日曜日にオークションで落札したカメラが届きました。
例の、フィルムスキャンに使おうと思って、使えないことがわかったカメラです。
ですが、これは昔愛用していたカメラであり、今こうして手にしてみるとひじょうにうれぴいです。
この気持ちは、ひとにはわからんだろうな。。ただの古いカメラですからね。それもファミリー向けの。
まず外観をざっと見てみますが、ご覧の通り驚くほど綺麗です。
ほとんど傷がない。グリップには出荷時に貼ってある、うたい文句の書かれたシールがついたままです。
ただ、ストラップやレンズキャップは前オーナーの手で取り付けられていますし、同梱されていたマニュアルには書き込みや付箋がつけられている。ので、未使用品とは思えない。カメラ本体の綺麗さとマニュアルの使い込み具合にはギャップを感じます。
試し撮りしたときの撮影番号はDSCN0019から始まっていました。
どういう前歴をもつ個体なのか、ちょっと想像が難しいです。
光学式ファインダー、小さな液晶(たぶん1.5インチくらいか)が時代を感じさせます。
大きさのイメージ。
Pentax Q10と、だいたい同じようなサイズ感です。
当時でも小さいカメラとは言い難いサイズでした。グリップがかなり大きくなっていますが、電池容量の確保や、ブレの防止(まだ手ぶれ補正はなかった)の面で役に立ったものと思われます。
メディアはコンパクトフラッシュです。
今見ると巨大ですが、当時はコンデジでもよく使われていました。
主にキヤノン、ニコンがCFで、コンデジにも一眼レフにも使われていました。
パナソニックは自社で推進していたSDカード、フジとオリンパスは初期にはスマメ、後にxDカード、ソニーはメモリースティックを使っていました。ので、デジカメを買い替えるとカードの使いまわしがしにくかったりしましたね。。
本体は綺麗だったのですが、流石に電池は抜けていて、充電しても10枚ぐらいしか撮れませんでした。
その撮影例なのですが、こういうときの吉例、アル・ココの写真を、撮ろうとしたんですが、なにしろISO感度が低く(100-400)、ぶれてしまって。。
なので、ストロボのたける鉄道模型の写真を掲げておきます。これ撮ったら電池残なくなりました。
ここから先は昔話です。
これは今日の写真ではなく、19年前の9月、自分が最初にこのカメラを買ったときの写真です。
この1か月前、うちに空き巣が入り、デジカメ(オリンパス)を盗まれてしまいました。かなりショックでしたが、再起をはかり?色々情報を収集してニコンに決定。発売日にヨドバシカメラ新宿店で買いました。
地下鉄高田馬場駅に掲げられた、このカメラのポスター。イメージキャラクターは藤木直人さん(だそうです。良く知らない)。のちには松嶋菜々子さんも出てた気がします。
この前に書いたように、この頃のクールピクス製品はアクセサリーがどの機種でも使えて、ちょっとしたシステムカメラになっていました。アダプターは必要で、機種別、あるいはコンバータによって間につける必要はありました。ワイコン、テレコンを買いましたが(今も持っている)、更に3倍テレコン、魚眼もあったみたいです。
あと、今そういう言葉があるのか知りませんが、デジスコという、単眼鏡にデジカメを付けて野鳥を撮る、という愛好家の方々がいて、それ用にこのカメラがかなり使われていました。
というわけで、また電池が届いたら、ちょっと使ってみようかと思います。