風忌(かざき)の門 ・13
最臥「透明くん」
透明「」
最臥「すまないのだが、狩理と留鬼を頼む」
透明「えっ」
狩理「・・・最臥様・・・。」
最臥「狩理、留鬼・・・今までご苦労だったね
お前たちには、苦労をかけた
きっと、透明くんなら、お前たちを受け入れて
くれるだろう
幸せにしてもらいなさい・・・。」
狩理「はははははっ何を言っているのですか
透明には、あの二人がおるでしょう
・・・最後まで、お供させてもらいますぞ」
留鬼「狩理・・・当たり前のことを言わないでください」
最臥「お前たち・・・」
揚羽「・・・何を戯言をほざいておるのじゃ 」
最臥「」
狩理「黒揚羽」
留鬼「そこをどいてくれますか」
揚羽「言ったであろう妾に指示をしてよいのは、
我が主だけじゃと」
六羽「だめだよ痛いよ怖いよ」
最臥「黒揚羽くん・・・六羽くん・・・」
六羽「それに、もう、でてこないよ
六羽が、蓋してるから~」
留鬼「」
風忌の門に光のカーテンのようなものが掛かっている
最臥「そうか君の力は、自然の摂理にじゅんじているの
だったな
・・・・しかし、君の力でも、門を閉じることは・・・
その昔、今回の風忌の門とは違う、火忌の門が開いた時、
時の帝は、門を閉じるために、苦渋の選択として、
贄を用意した・・・つまり、人柱じゃよ・・・。
自然の摂理で開いた門は、摂理とは真逆な行為
つまり、摂理を歪める行為で反発させ、
門を閉じるしか方法がない
その為に、犠牲となったのが・・・当時の儒家一族」
揚羽「最臥殿どんな言葉を並べてようとも、
妾達は、ここをどくわけにはいかんのじゃよ~
主様がああなってはのぉ~ 」
狩理「と、透明」
留鬼「透明殿・・・目が・・・」
皆の後ろから、門へと歩を進める透明
透明「狩理・・・どけ」
門の前に立ち、門を隈なく覗き見る・・・。
最臥「・・・透明くん観似手を」
透明「最臥さん・・・兄弟で、同じことはさせませんよ
もうこれ以上、手の届く場所で、大切な人が
犠牲になるのは、耐えられませんから・・・。」
犠牲になるのは、耐えられませんから・・・。」
最臥「し、しかし、透明くん
いくら君でも」
透明「忘れていませんか
あなたが、最初に私に警告してくれたこと・・・。
あなたが唯一懸念していた、私の能力を」
最臥「・・・しかし、それを使ったら、君も・・・」
透明「慣れてますから
それに、今はもう一人じゃない」
揚羽「主殿~」
六羽「」
透明「揚羽六羽少し手を貸してもらうよ」
揚羽「仰せのままに・・・」
六羽「や~るじょ~~~~~ぉ」
次回、風忌の門は閉じるのか
続く ・・・。
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