今は昔の物語 ・6
透明「・・・凄いな・・・・
建物自体は、大きくないのに、
存在感だけは、下から高層ビルを見上げる
くらいの感覚がある・・・。」
くらいの感覚がある・・・。」
尼野辺「ええしかし、見た目は庵程度の建物
ですが、地下は相当に広いと言われています
透明様には、地下へ地下へと進んでいただきます」
透明「地下は、何階まで」
尼野辺「それが・・・いずな様が持つ文献にも
載っていないのです」
透明「」
尼野辺「この弥勒庵は、いずな様のお祖父様が建てられた
建物です
その構造は、全て謎に包まれています
ただ、文献には、建物自体が法陣式で構成されて
いることだけ記載されていました・・・。」
透明「建物自体が法陣式・・・ということは、
地下に広がるフィールドも、全て法陣式という
ことか・・・凄いな・・・」
尼野辺「いずな様の家系は、伝統ある陰陽師の家系・・・。
この庵を作る際にも、神事を承り、四柱の1つとして
重要な役割をになっていたとされています
それだけに、この庵はまさに鉄壁
外部からの干渉を受け付けない構造になっている
と言われています」
透明「だから、内部からということですね」
尼野辺「はい」
透明「この国を護る要として作られた弥勒庵でも、
年月には逆らえないか・・・。」
尼野辺「ええ・・・弥勒庵の法陣式は、今でも発動して
いますが、徐々にその力に変化が出てきて
しまっています・・・。」
透明「そうですよね~
建物や掘った地下構造も、時間が経てば
老朽化してしまう
自然に任せることで、力は無限に得られるとしても、
受け取る器に穴が空いてしまったり、
形に変化が生じれば、その力の流れも
変わってしまいます
形に変化が生じれば、その力の流れも
変わってしまいます
これだけの法陣式ですから、もし悪い方向へ
力が変化してしまえば、とてつもない災いを
引き寄せてしまうこともありえます
普遍的に使えるように考え、作られた建物でも、
常にメンテナンスをしなければ、老朽化は
避けられない・・・。」
尼野辺「はい・・・お恥ずかしい話、いずな様のお父様は、
こういったことには、無頓着な方だったらしく、
弥勒庵の存在すら忘れていたようで・・・」
透明「どんなに伝統のある家系でも、それを継ぐのは
人ですから、仕方ありません
人ですから、仕方ありません
逆に、おばばが継いでくれたことが救いですよ
もし、おばばの代でも、ここに触れなければ
次世代には、何が起こったか
考えただけでもゾッとします」
尼野辺「痛み入ります・・・」
透明「さてと、それじゃあ~
最後にもう一度確認ですが、私は弥勒庵の地下に
存在すると言われている、法陣式を動かす根幹
つまり、動力となる永久法陣を破壊してくれば
良いということでいいですね」
存在すると言われている、法陣式を動かす根幹
つまり、動力となる永久法陣を破壊してくれば
良いということでいいですね」
尼野辺「はい
実際、いくら優れた永久法陣でも、
法陣式自体が壊れてしまっては、意味がありません
もう一度、法陣式を構成するにも、永久法陣が
ある限り、手を出すことができませんので、
何卒、よろしくお願い致します」
透明「了解しました
それでは、行ってきますね」
尼野辺「透明様」
透明「」
尼野辺「どうか、お気をつけください
危ないと感じたら、直ぐに撤退を・・・。」
透明「わかりましたそれでは」
私は古く重たい戸を開こうとするが、びくともしない
透明「そりゃそうだ簡単に開いたら世話ないよな
・・・・いつ・む・なな・や・・・護法・・・ 。」
今までびくともしなかった戸は、自動ドアのように
す~っと開く・・・
重苦しい気配が立ち込める中、歩を進める・・・。
弥勒庵は、獲物を飲み込むように、静かに餌を
招き入れたゆく ・・・。
招き入れたゆく ・・・。
続く ・・・。
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