これは蔵書なのよ。で、本棚に入っているということは少なくとも一度は読んだはず。
わたしは「本は文庫で買う」が掟だったので(今もそうだが、今は年に1、2冊しか買わない)
「ローマ人の物語」が出た時、文庫化するまで読むのを我慢していた。
ところが待ちに待った文庫化!と思ったら……
――というわけで塩野七生は「ローマ人の物語」3巻まで読んで以来、疎遠。
文庫でいえばなんとかがんばって7巻買って終わっていた。
その後十数年は全然読んでなかったが、前述の通り「皇帝フリードリヒ二世の生涯」で
久々に再会し、相変わらず面白かった。
疎遠になって以来の著書も数多くあることとて、そろそろ読み始めないと
全部ツブすまで相当かかることになる。何しろ畢生の対策「ローマ人の物語」ですら
3巻しか読んでないじゃないか!読みましょう。
そして1巻目ですけどねえ。
相当かみ砕いたところから始めてくれたな、という感想。
ローマの始まりと言えばロムルス・レムスの兄弟。
まあこれは伝説として、その後の黎明期をじっくり書いてくれる。
固有名詞に馴染みがないものが多いから、このくらいゆっくり説明してくれるのは有難い。
そしてローマをある程度描いて上で、古代ギリシア史もかなりさかのぼって、
かみ砕いて書いてくれる。
これもわかりやすくて助かったねえ。
古代ギリシアについてはプルタルコスを面白く読んだ程度で、
ギリシア世界そのものについてはほぼ高校の教科書レベルしか知らないから、
ギリシア植民都市が母都市とほとんど交流がない存在だと聞いて、へー!と驚く。
スパルタのスパルタぶりも具体的に読んで、へー!と驚く。
まあ何しろ啓蒙されるところが多々ありました。
塩野さんも書いている通り、ローマを書くにはギリシアを書かずには不可能。
たしかにそうだと思う。
それから、下巻のあとがきが示唆に富んでいると思った。
あとがきではないのか。「ひとまずの結び」と題された章だった。
当該の時代について、塩野七生はたしかに膨大な近現代の研究書に当たったそうだ。
それは言うまでもない。わたしはインプットとアウトプットの比率は50:1が
基本だと思っているので、この内容だと多分300冊は関連書を読んだと思う。
数字に根拠はないが。
が、塩野さんが一番啓発されたのは――しっくりきはじめたのは、
それらの研究書を読んだ時より、古代に書かれた一次史料を読んで以降だったそう。
正確な要約が出来るかは自信がないが、このあたりの話を少し。
塩野さんは4人の著作を挙げる。
リヴィウスの「ローマ史」
ポリヴィウスの「歴史」
プルタルコスの「列伝」
ハリカルナッソスのディオニッソスの「古ローマ史」
……!わたしは今の今まで「デュオニソス」だと思っていたよ!
酒と豊穣の神。バッカスと同一視される。なんということでしょう!
しかも実はディオニューソス?うわー、いまさら言えない気がする。
そして、ハルカリナッソスだと思っていた。いやもう、カタカナそんなに弱かったか?自分。
子どもの頃はたしかにプレイオトマスだと思っていたけど。
――閑話休題。
彼らの背景は以下の通り。
リヴィウスはアウグストゥス時代のローマ人。最盛期のローマからの視点で、
ローマの歴史を編年体でよく書いた。
ポリヴィウスはギリシア生まれのギリシア人。彼は「ギリシアが衰退し、ローマが
興隆し続けているのはなぜか」という視点で「歴史」を書いた。
プルタルコスはギリシア人。列伝ではギリシアとローマの著名人の伝記を書いている。
ディオニソスはギリシア人。ローマへ移住して「古ローマ史」を書いている。
後三者はギリシア人。ギリシア人視点の著作が特に興味深かったらしい。
それはひとえに「ギリシアは衰退してローマが興隆し続けているのはなぜか」
という切実な視点が根底にあるから。
それは日本人の塩野七生が時を隔てて、「なぜローマがこれほど興隆したのか」
という視点で見る姿勢と通じる。
その他の共通点として、
1.繁栄の原因を精神・感性に求めていない
2.キリスト者ではない
3.(はるか後代の)フランス革命による自由・平等・博愛の理念に縛られていない
と分析している。
3についてはわたしが考えたこともない視点だったので新鮮に読んだ。
うーん……。理念は大事かもねえ……。というか、理念に縛られないことは大事かも。
理想は理想として存在はしないと、目指すべき到達点がないという意味で
困るとは思うのだが、理念に凝り固まってしまうと理念を唱えることが目的化してしまう
怖れがある。例を挙げれば昨今のポリコレ……
そもそも理念を唱えるということは、それが絶対的に不足している状況であるわけだから。
やはり現実性と、寛容性――という言い方が良すぎなら、柔軟性は欲しいよなあ。
でも現実性にしても柔軟性にしても、余裕というか、パワーがないと持てないものではある。
疲弊した現代社会にはなかなか望めない。
塩野七生の著作を読むと、このローマやヴェネツィアの歴史を現代日本に活かせないかと
どうしても思う。
が、古代と現代の複雑さの差がなあ……。
いや、参考に出来るところはあるはずなのよ、多々。
でもわたしは悲観的な人間だ。
日本の政治家の第一目標は自らの地位保全に尽きると思ってる。
これを何とかしないとまともな政治システムの構築というのは無理じゃないか。
地位保全になるのはそもそも現行のシステムとして当然のこと。
議員が党派に分かれて一応の最高権力者と政策を決定するシステムなんだから、
とにかく頭数を集めることになる。自分と味方を出来るだけ多く長く当選させることに
力と時間と金を割くことになる。
そりゃ「全体を見た政策」を考える時間も金もなくなるわ。
もう少しましな議員は地元や問題解決のために動くだろうが、
そういうのも必要で大事だけれども、個別状況を解決することと、
日本全体のことを時間的にも大局に立って政策を立てるということはやはり違うと思う。
議員になると金と権力と(一応)名誉が手に入る。一度手に入れたら手放せない地位だ。
これを……せめて金は入らないシステムに出来ないものか。まずは給料をぐっと下げる。
年2000万は上げすぎだと思うんですよねー。国会議員が10人いたら2億ですよ。
100人いたら20億。
ボランティアとまでは言わないから、日本全体の平均年収程度に抑える。
その代わり必要経費はある程度潤沢に与える。潤沢とはいえ、当然正当な運用が
されているかどうかには厳しく目を光らせる。
任期はある程度短めに。癒着防止のため。
一年というのはむしろ短さの弊害が出るだろうから、4年くらいでいいんじゃないのか。
重任はなし。2期空けたら再選ありくらいにしても。
当然賄賂はなし。なし、といってなくなるなら話は早いが、目付を24時間張りつかせてでも
疑惑の金遣いを撲滅する。
一代の名相なんてそうそう出るわけがない。1000年に1度、おまけしても
せいぜい100年に1度だ。だから総理大臣は多少のぼんくら(とまではいわなくとも)でも
務まる職務内容にしなければならない。
そもそも全ての事象に深く知見を持つなんて人間の能力では無理なんだから、
全体の問題をパズルのように組み合わせてよりよい解決策を出す、なんて
人間の能力を超えていると思う。
そこで……頼るべきは結局AIにならざるを得ないかなあ。
とにかく予算を割り振ることが内政の100%――はいいすぎだろうが、
当たらずと言えども遠からずであろう。
その予算を割り振るための情報は官僚たちが良質なものをひたすらに集める。
その情報を全部、今後能力を上げていくであろう超エリートAIを使って予算を割り振る。
これをたたき台にして人間が実際の運用に合うようにちまちまと手直しをする。
現在のAIは、わたしにとっては目下、
「死んだ人をロボット化して喋らせて見世物にする人権侵害の道具」であり
「絵画を描いてるとか小説を書いているとか言っているが、
そこにあるのはデータ収集という名の先行作品のパクリであり、芸術を生み出す主体に
意志がないために芸術とは呼びようがないモノを生み出すヤツ」だが、
そもそも数学的な計算だったらコンピューターの最得意分野なのよ。
だから適切な膨大な情報を数値化して入れてやったら、それなりの妥当性をもって
各部署・案件の予算の割り振りは出来るはず。
優秀な官僚は自分の範囲は上手く情報を取るだろう。
しかしその他の範囲はほとんど何も知らないだろう。
ならばデータを入れさえすれば無限に知識が増えるAIに任せるのはありかと思う。
AIにその内容の軽重を教えることに人間の意見の相違はあるだろうが、
多少であれば、今年は片方が譲り、その後はもう片方が譲るなりすればよい。
あるいは量的に加減する。
議員の他に、官僚で、政治システムを構築するための研究をする部署があってくれても
いいのかと思うんだが……。官僚は何十年もいるんだし。
それが解決すれば、大局を見るための研究部署があってもいいと思う。
そしてこれらの議員・官僚はそれなりの道徳と公徳心、ある程度の理想を備えた人限定とする。
それを期待するのは望みすぎであるかもしれないから、ほんとうは、
間違って私欲を追求するタイプの人が議員・官僚になってしまっても
それを洗い出せるシステムも欲しいんだけどね。思いつかないよ。
閑話休題。
というわけで今回は蔵書の読み直し。文庫・1巻2巻。
3巻(文庫7巻)までは持っているから、まあ適度に間隔を空けて文庫7巻までは読み、
4巻以降は図書館で単行本を借りようと思う。
まあ借りる分には文庫でもいいけどね。図書館では最大10冊借りられるけれども、
わたしは通常8冊を1ヶ月弱くらいで読むから、1冊が文庫3冊になってもまあいけるし。
文庫だとおそらくあとがきがつくだろうから、その分読み甲斐があるともいえる。
その後も続けて塩野さんの著作をそろそろつぶすか。
御大もそろそろお年なのでね……
わたしは「本は文庫で買う」が掟だったので(今もそうだが、今は年に1、2冊しか買わない)
「ローマ人の物語」が出た時、文庫化するまで読むのを我慢していた。
ところが待ちに待った文庫化!と思ったら……
――というわけで塩野七生は「ローマ人の物語」3巻まで読んで以来、疎遠。
文庫でいえばなんとかがんばって7巻買って終わっていた。
その後十数年は全然読んでなかったが、前述の通り「皇帝フリードリヒ二世の生涯」で
久々に再会し、相変わらず面白かった。
疎遠になって以来の著書も数多くあることとて、そろそろ読み始めないと
全部ツブすまで相当かかることになる。何しろ畢生の対策「ローマ人の物語」ですら
3巻しか読んでないじゃないか!読みましょう。
そして1巻目ですけどねえ。
相当かみ砕いたところから始めてくれたな、という感想。
ローマの始まりと言えばロムルス・レムスの兄弟。
まあこれは伝説として、その後の黎明期をじっくり書いてくれる。
固有名詞に馴染みがないものが多いから、このくらいゆっくり説明してくれるのは有難い。
そしてローマをある程度描いて上で、古代ギリシア史もかなりさかのぼって、
かみ砕いて書いてくれる。
これもわかりやすくて助かったねえ。
古代ギリシアについてはプルタルコスを面白く読んだ程度で、
ギリシア世界そのものについてはほぼ高校の教科書レベルしか知らないから、
ギリシア植民都市が母都市とほとんど交流がない存在だと聞いて、へー!と驚く。
スパルタのスパルタぶりも具体的に読んで、へー!と驚く。
まあ何しろ啓蒙されるところが多々ありました。
塩野さんも書いている通り、ローマを書くにはギリシアを書かずには不可能。
たしかにそうだと思う。
それから、下巻のあとがきが示唆に富んでいると思った。
あとがきではないのか。「ひとまずの結び」と題された章だった。
当該の時代について、塩野七生はたしかに膨大な近現代の研究書に当たったそうだ。
それは言うまでもない。わたしはインプットとアウトプットの比率は50:1が
基本だと思っているので、この内容だと多分300冊は関連書を読んだと思う。
数字に根拠はないが。
が、塩野さんが一番啓発されたのは――しっくりきはじめたのは、
それらの研究書を読んだ時より、古代に書かれた一次史料を読んで以降だったそう。
正確な要約が出来るかは自信がないが、このあたりの話を少し。
塩野さんは4人の著作を挙げる。
リヴィウスの「ローマ史」
ポリヴィウスの「歴史」
プルタルコスの「列伝」
ハリカルナッソスのディオニッソスの「古ローマ史」
……!わたしは今の今まで「デュオニソス」だと思っていたよ!
酒と豊穣の神。バッカスと同一視される。なんということでしょう!
しかも実はディオニューソス?うわー、いまさら言えない気がする。
そして、ハルカリナッソスだと思っていた。いやもう、カタカナそんなに弱かったか?自分。
子どもの頃はたしかにプレイオトマスだと思っていたけど。
――閑話休題。
彼らの背景は以下の通り。
リヴィウスはアウグストゥス時代のローマ人。最盛期のローマからの視点で、
ローマの歴史を編年体でよく書いた。
ポリヴィウスはギリシア生まれのギリシア人。彼は「ギリシアが衰退し、ローマが
興隆し続けているのはなぜか」という視点で「歴史」を書いた。
プルタルコスはギリシア人。列伝ではギリシアとローマの著名人の伝記を書いている。
ディオニソスはギリシア人。ローマへ移住して「古ローマ史」を書いている。
後三者はギリシア人。ギリシア人視点の著作が特に興味深かったらしい。
それはひとえに「ギリシアは衰退してローマが興隆し続けているのはなぜか」
という切実な視点が根底にあるから。
それは日本人の塩野七生が時を隔てて、「なぜローマがこれほど興隆したのか」
という視点で見る姿勢と通じる。
その他の共通点として、
1.繁栄の原因を精神・感性に求めていない
2.キリスト者ではない
3.(はるか後代の)フランス革命による自由・平等・博愛の理念に縛られていない
と分析している。
3についてはわたしが考えたこともない視点だったので新鮮に読んだ。
うーん……。理念は大事かもねえ……。というか、理念に縛られないことは大事かも。
理想は理想として存在はしないと、目指すべき到達点がないという意味で
困るとは思うのだが、理念に凝り固まってしまうと理念を唱えることが目的化してしまう
怖れがある。例を挙げれば昨今のポリコレ……
そもそも理念を唱えるということは、それが絶対的に不足している状況であるわけだから。
やはり現実性と、寛容性――という言い方が良すぎなら、柔軟性は欲しいよなあ。
でも現実性にしても柔軟性にしても、余裕というか、パワーがないと持てないものではある。
疲弊した現代社会にはなかなか望めない。
塩野七生の著作を読むと、このローマやヴェネツィアの歴史を現代日本に活かせないかと
どうしても思う。
が、古代と現代の複雑さの差がなあ……。
いや、参考に出来るところはあるはずなのよ、多々。
でもわたしは悲観的な人間だ。
日本の政治家の第一目標は自らの地位保全に尽きると思ってる。
これを何とかしないとまともな政治システムの構築というのは無理じゃないか。
地位保全になるのはそもそも現行のシステムとして当然のこと。
議員が党派に分かれて一応の最高権力者と政策を決定するシステムなんだから、
とにかく頭数を集めることになる。自分と味方を出来るだけ多く長く当選させることに
力と時間と金を割くことになる。
そりゃ「全体を見た政策」を考える時間も金もなくなるわ。
もう少しましな議員は地元や問題解決のために動くだろうが、
そういうのも必要で大事だけれども、個別状況を解決することと、
日本全体のことを時間的にも大局に立って政策を立てるということはやはり違うと思う。
議員になると金と権力と(一応)名誉が手に入る。一度手に入れたら手放せない地位だ。
これを……せめて金は入らないシステムに出来ないものか。まずは給料をぐっと下げる。
年2000万は上げすぎだと思うんですよねー。国会議員が10人いたら2億ですよ。
100人いたら20億。
ボランティアとまでは言わないから、日本全体の平均年収程度に抑える。
その代わり必要経費はある程度潤沢に与える。潤沢とはいえ、当然正当な運用が
されているかどうかには厳しく目を光らせる。
任期はある程度短めに。癒着防止のため。
一年というのはむしろ短さの弊害が出るだろうから、4年くらいでいいんじゃないのか。
重任はなし。2期空けたら再選ありくらいにしても。
当然賄賂はなし。なし、といってなくなるなら話は早いが、目付を24時間張りつかせてでも
疑惑の金遣いを撲滅する。
一代の名相なんてそうそう出るわけがない。1000年に1度、おまけしても
せいぜい100年に1度だ。だから総理大臣は多少のぼんくら(とまではいわなくとも)でも
務まる職務内容にしなければならない。
そもそも全ての事象に深く知見を持つなんて人間の能力では無理なんだから、
全体の問題をパズルのように組み合わせてよりよい解決策を出す、なんて
人間の能力を超えていると思う。
そこで……頼るべきは結局AIにならざるを得ないかなあ。
とにかく予算を割り振ることが内政の100%――はいいすぎだろうが、
当たらずと言えども遠からずであろう。
その予算を割り振るための情報は官僚たちが良質なものをひたすらに集める。
その情報を全部、今後能力を上げていくであろう超エリートAIを使って予算を割り振る。
これをたたき台にして人間が実際の運用に合うようにちまちまと手直しをする。
現在のAIは、わたしにとっては目下、
「死んだ人をロボット化して喋らせて見世物にする人権侵害の道具」であり
「絵画を描いてるとか小説を書いているとか言っているが、
そこにあるのはデータ収集という名の先行作品のパクリであり、芸術を生み出す主体に
意志がないために芸術とは呼びようがないモノを生み出すヤツ」だが、
そもそも数学的な計算だったらコンピューターの最得意分野なのよ。
だから適切な膨大な情報を数値化して入れてやったら、それなりの妥当性をもって
各部署・案件の予算の割り振りは出来るはず。
優秀な官僚は自分の範囲は上手く情報を取るだろう。
しかしその他の範囲はほとんど何も知らないだろう。
ならばデータを入れさえすれば無限に知識が増えるAIに任せるのはありかと思う。
AIにその内容の軽重を教えることに人間の意見の相違はあるだろうが、
多少であれば、今年は片方が譲り、その後はもう片方が譲るなりすればよい。
あるいは量的に加減する。
議員の他に、官僚で、政治システムを構築するための研究をする部署があってくれても
いいのかと思うんだが……。官僚は何十年もいるんだし。
それが解決すれば、大局を見るための研究部署があってもいいと思う。
そしてこれらの議員・官僚はそれなりの道徳と公徳心、ある程度の理想を備えた人限定とする。
それを期待するのは望みすぎであるかもしれないから、ほんとうは、
間違って私欲を追求するタイプの人が議員・官僚になってしまっても
それを洗い出せるシステムも欲しいんだけどね。思いつかないよ。
閑話休題。
というわけで今回は蔵書の読み直し。文庫・1巻2巻。
3巻(文庫7巻)までは持っているから、まあ適度に間隔を空けて文庫7巻までは読み、
4巻以降は図書館で単行本を借りようと思う。
まあ借りる分には文庫でもいいけどね。図書館では最大10冊借りられるけれども、
わたしは通常8冊を1ヶ月弱くらいで読むから、1冊が文庫3冊になってもまあいけるし。
文庫だとおそらくあとがきがつくだろうから、その分読み甲斐があるともいえる。
その後も続けて塩野さんの著作をそろそろつぶすか。
御大もそろそろお年なのでね……
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