ウリパパの日記

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真岡市の大前神社を訪れる(1) 2022.3.3

2022-03-04 21:28:56 | 栃木県

白鷺神社で ねこの日の御朱印をゲットしてから、真岡市の大前神社へ向かいます。真岡市は白鷺神社がある上三川町に隣接し、車で15分程度の距離にあります。真岡市の周辺では大前神社の案内が目につくため、以前から訪れたいと思っていました。

大前神社は1500年有余の歴史を誇る名社です。神護景雲元年(767年)に大前神社の社殿が造られ、平成29年に御造替1250年の記念すべき年を迎えています。その後、天正五年(1577年)に芳賀高継が大前神社の御本殿の再建を開始、元禄元年(1688年)に拝殿が再建され、いずれも国の重要文化財に指定されています。宝永四年(1707年)に御本殿の全面改修がなされ、棟梁藤田孫平治の下に彫刻師島村円哲ら名工による現存する彫刻と彩色が完成しました。安土桃山時代末期に造られた極彩色の彫刻が随所に施されています。

神社東側を流れる五行川には、文政10年(1827年)に二宮金次郎(尊徳)によって改修された大前堰があります。五行川の水を現在の真岡市内から茨城県筑西市を流れる穴川用水に引き入れるために造られた堰で、桜町陣屋へ赴任した当初から堰の修繕・改良を手がけていたため「二宮堰」とも呼ばれています。

駐車場から五行川沿いに歩くと鳥居が見えてきました。

 

大前神社の社号標と一の鳥居です。正式には延喜式内大前神社と呼ばれています。延喜式とは聞きなれない用語なので、大前神社のHPから引用しておきます。

延喜式(えんぎしき)とは、奈良、平安時代に神祗制度を確立するために作られた法典です。延喜式の(神名帳)に掲載された神社を延喜式内社又は式内社といいます。当時朝廷より幣帛、供物が届けられた由緒正しい神社です。下野国には十二社あり、千百年余の昔から今日まで、式内社巡拝が行われております。

なるほど、由緒ある選ばれた神社なのですね。ご祭神は福の神様のだいこく様とえびす様のようです。ここには日本一の恵比寿様があることで知られています。

 

一の鳥居に続いて、すぐに二の鳥居。傍らでは紅梅が咲いています。

 

大前神社の説明がありました。"おおまえ” ではなく "おおさき" と呼ぶのですね。先ほど紹介した本殿の彫刻について解説されています。

 

二の鳥居から参道をしばらく歩くと、立派な燈籠の先に三の鳥居が現れます

 

第3の鳥居には扁額が掲げられ、しめ縄がかけられています。享和2年(1802年) 建立の鳥居で、両袖部が存する両部式鳥居の代表的なものです。木造の鳥居では現在する江戸時代のものとしては県内最大です。

 

第3の鳥居をくぐると、参道を横切るように右手に鳥居と神社、左手には大きな恵比寿様がそびえています。こちらについては次の記事で紹介することにして、まずは紅梅に包まれる参道を直進して本殿へ向かいます。

 

参道の左手に御手水、右手に授与所。正面に四の鳥居が見えてきました。その奥が拝殿のようです。周囲の梅の花が綺麗。

 

立派な御手水。大きな絵馬が掲げられています。

 

御手水の天井にはたくさんの飾り

 

咲き始めた梅の中を拝殿へ向かいます。四の鳥居の両脇に狛犬

 

阿形の狛犬

 

吽形の狛犬

 

色彩豊かな拝殿です

 

扁額と立派な彫刻の拝殿にお参りしました

 

拝殿の右手には神楽殿。HPによると。祈年祭(3月28日)、例大祭(11月9,10日) 、新嘗祭(11月27日) の三大祭では神楽殿で奉奏され、今でも大切に守られているそうです。

 

神楽殿の樽の下には可愛らしいフクロウ

 

本殿の東には境内社(稲荷神社と琴平神社)

 

国の重要文化財に指定されている本殿を眺めます

 

本殿正面には阿吽?の二体の虎が睨みをきかせています

 

ご本殿東面の彫刻の説明がありました

 

 

地紋の上には本殿の神仙を守護する犀、さらに琴高仙人と黄安仙人

 

琴高仙人をズーム。鯉に乗り本を読む仙人です。

 

黄安仙人。亀に乗る仙人と説明にありました。

 

本殿の裏手にまわります。境内社の天満宮。御祭神は菅原道真公です。学業成就、合格祈願にご利益があります。

 

たくさんの使いの牛

 

大物主大国魂神社。御祭神は大物主神、大国主神。縁結びや幸結びにご利益があります。

 

明眼神社。御祭神は事代主神と薬師如来です。仏様をお祀りしています。

 

こちらは足尾山神社。全国の二輪車守護発祥の神社と説明にありました。境内では年に一度全国のライダーが集う参集が催され、一年間の交通安全を願い、バイクのお祓いを受けていただいているそうです。

 

本殿をほぼ一回りしたので、今度は本殿の西側を見上げます。

 

こちらにも色鮮やかな彫刻が施されています

 

先ほど東側から見た正面の二体の虎をズーム

 

本殿を一回りしてきました。拝殿の左には銅燈籠。高さ3m 青銅製の燈籠です。

 

燈籠の脇には、本殿の周囲に配置された摂社、末社10社の案内がありました。そのうちのいくつかを紹介してきました。正式な順路はこちらからだったのですね。

 

国指定文化財でもある拝殿と本殿の素晴らしい彫刻を見てきました。

続いて、もう一つの目的である日本一の恵比寿様を見に行きます(続く)


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2 コメント

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Unknown (油屋種吉)
2024-09-07 00:12:18
こんばんは。この数年、初詣は大前神社と決め、訪れています。うちから一時間あまりで来ることができますよ。あなたはなんでもよくご存じですね。勉強になります。下野での二宮尊徳さんの働きがめだっていますね。
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大前神社 (uripapa)
2024-09-14 10:34:14
油屋種吉 さん
コメント頂いていたのですね。すっかり失念していました。
鮮やかな彫刻が見ごたえある神社でした。茨城県ではなぜか日本一の恵比寿様
で知られているのです(笑)
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