今は昔の物語 ・5
尼野辺「喰われたですか・・・確かに
この島は、弥勒庵を中心に
全てが動いていると言ってもよい・・・。
全てが動いていると言ってもよい・・・。
まさに、弥勒庵の腹の中に入ったと
いうことですな」
透明「でも、この島が本当に」
尼野辺「ええ・・・この島は、この国
火の国の要柱(かなめばしら)の1つ
ですから、いずな様としても、
今後の火の国の安全を考えて、
取り戻しておきたいのだと思います」
透明「要柱か・・・正直、ピンとこないけど
この島をどうにかしないと、まずいのは
肌で感じます・・・」
尼野辺「まあ、立ち話もこれくらいにして、
弥勒庵まで歩を進めましょう」
透明「そうですね」
私たちは、道なき道を進みはじめる
透明「しかし、暑いですねぇ~」
尼野辺「そうですね~でも、そこから急に
涼しくなりますよ」
透明「」
そこから・・・何もないけど・・・
透明「」
尼野辺「ねっ」
透明「さ、さむっ何ですかこれは」
尼野辺「一つ目の結界を越えた証拠です」
透明「結界
全然、わからなかった」
尼野辺「ここの結界は、島全体を法陣として捉え
構成されていますので、見た目には
構成されていますので、見た目には
わからないのです」
透明「ひぇ~」
たった100メートル進んだだけでこれかよ
結界外の気温と10度以上差がある・・・
これは、想っていた以上にしんどいかも
尼野辺「ハァハァ」
透明「大丈夫ですか」
尼野辺「すみません
二つ目の結界を過ぎてから、空気が薄くて」
透明「えっ二つ目の結界」
尼野辺「気づきませんでしたか
200メートル前くらいから、
第二の結界に入っています・・・はぁはぁ」
透明「ぜ、全然、気づかなかった
確かに、言われてみれば、空気が薄いような
尼野辺さん、少し歩くスピード落としましょう」
尼野辺「ありがとうございます
透明様・・・やはり、そうとう鍛えてきた
みたいですね
通常なら、かなりシンドイ状況ですが・・・」
透明「あははっ無酸素運動し過ぎて、麻痺しちゃった
みたいですね」
尼野辺「やはり、貴方は・・・」
透明「」
尼野辺「いや、貴方のお師匠様から聞かされていた通りの方
みたいです」
透明「尼野辺さん、師匠とも交流が」
尼野辺「はい貴方のお師匠様とは、昔色々とありまして」
透明「色々と・・・何だか、聞いてはいけない気が・・・」
尼野辺「はははっ私も昔はヤンチャでした・・・
しかし最終的には、貴方のお師匠様に救われたのです」
透明「そうだったのですか・・・ちなみに、1つ聞いていいですか」
尼野辺「はい」
透明「師匠は、ここへは」
尼野辺「残念ながら、ここに来る前に・・・。」
透明「そうでしたか・・・。」
尼野辺「でも、きっと貴方のお師匠様でも、弥勒庵を
攻略することは難しかったかもしれません・・・。」
攻略することは難しかったかもしれません・・・。」
透明「えっ」
尼野辺「お師匠様のお力は、重々承知していますが、
なんでしょう・・・こう・・・上手く説明
できないのですが・・・相性が悪いと言いますか・・・。」
透明「相性」
尼野辺「はいそれは、貴方のお師匠様も仰っていました
弥勒庵の性質とは、合わないと・・・。」
透明「性質・・・。
私は、どうなのでしょう」
尼野辺「すみません・・・私は透明様の性質を計れる程の
力を有していないので何とも」
透明「はははっすみません
変なことを聞いてしまって」
尼野辺「で、ですが・・・昔から、弥勒庵に挑戦する者は、
弥勒庵が呼んだ者だと言われています
弥勒庵が呼んだ者だと言われています
そういう意味では、相性は悪くないのでは
ないかと・・・。」
透明「す、すみません
変に気を使わせてしまって
師匠でも難しいと聞いてしまって、
柄にもなく、ちょっと不安になってしまって
あは、あははははっ・・・・」
尼野辺「い、いえいえ私こそ、変なことを
あっ見えてきました」
透明「」
木々の合間からだが、その建物は異様な存在感を
見せていた・・・。
透明「あれが・・・。」
尼野辺「そうです弥勒庵です」
続く ・・・。
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