今は昔の物語 ・10
地下2階 ・・・暗闇は色を濃くし、
何者をも拒む・・・。
透明「ひぇ~っライトがなければ
何にも見えないや
しかし・・・これはまた・・・」
地下2階を照らす光は、暗闇に吸い込まれ
奥まで見えない・・・
奥まで見えない・・・
地下1階とは違い、このフロアーは、
さらに複雑な様相をしていた
透明「とにかく、歩いて見るか・・・」
意を決して歩みを進める透明だが、
何か違和感がまとわりついて離れない・・・。
透明「・・・・ここは、部屋が無いのか」
長い廊下は、複雑になっており、少し進むと
3つに・・・もう少し進むと2つに・・・
さらに進むと4つに・・・道が複雑に分かれ
すでに、今どこにいるのかが分からなく
なっている
透明「まるで迷路だなぁ~
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・えっ 」
かなり歩いた感覚はあったのだが、目の前に
広がる光景は覚えがある・・・
透明「はぁ~・・・・入り口に逆戻りか
まあ、よくあるパターンだけど、
コイツは想っていたよりも難解だぞ」
私は、俗に言う左手の法則に従って進んでいた
左手を壁につけたまま、進むことで、必ずゴールを
見出だせる簡単な方法だがこの部屋は確実に
壁が複数箇所、繋がっていないということになる
こうなると・・・・。
透明「仕方がない・・・少し原始的だけど、
床に目印をつけながら進んでゆくしか
方法がないか
・・・・・あれっこれって・・・
おお~っ気が付かなかったけど、
壁の高い所に、あったんだ」
手元の壁に意識をとられ、今まで気が付かなかったが、
丁度手の届く位の壁の上に幾つものオイルランプが
設置されている
設置されている
透明「え~っと・・・・おお
オイルも入ってる
念の為、注意しながら・・・・おっ
点いた」
私は、もっていたライターで、慎重に火をつけてみる
透明「火・・・ちっちゃ
でも、全てに火をつけながら行けば、
結構明るくなるかも・・・
う~ん・・・だけど、これだけだと
完全には攻略できないようになっているから、
やっぱり、印は必要か・・・。」
ランプに火をともしながら、床に印をつけて進む
地味だが、一番効率が良い方法をとる
しばらく進むと・・・。
透明「あれっ
ここって・・・・また振り出しか
う~~~~うっ・・・めんどい」
こんな感じで進んで行くこと、1時間
段々、印をつけた場所を把握できてきた
透明「ここをこっちに曲がるとダメだから・・・。
おっここは初めて通るぞ
よしよし」
そんなことを繰り返し・・・。
透明「・・・あった
このフロアー初の部屋見っけ」
目の前には、悠然と存在する立派な扉が
透明「・・・・・う~ん・・・やっぱり、
おかしい」
扉を目の前にして、ドアノブに手をかけようと
した時、ふと最初から感じていた違和感に
立ち返る・・・。
立ち返る・・・。
透明「ふむっ・・・・少し頭の中を整理しようか
今まで通ってきた道・・・何か変な感じが
拭えなかった・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やっぱり、そうだよなぁ~
間違いなく、この扉・・・罠だよね」
次回、地下2階の恐怖が透明を襲う
続く ・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
https://guardian-jewelry.com/
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります
応援よろしくお願いします
↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所ポチッとよろしくお願いします