＜ 鎌倉殿の13人（第五話まで） ＞

うーん。面白くならないなあ……。

4話目までは面白くならないながらも、もう少し経てば面白くなるんじゃないかなと
どーんと構えていたのに、5話目でどーんとイヤになった。

まあそれまでもいろいろ納得出来ないところばっかりだったんですよ。

頼朝をあそこまでクズに描いて、話として成立するか？
演技的には大泉洋が要所を締めて健闘してるが、
その他のところがクズ過ぎだろう。コミカルにしたからって
クズがクズじゃなくなるわけじゃないんだよ。
あの頼朝を大将にして挙兵したいと思うか。
時政の言う通りだよ。

伊東と北条の距離感がずーっと納得出来ない……。
一応政略で通婚するほど利害が反していた（あるいは一致していた）とはいえ、
もっと緊張感のある関係だったんじゃないかなあ。
馴れあっているようにしか見えない。中途半端に仲良し。
こういうのがコミカルに描くことの弊害。

八重の立場がなあ。わたしは伊東祐親の娘はとっとと殺されたもんだと思ってたが？
義時があの状況で八重に打ち明けるか、八重が味方するかというと
無理があるんじゃないか。

北条の次女程度で掃除が嫌だとかはないでしょ。
掃除は嫌だろうけど、そこまでお嬢様ではないはず。

コミカル色を出そうとしすぎて、それが史実のコメディと変に重なって無理がある。
そんな24人で挙兵するとかコメディでしょ。そこを深刻に演じれば
コメディとして成立するが、軽みを出してしまうとコミカルが過ぎる。

他にもいろいろあるけど何よりもヤダ！と思ったのが宗時の死でしたな。
これは史実ならしょうがないけど。
若くして亡くなったイメージはあったけど、そんなに早く死んだんでしたっけ？
なんのかんのいって魅力的だった。義時や頼朝のキャラクターに
感情移入出来ない分、宗時で面白がれたのに。

視聴中止も視野に入って来たなー。
あと2回くらいは見てみるが、それで改善が見られなければ止めるかもしれない。


（その後、6話目を半分まで見て視聴中止決定しました。
だって登場人物がいっぱい出て来て細切れで、それぞれの魅力が
全然表されてないんだもの）