浄土真宗において「真如法性の身」とは、仏に成ることを意味します。「真如」は「真実」、「法性」は「真実の本性」を意味し、「真如法性の身を証する」とは、真実そのものに目覚めることを意味します。つまり、仏の覚りを意味し、仏に成ることを意味します。浄土真宗では、阿弥陀仏の功徳として与えられている名号に帰依することで、この身のままで浄土に往生し、仏になることができると教えられています。浄土真宗の開祖である親鸞の教えによると、浄土真宗で大事にされているお経は「仏説無量寿経」「仏説観無量寿経」「仏説阿弥陀経」の3つで、これらを合わせて「浄土三部経」と呼ばれます。