流れ~流れて~ ・15
守護「そんなことが、できるというのか」
透明「う~ん二人で霊界に帰るという結果だけ
もたらすことで良いならですけど」
奈津「どういうこと」
透明「まあ、順を追って説明するよ
さてと、揚羽 」
揚羽「黒揚羽です」
守護「」
奈津「な、ナニこ、怖い」
守護「お、鬼じゃと」
守護霊様&奈津ちゃん放心状態
揚羽「・・・コイツら何ですか」
透明「お前、状況視てなかったの」
揚羽「はい毎日ご主人を視ていなければ
ならないのですか」
透明「そんなことはないけど・・・」
揚羽「・・・・・・。」
透明「・・・・・・。」
揚羽「べ、別に、嫌いとかそうゆうんじゃ
無いんだからね
無いんだからね
・・・これからは、仕方ないから
視ててあげるわよ 」
視ててあげるわよ 」
はぁ~なんでいつもツンデレに付き合わされるんだ
透明「いや別に毎日視ててくれなくてもいいけど
・・・あっとそうそう
揚羽天甘露返して」
揚羽「なっ ナニいっちゃってるんですか~
ちょば×△@*+#~~~~~っ 」
ナニいってるか、わかりませんけど・・・
透明「揚羽落ち着いて
別に取り上げるワケじゃないよ
こないだの残りの天甘露を家に置いてきて
しまったから、家に帰ったら返すからさ」
揚羽「い、嫌です嫌ですいやいやいや~ 」
子供かお前は・・・
透明「んっ」
私のズボンを何かが引っ張っている
透明「優鬼」
優鬼「みっ」
優鬼が小さい手で、何かを差し出してくる
透明「天甘露いいのか優鬼」
優鬼「みっ」
ちらっと、揚羽をみる私
揚羽「うっ・・・分かりました
優鬼の天甘露を使わせるわけには行きません
うううっ・・・どうぞ」
透明「優鬼、揚羽、ありがとうね
さてと、お待たせしましたんっ」
部屋の隅で二人が緊張している
透明「大丈夫ですよこの子達は私のシキですから、
何もしません
それよりも、これからこの天甘露を使って
行徳を作ります
行徳を作ります
それを、奈津ちゃんに持たせてあげてください」
守護「行徳とな」
奈津「ぎょうとくってナニ」
透明「行徳というのは、修行を勤勉に行なった証
みたいなモノ修行というのは、
お坊さんがするような修行方法もあるけど、
この世の生き方でもある
普通は、全うに生き木人図の主題となることに
何処まで尽力し、徳を得たかで、この行徳は
何処まで尽力し、徳を得たかで、この行徳は
得られるものなんだけど、なかなか積むには
難しいものでもあるんだ」
守護「おんし・・・良いのか
それほどの行徳を、見ず知らずのわれらに・・・。」
透明「う~ん、人助け、もとい
霊助けも徳の一種でしょ
1000の徳も1の徳も、同じですから
要は、徳を積む生き方次第ってことですよ」
守護「すまぬ・・・」
透明「でも、正直のところ、これだけの行徳を
もって地獄門の審判を受けても、まだ
足りないと思います」
奈津「マジ」
守護「そうか・・・。」
透明「そこで、提案です
守護霊様の霊格を仏様にお返しして
懇願できませんでしょうか」
懇願できませんでしょうか」
守護「・・・それで、足りるのか」
透明「はいしかし、守護霊様はもう一度
転生すれば、神となれる霊格です
霊格を返すとなると、千年の時を
無駄にしますが、それでも良いですか」
無駄にしますが、それでも良いですか」
守護「良いそれで、奈津が助かるのなら」
奈津「ちょ、ちょっとまって
それじゃ~、守護霊様だけが犠牲に」
透明「奈津ちゃんもうコレしか無いんだよ
守護霊様も奈津ちゃんも、霊界に帰れる
方法はね・・・」
守護「奈津やこれで良い別に、われは神に
なる気は最初から無い
そんなものを脱ぎ捨てるだけで、
われらが助かるのなら、安いものじゃ」
われらが助かるのなら、安いものじゃ」
透明「・・・・・。」
安いモノか・・・本来はそんな生易しいものでは無い
ここまでの霊格を得るためには、相当の苦労と
時間がかかったはず・・・それでも、奈津ちゃんを
時間がかかったはず・・・それでも、奈津ちゃんを
救うために・・・この方が、何故ここまでの霊格を
得たのかが、分かる気がする
得たのかが、分かる気がする
次回、ファイナル
二人は無事に、霊界へ帰れるのか
二人は無事に、霊界へ帰れるのか
続く ・・・。
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