風忌(かざき)の門 ・9
揚羽「・・・ところで、ご主人
この状況は」
透明「いやぁ~っ何だか、熱烈アプローチ
されているんだよね~アタタッ」
揚羽「それは、愛の告白ということですか」
透明「う~ん・・・多分、そうなんじゃないかな~」
揚羽「ふ~ん・・・っで、この状況・・・。」
透明「たははっ」
揚羽「はぁ~っ・・・まったく、どうしてあなたは、
いつも変なことに巻き込まれるんですか 」
いつも変なことに巻き込まれるんですか 」
透明「それは、私が聞きたいくらいだよ~ 」
霧神「・・・・・ちょっと」
透明「」
揚羽「・・・・・。」
霧神「あなた・・・式神」
揚羽「そうですが何か」
霧神「ふ~ん・・・結界にどうやって入ってきたかは
分かりませんが・・・。
透明さんは、そういうのが好み
だったのですね・・・わかりました
だったのですね・・・わかりました
私も、その式神みたいな格好をすれば、
透明さんに愛してもらえるんですね」
透明「そういう発言は、やめてくれ~
揚羽の格好は、揚羽の自由であって、
私の趣味では・・・あっ」
霧神「・・・・揚羽っていうんですね 」
透明「あっいやちがっ」
揚羽「はぁ~っ」
霧神「揚羽・・・・バ・コウ・ク・シャリ・・・。
式神退散持名(じめい)揚羽 」
式神退散持名(じめい)揚羽 」
揚羽「・・・・・」
霧神「あらっなぜ消えないのでしょう」
アブねぇ~普段から黒揚羽を揚羽って
呼んでおいて正解だよ
しかし、式神を解除する呪法まで知ってるとは・・・。
霧神「・・・まあ、良いでしょう
式神さんあなた、まさか私達の間に
割って入るつもりですか 」
割って入るつもりですか 」
揚羽「くすっ・・・罷り通ります当然でしょ」
霧神「くくくくくくっ式神風情が、私に勝てるとでも」
揚羽「勝てますよ
あなた程度の術者なら」
霧神「プチッゴウ・サ・リョウ・リ・・・。」
空気が急に軽くなる・・・
透明「揚羽気をつけろよ
あいつ、場の転換がうますぎる」
揚羽「ええっ、確かに、これでは私は飛ぶことは
できないですね~
まさか、私の属性と逆の属性の場を作るなんて、
嫌な女です
でも・・・・・。」
霧神「くくくっあなたの属性なら、これで動きは
半減でしょ
さて・・・人の恋路を邪魔する小虫には、
プチッと潰れてもらいましょうか 」
うわ~っ凄いことサラッと言うところが、
マジで、怖いんですけど~~~っ
「シ~~~~~ッキ~~~~~ッ 」
霧神「うっな、なにこの頭に響く音」
ピシッ
空間が砕けるような音が聞こえる
霧神「」
「ム~~~~ッ揚羽~はやい~」
揚羽「先輩~」
透明「ま、まさか」
六羽「ご主人たま~ったっだいま~っ 」
透明「む、六羽なのか」
小さな少年の姿をした、その式神は紛れもなく
六羽と同じ気質で存在していた
六羽「そうだぉあっポッン」
透明「あっお前、元の姿にも戻れるのか」
六羽「む~~っ」
透明「六羽・・・お帰り」
そっと、六羽に頬ずりする・・・。
揚羽「ああ~っ先輩だけズルい~~~っ 」
六羽「ポンッ揚羽~
はやい~の~おいてくな~」
揚羽「す、すみません」
霧神「お、お前も、式神か~~~っ」
六羽「だれこのオバちゃん」
霧神「オバッ」
揚羽「アハハハハハッ先輩~ナイスです」
六羽「ふぇ」
霧神「・・・もう・・・許しません」
揚羽「先輩は、ご主人様の治療をお願いします
私は、あの性悪女を」
六羽「うんポンッ」
もとに戻った六羽が、わたしの傷口に気を当てる・・・。
はぁ~・・・痛みが引いてゆく
しかし、最臥さん凄いな~
この二人の能力をここまで引き上げるなんて
次回、黒揚羽VS霧神です
続く ・・・。
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