沙河無二の輪会(さかむにのわかい)・5
透明「つまりその物が何を意図して作られたか
によって、物に込められた呪が特定しやすい
それが祝いの呪であれば、その祝いの呪を
取り去らうか正しく直すことでもう一度
祝いの呪物として使えるようにするか選べるし、
人を恨む呪いの呪物であれば、その呪いが
どういった経緯で作られたのかを調べて
根源を特定して破壊しなければならなくなるんだ」
乗代「な、何か、難しそうですね
やっぱり、祝いと恨みであれば、
呪解は祝いの方が簡単なんですか」
透明「まあ、難しさは変わらないけど、
祝いの呪の方が特定はしやすいからね
とかく祝い事というのは、相場が決まっていて、
恨みなどのマイナス思念の方が幅が広いから、
特定しづらいというのはある
本来であれば、人が幸せになるために
もっと人々が率先して、祝い事を
増やしてゆければ、幸せの呪が連鎖して
世の中がより良くなるんだけど、なかなか
浸透していかないのが現状なんだ」
乗代「なんでですかねぇ」
透明「まあ、それを教える場所も教育も
今は無いからね さて、その話は
長くなっちゃうからまた別の機会にして、
呪物の説明をもう少ししようね」
乗代「お願いします」
透明「さて、呪物は人の手によって作られたと
言ったけど、その呪物を動かす原動力は
どこから来ているか知っているかな」
乗代「それはやはり、人の想いじゃないですか
よく先代が言っていましたけど、
人のチュよい想いは、念になり、
呪を構成しやすいと・・・。」
透明「(今、さらっと流したけど、噛んだよね
チュよいって・・・くくくくっ
・・・や、やばい笑っちゃだめだ)
そ、そうだね・・・で、でも、人の念だけが
呪物を構成するとは限らないんだよ」
乗代「えっ」
透明「乗代さんは、御仏に仕える身でしょ
お寺で作っている御札も、十分強力な呪物なんだ」
乗代「あっそうですよね」
透明「神仏の力を借りること、自然(五元素)や
もちろん、自身の内なる思念や英霊、
それ以外にも他の階層(六道や地獄など)の力を
借りる物もできる
つまり呪物は、私達を取り巻く世界の力(エネルギー)を
呪法を用いて変化させ使う手法のひとつ
簡単なものであれば誰でも作れるし、熟練すれば
よりできることが増えるものでもある
ただ、ここで覚えておいてほしいのが
この呪物を使うのも人間であること
当然力を持てばその力の振るい方が重要になるし、
使い方を間違えれば、身を滅ぼす諸刃の剣にもなるからね」
乗代「透明先生が作っている法具なんかも同じですか
私もいくつか持っているんですが」
透明「あははっやっぱり乗代さんか
送る時に名前があったから、
そうじゃないかと思っていたんだ
まあ、私達が作る法具は除外していいよ
ちゃんとリミッターもかけているし、絶対に
マイナスの方向へ行かないような呪法を
用いているからこれは企業秘密だから
教えられないけどね」
乗代「あははっそれは聞いてもわからないと思いますが
でも、安心しました聞けて良かったです
まあ、先生のことだから、多分大丈夫
だとは思っていましたけどね
しかし、なんで古い呪物は、そういった
リミッターなどがかかっていないんでしょう」
透明「ただ単に、昔よりも今の方が技術も上がっている
というのもあるだろうけど、たぶん昔は、
安全よりも効果重視だったんだろうね
効果が高ければ高いほど良いと思われていた時代
だったから、過剰に効力を出しすぎて使用者を
壊してしまうことは考えなかったのかもしれないね」
乗代「なんだか、怖いですね・・・」
透明「そうだねまあ、私達のような術者は、
そういった過去の遺物をどうにかするのが
仕事でもあるから、いつかは危険な物は
無くなると思っているけどね」
乗代「そうですよね私もお手伝いできるように
頑張ります」
透明「さて、本題に戻ろうか」
続く・・・。
透明「つまりその物が何を意図して作られたか
によって、物に込められた呪が特定しやすい
それが祝いの呪であれば、その祝いの呪を
取り去らうか正しく直すことでもう一度
祝いの呪物として使えるようにするか選べるし、
人を恨む呪いの呪物であれば、その呪いが
どういった経緯で作られたのかを調べて
根源を特定して破壊しなければならなくなるんだ」
乗代「な、何か、難しそうですね
やっぱり、祝いと恨みであれば、
呪解は祝いの方が簡単なんですか」
透明「まあ、難しさは変わらないけど、
祝いの呪の方が特定はしやすいからね
とかく祝い事というのは、相場が決まっていて、
恨みなどのマイナス思念の方が幅が広いから、
特定しづらいというのはある
本来であれば、人が幸せになるために
もっと人々が率先して、祝い事を
増やしてゆければ、幸せの呪が連鎖して
世の中がより良くなるんだけど、なかなか
浸透していかないのが現状なんだ」
乗代「なんでですかねぇ」
透明「まあ、それを教える場所も教育も
今は無いからね さて、その話は
長くなっちゃうからまた別の機会にして、
呪物の説明をもう少ししようね」
乗代「お願いします」
透明「さて、呪物は人の手によって作られたと
言ったけど、その呪物を動かす原動力は
どこから来ているか知っているかな」
乗代「それはやはり、人の想いじゃないですか
よく先代が言っていましたけど、
人のチュよい想いは、念になり、
呪を構成しやすいと・・・。」
透明「(今、さらっと流したけど、噛んだよね
チュよいって・・・くくくくっ
・・・や、やばい笑っちゃだめだ)
そ、そうだね・・・で、でも、人の念だけが
呪物を構成するとは限らないんだよ」
乗代「えっ」
透明「乗代さんは、御仏に仕える身でしょ
お寺で作っている御札も、十分強力な呪物なんだ」
乗代「あっそうですよね」
透明「神仏の力を借りること、自然(五元素)や
もちろん、自身の内なる思念や英霊、
それ以外にも他の階層(六道や地獄など)の力を
借りる物もできる
つまり呪物は、私達を取り巻く世界の力(エネルギー)を
呪法を用いて変化させ使う手法のひとつ
簡単なものであれば誰でも作れるし、熟練すれば
よりできることが増えるものでもある
ただ、ここで覚えておいてほしいのが
この呪物を使うのも人間であること
当然力を持てばその力の振るい方が重要になるし、
使い方を間違えれば、身を滅ぼす諸刃の剣にもなるからね」
乗代「透明先生が作っている法具なんかも同じですか
私もいくつか持っているんですが」
透明「あははっやっぱり乗代さんか
送る時に名前があったから、
そうじゃないかと思っていたんだ
まあ、私達が作る法具は除外していいよ
ちゃんとリミッターもかけているし、絶対に
マイナスの方向へ行かないような呪法を
用いているからこれは企業秘密だから
教えられないけどね」
乗代「あははっそれは聞いてもわからないと思いますが
でも、安心しました聞けて良かったです
まあ、先生のことだから、多分大丈夫
だとは思っていましたけどね
しかし、なんで古い呪物は、そういった
リミッターなどがかかっていないんでしょう」
透明「ただ単に、昔よりも今の方が技術も上がっている
というのもあるだろうけど、たぶん昔は、
安全よりも効果重視だったんだろうね
効果が高ければ高いほど良いと思われていた時代
だったから、過剰に効力を出しすぎて使用者を
壊してしまうことは考えなかったのかもしれないね」
乗代「なんだか、怖いですね・・・」
透明「そうだねまあ、私達のような術者は、
そういった過去の遺物をどうにかするのが
仕事でもあるから、いつかは危険な物は
無くなると思っているけどね」
乗代「そうですよね私もお手伝いできるように
頑張ります」
透明「さて、本題に戻ろうか」
続く・・・。
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