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腕立てパス
便宜上、そのように呼んでいますが、実は腕立て伏せをするのではなく、パスの途中で床に腹ばいになって胸を床につけ、そこから立ちあがるだけでよいのです。
最初は対人パスする際に10回に1回くらいの割合でこの動作を入れます。
で、慣れてきますと10回に3回くらいこの動作を入れることができるようになります。
ちょっときついですけど、要領を掴んで練習すると、筋肉痛がなくなるころから効果が少しずつ出てきます。
方法
最初は、パスをする時リズム感よくやるように、「い~ち」「に~」「さ~ん」という具合に数を数えながらパスしていきます。
見出しの図のとおり、青いシャツの選手ですが、9回目のパスをした後、すぐにA→Bのとおりうつ伏せになり、そこからすぐにB→C→Dと起き上がってパスをするのです。
最初は難しいので、赤いシャツの選手は10回目のパスを2~3mの高さの直上トスにします。
その間に青シャツの選手が腕立てパスを1回やるって感じですね。
その後は、通常の対人パスをしますが、今度は右側の選手が19回目のパスを出した後、青シャツで表示したとおり腕立てパスを1回やりますね。
その際、今度は左側の選手が赤シャツのとおり直上トスをしてちょっと時間を稼いでやるということになります。
このようにして10回のパスで1回、腕立て伏せを入れつつ、アンダーパス200回、オーバーパス200回をこなしますと、パスの間に、一人20回の腕立てパスを行うことになります。
このイメージは下図のとおりです。
上の図は、まず左の選手がパス1回目のボールを出します。
で、そのまま、普通のアンダーパスで対人パスしながら、1回~8回目までパスを続けます。
で、左側の選手が青シャツのとおり9回目のパスをした後、腕立てパスを1回行い、右の選手が赤シャツで表示したとおり10回目のパスをせず直上パスにします。
で、11回目のパスを右側の選手が出すこととなりますから、そこから今度は下図のとおり、12回目~19回目まで通常の対人パスを行います。
そして19回目のパスを今度は右側の選手が出すこととなりますので、この選手が青シャツで示した通り腕立てパスを1回行います。
その間に今度は左側の選手が赤シャツで示したとおり、20回~21回目にかけて直情パスを1回入れて時間を稼ぎます。
赤シャツ状態と青シャツ状態が10回ごとに入れ変わっている状況をご確認ください。
練習の効果について
この練習の効果ですが、腕、体幹、足、持久力等全体的に鍛えられます。
合わせて、試合中に一瞬ボールから目を離して回りを確認するような感覚の習得にも役立ちます。
バレーボールではボールを見ながらでも、他の動きも察知するような感覚が必要ですよね。直上トス上げつつ、腕立てパス中の選手の状況が把握できるようになりますと、スパイク打つ時にブロックが見えたり、トスアップの瞬間にアタッカーの位置が確認できたり、まあ、そんな感覚の習得にも役立つのです。
慣れてきたら、チョイ、レベルアップを・・・
慣れてきたら、この腕立てパスを連続2回~3回に増やすことができますし、直上トスの時間稼ぎなしに通常の対人パスを行いつつ、途中に腕立てパスを入れることもできます。どのレベルまでできるようになったかを確認しながら、前回の回数を1回でも超えるように練習していくと、自分のレベルアップ状態が具体的に確認できて楽しいですよ。
鹿児島のママさんチームの選手には、このパスを直上なしの3回連続でこなせるまでになった選手も現れました。
やる気を出させるために、一工夫
小中学生は、この練習を比較的簡単にこなします。
やはり、体が軽いのですね。さらに、前向きだけでなく、左右、さらには後方を向いてうつ伏せにさせる方法でも、俊敏にこなしていきます。
で、これを、さらに楽しみにやらせるようにするべく、私は広い段ボールに選手個人別の記録をマジックで記載し残すようにして、○月○日に何回できたかということやその後の成長レベルを、選手が具体的な数字で確認できるようにしておりました。
各選手が過去の自分を超えるべく頑張りますし、自分の力が付いていく様子を数字で確認できるので、とても、楽しみにして練習に取り組みます。
個人で行う直上パスの回数も、持久走の記録でも、表にして見れるようにしておくと、子供たちは、本当に高い関心を示してくれますね。2週間に1回は記録会をするなどと言って、行う種目を公表し、その日に体調を整えてくる習慣をつけさせるっていう方法もあります。適度の緊張感が出ますしね、子供にはいい感じですね。
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あと、バレーボールは、チームプレーですし、相手を思いやる心も、生まれて、ありがとうという言葉も自然に出てくるので、大人にも子供にもいいスポーツですよね^^
私も、明日からさっそく、記録をつけて意欲をもやしたいと思います!
せれママさんのおっしゃるとうりだと思います。
バレーボールは、自分がアタック打つためには、誰かにトス上げてもらわないといけないし、トス上げてもらうには、誰かにレシーブしてもらわないといけません。
自分がミスったら、そのボール誰かにカバーしてもらわないと、自分ではカバーできないのです。
チームメートと心通わせてプレーしないといけない競技なんですよね。
私は、そのようなチームワークは、職場に活かせると感じ、職場でのバレーボール大会を推奨しています。