全開 ダメ~~~ンズ ・15
透明「それは、和重くんが体験した事」
和重「」
透明「意識の乗っ取りだよ」
和重「」
透明「多分、和重くんは今回の事、自分の意思で
行ったと想っていると思うのだけど、
実は、本来の和重くんなら、この状況は
起こしていない・・・
もちろん、霊はその人の欲や願望に同調し
意識に影響を与えているから、自分が起こした
意識に影響を与えているから、自分が起こした
ことと想ってしまうことも多いのだけど、
自分自身で行ったことと、意識に介入されて
起こしたことでは、大きく違う点があるんだ
それは、理性が働いていないということ
通常人間は、どんなに突飛な行動を起こす
ことがあっても、ある程度の算段が頭にある
その算段が正しい正しくないは別として、
算段があるうちは、理性が必ず働いているという
ことになるんだ
この理性は、今後も生きて行かなければならない
からこそ出てくるもので、生きている証とも
言えなくもない
しかし、霊は人間としての生涯を終わらせている分、
先の算段が無い状態で、ただ欲や願望を増長させて
行動につなげてしまう傾向が強いんだよ」
和重「た、確かに・・・僕は会社を辞めるとき、何も
考えていなかった気がします・・・」
透明「それでも、今回の和重くんのように、自分の欲や願望の
成就という形での影響は、自分自身が起こしたものと
認識してしまうことが多いから、後悔することが
少ないけど、中には、取り憑いて意識を全て霊に
認識してしまうことが多いから、後悔することが
少ないけど、中には、取り憑いて意識を全て霊に
もって行かれるという恐ろしい場合もある
要するに、取り憑きというのは、霊と人間の意識の
引っ張り合いにより、行動が決まってくるということに
引っ張り合いにより、行動が決まってくるということに
なるんだ」
和重「ということは、霊に勝って意識を持って行かれない人も
いるんですか」
透明「もちろんいるよ
ただ、霊というのは身体に入ってしまっている分、
深層心理に近い場所にいるから、余程強い精神力が
なければ、打ち勝つことができないもの事実
それに、霊に意識を乗っ取られなくても、他の霊障は
進行しているから、どちらにせよ霊には早く出て行って
もらわないといけないよね」
和重「そ、そうですね・・・何だか、今でも自分に霊が憑いていた
ことが不思議ですが、先生の話を聞いていたら、思い当たる
ことが多かったので、やっぱり取り憑かれていたのですね」
透明「さてと、霊障についてはこれくらいで良いかな
それじゃぁ、早速格子を閉めようか」
和重「お、お願いします」
私は、おもむろに机の引き出しに入っている法具を取り出す
透明「これは、鍵型の法具なんだけど、その人の六感を閉めたり
開いたりするものなんだ」
和重「知っています昴さんの法具ですよね
でも、六感て・・・」
透明「確かに不思議かもしれないけど、人間に備わっている六感は、
全て、この格子が特殊な形で開いていることで起こる現象
なんだよ
霊感であれば、視覚を司る格子だけが特殊な形で開いて
しまうことで霊感という視野を持ってしまう
他の六感も、その部分の格子が特殊に開くから出てしまう
能力なんだ
要するに、今までは肉体を通して感じていたことが、
格子を開くことで魂自体が、直接的に外のモノを
感じるようになるから、強い能力が出てくるということなんだ
格子を開くことで魂自体が、直接的に外のモノを
感じるようになるから、強い能力が出てくるということなんだ
っと、また脱線してしまったね
要するに、この法具は六感を閉めるというだけでなく、
開いてしまった格子を閉めることができる法具なんだよ」
和重「なるほど」
透明「もちろん、この後、自分でできる格子の閉め方は教えるけど、
今は、少しでも早く格子を閉めたいから、この法具で閉めてしまうね」
ということで、昴の法具を使い、楽をする透明先生
この後、和重くんには自分ででき格子の閉め方を教えたのですが、
皆さんには、記事の最後にちゃんとレクチャーしますので、
待っていてくださいね
待っていてくださいね
続く ・・・。
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