大和浪漫

私、瓜亀仙人が奈良・大和路の社寺や自然、生活の様子などをお伝えしたいと思います。

明日香風;甘樫丘の万葉歌碑

2012年02月22日 | 万葉歌碑
甘樫丘へ上る道の途中で見かけた万葉歌碑。
志貴皇子の歌だという。

従明日香宮遷居藤原宮之後志貴皇子御作歌
婇袖吹反  明日香風  京都乎遠見  無用尓布久
うねめの  そでふきかへす  あすかかぜ  みやこをとほみ  いたづらにふく

従明日香宮より藤原宮に遷居(うつ)りし後、志貴皇子(しきのみこ)の御作歌(みうた)
采女の 袖吹きかへす 明日香風 都を遠み いたづらに吹く


飛鳥の古都に立ってみれば、華やかな采女の袖をひるがえしていた“明日香風”は、都が藤原の宮(ふじわらのみや)に遷ってしまった今、ただただ空しく吹きぬけるだけ・・・

現在、飛鳥の古き都はすべて田畑となり埋もれてしまったけれど、“明日香風”だけは今も変わらずこの地を吹いている。
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4 コメント

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たしかぁ・・・ (山口ももり)
2012-02-22 21:12:11
岩はしる たる氷の上のさわらびの もえいずる・・・春になりにけるかも・・・の、お歌もそのお方ではなかったか???ちっとも頭に残らないんです。
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Unknown (瓜亀仙人)
2012-02-23 17:36:40
ももりさんへ
「石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも」
大正解です!
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たるみ・・蚊・・・たるひ・・・か (山口ももり)
2012-02-28 09:18:48
このお歌のことを強烈に覚えているのにはわけがあります。私の本には「垂る氷」でしたので、それを書いたら「これは間違ってる」と激しく言われたことがあったのです。「たるみですよ」って。昔は書き写すんですから、少々違った歌はいっぱいあったんでしょう???そう言うってもガンとして取り合ってくれなかったこわあいおばさんがいたのです。
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Unknown (瓜亀仙人)
2012-02-28 16:19:08
ももりさんへ
ももりさんの記憶力には、いつもいつも感心させられます!
私なんか忘れるばかりで・・・
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