標高1917mの三本槍岳山頂に到着後、周囲の景色や遠望の山々を楽しみました。3年前の10月10日(月山が見えた)、あるいは昨年8月6日(富士山が見えた)に比べると空は霞んでいますが、周囲には雲が無く吹く風は爽やか。そして足元の紅葉とのコラボが美しいです。
まずは北側の眺望。太陽高度が上がるとともに陰が短くなり紅葉が鮮やかに輝きます。標高1700m以上では今が紅葉のピークでしょう。遠くには安達太良山から吾妻連山、磐梯山がくっきりと見えています。
安達太良山から磐梯山をズーム。
右から和尚山、安達太良山のピーク、さらに鉄山、箕輪山と続きます。今年も紅葉の時期に訪れてみたいですね。
猪苗代湖の南側には布引高原のウインドファームの風車が見えます。国内最大で高さ100mの風車が33基あるそうです。
右から西吾妻山、西大嶺、そして磐梯山
北北西に目を移すと雲海が広がります。
会津盆地に広がる雲海の先には大日岳と飯豊山。
西側には大倉山から三倉山へ尾根が続きます。その先には新潟、福島県境の山々
浅草岳と守門岳をズーム。手前には雲海が広がります。
三倉山の南には尾瀬や日光方面の山々を遠望
三倉山の左には、右から越後駒ケ岳、荒沢岳、中ノ岳を遠望
さらに会津駒ケ岳から燧ケ岳の山々
燧ケ岳と至仏山をズーム
南西方面の全景です。高原山から日光、尾瀬の山々を遠望します。左手前には沼原池。水量が少ないようです。
南にはハイマツの先に朝日岳のピークと1900m峰、茶臼岳
再び北側の紅葉。ここを少し下り、鏡ヶ沼を見下ろす場所まで北上します。
紅葉とクマザサ、ハイマツの中を下ります
足元の紅葉と福島県の山々
ナナカマドの赤い実と紅葉。北斜面では色づいた葉が残っています。
振り返ると紅葉の斜面に彩られた三本槍岳
目的の鏡ヶ沼を見下ろす展望地点(標高1826m) まで下ってきました。ここからも飯豊山や磐梯山を遠望。空気が澄んでくれば、正面の旭岳の先に月山が見えるはずです。
標高1550mの沼の周囲は色づき始め
鏡ヶ沼を見ることができたので、三本槍岳へ戻ります。
紅葉に彩られる北斜面。ここまで下ってくるハイキング客は他に1名だけでした。
紅葉と緑のコントラストが美しい登山路を山頂へ戻ります。
山頂からは予定通り朝日岳へ向かい、茶臼岳には登らずに姥が平の紅葉を見に行くことにします(続く)