占い師の日記

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実は…。・鑑定95ー18

2015年10月12日 08時00分49秒 | 鑑定94-鑑定97*
実は・・・。18



透明「ビシャマ・・・カル・・・バ・・・

   (くっ・・・やはり一筋縄ではいかないか)

   ・・・ごふっ

タイ「と、透明


鮮血を吐き出す透明・・・

細かい血管が悲鳴を上げている


透明「はぁはぁはぁはぁ・・・オン・バシャ・・・

黒蝶「透明殿無茶じゃ

透明「・・・・ハク・・・ドウ・・・。

   (もう少しのはずだ・・・古の呪を現代の修法に

   切り替えることができれば・・・
。)」

黒蝶「・・・透明殿・・・どうして・・・

透明「(そういえば・・・私は、何でここまでして・・・)」

黒蝶「もうよい・・・もう・・・よいのじゃ・・・

透明「嫌なんです・・・・ボウ・サ・バク・・・。」

黒蝶「えっ

透明「(そうだ私は、嫌なんだきっと・・・こんな儀式も、

   盟約も・・・鬼が犠牲になるのも・・・・。
)」



鮮血が、大広間を塗り替えてゆく・・・。


透明「ギョウ・・・シュ・・・ごふっ

   (あれっ・・・もう・・・ダメなのか

   ・・・・いやまだだ
)」


私は、渾身の力を込めて呪を上書きしてゆく・・・



黒蝶「・・・・

透明「ニヤッ



黒蝶の君を縛っていた呪が崩れ落ちてゆく

その後に残ったのは、細くか弱い光の糸


透明「我、汝の・・・ごふっ・・・主なり

   汝・・・黒揚羽と称すものなり・・・ごふっ

   我が契約・・・受けるか


黒蝶「・・・当たり前じゃ・・・我・・・汝の

   守護者とならん


透明「・・・・・ありがとう・・・



その場に倒れ込む透明・・・


タイ「透明

醍醐「透明くん

彩愛「透明様



うっすらと聞こえる沢山の声・・・何だか・・・


心地いい・・・

どれぐらいの時間がたったのだろう

私は夢を見ていた・・・。


揚羽「・・・透明様透明様・・・。」

透明「んっ・・・あれ・・・ここは・・・。」

揚羽「何故、彼方は私を助けたのですか

透明「・・・あれっ黒蝶の君・・・しゃべり方が

揚羽「これは、私も驚いています彼方の契約が

   彼方の記憶を元に構成させている結果だと思います

   って、そんなことはどうでも良いでしょう

   それに、私はもう黒蝶の君ではなく、黒揚羽です

   彼方が命名したのですから、忘れないでください

透明「あっそうだった・・・

揚羽「・・・まだ、答えを聞いていませんが

透明「・・・ああそっか

   う~ん・・・何でだろう

揚羽「はぁ~

透明「多分、嫌だっただけだと思うよ

揚羽「

透明「揚羽の盟約を終わらせて、新たな契約をすれば、

   揚羽は、鬼界に帰る必要はない・・・それに、

   古の盟約をここで新たな人物に結び直されれば

   盟約自体がその効力を失い、今後、醍醐家には

   鬼が召喚されることは無くなるだろうからね

揚羽「・・・そんな・・・自分勝手な・・・

透明「あははははっ確かに、身勝手だね

   でも・・・もう一つ、理由はあるかな

揚羽「

透明「揚羽人間は、確かに身勝手で我が儘かもしれない

   でもね、人間にはもっと沢山の魅力があるんだ

   それを、教えてあげたい・・・揚羽が見てきた

   世界の小ささを、狭さを、私が教えてあげる


揚羽「・・・・・わ、分かりました

   それでは、責任をもってそうしてください

   ・・・・・それと何度も言いますが

   私の名前は、黒揚羽です

   次に間違えたら喰らいますよ

透明「わかったわかった黒揚羽

   これから、よろしくね

揚羽「・・・よ、よろしくお願いします・・・

   べ、別に、感謝なんてしてないんだからね

   ・・・・・・ありがとう・・・。」

透明「んっなに

揚羽「な、何でもないです



しばらくして・・・



透明「・・・ここは・・・あっ

タイ「透明目覚めたか

透明「タイさん・・・私は・・・。」

タイ「まったくなさけねぇ~なぁ~

   お前、儀式が終わった後、その場に倒れたんだぞ

透明「・・・そ、そうだ



ベットから飛び起き、直ぐに走り出す


タイ「な、何だよ思った以上に元気そうじゃねぇ~か

   心配して損した



私は、急いで儀式を行なった場所に戻る・・・。


彩愛「と、透明様大丈夫なのですか

透明「すみませんでした心配おかけました

   ・・・・・・・うん彩愛さんの鬼との盟約は、

   完全に断ち切れていますねよかった

彩愛「本当ですかあ、ありがとうございました

醍醐「おおっ透明くん大丈夫かね



私は、皆さんを食堂に集め、今までの経緯と

これから醍醐家には鬼が降りることは無いことを説明した・・・。




醍醐「・・・これで、我が醍醐家も・・・。

   透明くん・・・本当にありがとう

タイ「しかし、透明お前、大丈夫なのか

   そんな強力な鬼を使役しちまって

透明「大丈夫大丈夫そんなに柔じゃないから

彩愛「それでは、せめてお医者様に見ていただいた方が・・・

透明「それも、大丈夫ですそれに、早く帰らないと

   待ってくれているお客様にも悪いですしね


醍醐「それでは、透明くんこれは約束の報酬ですじゃ

   お納め下され

透明「いいえこの報酬はいただけません

彩愛「えっ

タイ「お、おい

醍醐「どういうことかね

透明「私は、醍醐家から大切な鬼をお預かりさせて

   いただきましたので、それだけで十分です

   それに、そのお金は過去に帰された鬼達を

   とむらう為に使って欲しいんです
!」

醍醐「・・・・・透明くん・・・わかりました

   それでは、これで鬼達の供養塔を作り、

   とむらわせていただきましょう

   その代わりと言っては何じゃが

   君には、彩愛をやろう

   いやもらってくれんか

   ワシは、君が気に入ってしまってなぁ~

彩愛「御爺様

タイ「そりゃ~ぁ~いい話じゃねぇ~ですか

透明「いやいやいやいや

   せっかくですが・・・


ガシャ~ン


近くに置いてあった花瓶がいきなり割れる


醍醐「

透明「あははははっ使役した鬼も反対している

   ようですし
それに、せっかく切り離した

   鬼とのつながりができるのは、本末転倒ですので、

   このお話は、お気持ちだけいただいておきます

醍醐「そ、そうか・・・残念じゃ・・・




こうして、黒揚羽と透明のヘンテコな共同生活が始まる・・・。




~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


揚羽「マスター起きてください

   マスターマスター

透明「ムニャムニャ・・・はっ

   な、な、な、何で布団の中に入ってるんだ~っ

揚羽「・・・・・べ、別に、寝顔を見ていたわけじゃ

   ないんだからね

   私は、ご主人を起こしにきただけなんだから

透明「・・・・・・・。」

揚羽「・・・・・・・。」

透明「・・・・・・・。」

揚羽「き、今日は・・・ゆ、許してあげる



なんだかなぁ~・・・


透明「さぁ~てと今日も良い天気だ~

   張り切って行こうか


揚羽「YESBOOS





                 





~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

 この記事を最初から読むには

  鑑定95(燃えよ!爺さん!!) 実は・・・。

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