、今どこに」
吉備「それは言えないよ 誰にもわからないところに
隠しているからね」
透明「(この人、自分のやってしまったことの重大さに
気づいていないみたいだ・・・まいったな~)」
気づいていないみたいだ・・・まいったな~)」
吉備「それにしても、こんなところに何時運ばれたんだ
正直、記憶がないんだけど・・・。」
透明「私もそうですよ 家に帰って、その後スイーツを
食べようとしたら・・・あっ」
食べようとしたら・・・あっ」
吉備「どうした」
透明「私の・・・シュウクリ~ム~~~~っ」
吉備「くくくくくっ 透明さんは、本当にいい人そうだね」
透明「」
吉備「よし透明さん私と組まないか」
透明「はい」
吉備「この窮地を脱したら、一緒に一稼ぎしようよ」
透明「えっで、でも・・・」
吉備「良いじゃないか お互い小悪党なんだから、
ここは手を組んで、面白おかしく暮らそうぜ」
透明「は、はぁ~・・・。」
吉備「そうと決まれば、こんなところとはオサラバしないと
出口は、あっちだったな」
おいおい、誘われちゃったよ
吉備さんは、そう言うとズンズン進んで行く
吉備「あ、あれな、何でこんなに遠いんだ」
帰りの門は見えている・・・しかし、どんなに歩いても
一向に門にはたどり着けない・・・
透明「(まあ、当然なんだけど・・・。
しかし、谷津根ちゃんは吉備さんをどうするつもり
なんだろう・・・この人のしたことは良くないが、
何だかこの人、憎めないんだよなぁ~)」
しかし、谷津根ちゃんは吉備さんをどうするつもり
なんだろう・・・この人のしたことは良くないが、
何だかこの人、憎めないんだよなぁ~)」
吉備「おいおい どういう事だ まったくつかないぞ」
谷津根「そろそろ良いだろう 」
吉備「」
透明「(おっと、ここで谷津根ちゃん登場か)」
吉備「な、なんだなんだ」
谷津根「吉備 」
吉備「ひや~っ谷津根 」
透明「(そう言えば、何で吉備さんは谷津根ちゃんのこと
知っているんだ)」
知っているんだ)」
次回、谷津根VS吉備&透明
続く ・・・。
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