プレミア~~なコンサート クリエミュージカルコンサートの千秋楽に行ってきました もうぅ~~盛り上がりすぎちゃって憤死寸前……いや、既に憤死してるかも←いろんな意味で(爆!) 以下、いつもの通りの言いたい放題、感じたままに
全体的な構成は19日に行った時とほぼ同じでしたが、1幕のMAは歌うキャストが変更した関係で曲順が変わっていました。19日の玲奈ちゃんのマルグリットだった部分が今日はサブリナに変わったので、玲奈ちゃん部分はすっ飛ばした形で進行、ラスト3曲に来日キャストを持ってくるという構成になっていました。
・Blind vom Licht der vielen Kerzen(100万のキャンドル)サブリナ・ヴェッカリン
・Turn Turn(流れ星のかなた)シルビア・グラブ、サブリナ・ヴェッカリン
・A Voice In My Heart(心の声・英語版)サブリナ・ヴェッカリン
・Jenseits aller Schmerzen(苦しみのかなたに)パトリック・シュタンケ、サブリナ・ヴェッカリン
日本人キャストの皆さん、ちょいとお疲れ気味 祐サマや禅さん、もちろん実力はある方々なので大きく外すということはないし、特に禅さんのルイ16世は更に深くなってるな~と思ったのですが、聴いていてちょっと危なっかしい部分があったので。ただ、ハッとしたのが歌い終わって袖に戻っていく時の姿!暗転の中で見える人影から伝わってくる雰囲気で目を離すことができませんでした。ここまで役に入り込んで歌に魂を吹き込んでいるなんて凄い!とじいの中の禅さん株がまた しました。涼風さんも前回の方が良かったな~~よくテレビのサスペンスとかで陰のある役を演じている時に感じる物足りなさ~~落ち込んだり悲しんだりする時に上っ面の表情にしか見えないことがあるんだけど、それと同じものを感じたのよね~~高音部分になると例のアニメ声が頻出だし そうそう、冒頭で山路さんがMAの説明をして……と言っても「まぁ今日いらっしゃっている方々は既にお聞きになっていると思いますが」と自虐気味に、ところどころ端折りつつ前回も聞いたエピソードなんぞを……で、自分のやったボーマルシェが削られたのはフランス人になりきれなかったからでは?と反省してみたり 「楽屋で浴衣を着ていたのがまずかったのか…」と、、、そしてその姿を2幕最後に披露!思いっきり笑わせていただきました もし再演があったら~みたいなフリで話されてましたが、ネタですよ…ね。今回の構成を深読みすれば、、、まさかね でも、それなら是非ブレーメン版&来日公演にしてください
そうなんですよぉ~~夢にまで見た海外の元祖マルグリット まさか号泣するとは思いませんでしたね~~ホント、もう、目の前に自分が求めていた答えになる存在がいて、ドイツ語は分からないので細かいニュアンスの違いも理解できてないはずなのに歌の意味が伝わってくるような感覚。しかも、ずっと頭に過ぎっていたんですよね~~遠藤周作の原作。ミュージカルの原作というにはかけ離れすぎているんだけど、原作のマルグリットは革命に参加もしない、どちらかというと庶民の一人という位置づけ。アントワネットとの初対面=輿入れの馬車を見て「あの子が嫌い」と思う。それは同じ年頃なのに境遇が違うことへの短絡的な嫉妬。それが最後の王妃の処刑の時に、嫌いなのに見に行かずにはいられない、処刑されて周りは喚起の渦なのに自分だけ理由は分からないのに涙が止まらない。何せ初めて読んだのが小学生の時でマルグリットの心情なんて本当に理解したのは大人になってからだし でも、何かずっと心に引っかかっていたんですよね~~革命の意味も含めて。それが今日のサブリナちゃんのマルグリットを聞いた時に「これだ!」と思ったんです。フランス革命もそうだし、このミュージカルに出てくる登場人物もそうだけど、どちらかが善or悪ではないというか、そういうものを綯い交ぜにして前に進んでいくのが歴史だし人間なんだな~と思って……もうね~~今日のサブリナマルグに出会って、歌の中に生きている人間を感じたんですよね~~まさに本物の大陸の人間ドラマ しかも、「100万のキャンドル」の後にシルビアアニエスとのデュエット「Turn Turn」……やっぱりシルビアはバイリンガルだったのね…って2幕のキャスト紹介でそういう話が出てきましたが、まさに、、、サブリナと向き合って歌っても遜色のない歌!しかもこのアニエスの中に、これまた生きている人間を感じまして……負の前向きエネルギーというのかな~~マルグリットにはそれがあって、アニエスの方は正の前向きエネルギーがあって、そのどちらも持ち合わせているのが人間というか……あれこれドド~ンと伝わってきて号泣でした そして、ダメ押しで最後の「苦しみのかなたに」 これ以上泣かせないでよぉ~~と思うくらいまたもやドドド~~ンと伝わってきてウルウルでしたね~~いや~~マジ、凄いわ。これだけで満たされすぎるくらい満たされましたわ。うぅっ まさに彼女こそ真のDIVAだと強く、強く、本当に強~~く思いますデス。やっぱり来日公演してぇ~~
2幕の方は歌う人は変わっていますが曲目的には変更なし。ただ、19日には聞けなかった初演の東宝エリザ限定の「夢とうつつの狭間に」も 2幕冒頭で じいは初演版はCDでしか知らない世界なので「これが噂の…」となめるように(笑)聴いてしまいました。後で山路さんのボーマルシェ削除談@ブレーメン版MAに引っ掛けて「この曲も残りませんでした」という話も。ま、実際に生で歌詞を聞いていると残し続けるのは難しいかも~~それでなくても東宝エリザってヅカ版とウィーンオリジナル版が綯い交ぜになっているし。じいも で観つつも??な部分は勝手に自分の中で都合良く折り合いをつけていたところはあったので。祐サマの「最後のダンス」は控えめにツボり(やっぱり最後のサビの部分の歌い上げと振りは我慢できない~)、M!ではパトリックとサブリナの熱唱に萌え萌えしたり興奮したり……何か今日で最後、生で聞けなくなると思うと寂しかったですね~~心残りがないように堪能させていただきました レベッカも、、、やっぱりシルビアダンヴァースが圧倒的に素晴らしい これまた後のキャスト紹介で話に出てきたのですが、今回はシルビアがアニエス→ダンヴァースだったので騙された!みたいな感じで……ゴメンナサイ 実はじいも同じツッコミをしてました ただね~~これだけ落差のある2役を同時に観られるのは贅沢だし凄い表現力だと思いました そうそう、騙されたと言えばアダルティ~な闇広。キャスト紹介でも「若返った人もいて…」なんて言われていましたが、凄いですよね~~何げにトートの歌詞で「未来の皇帝陛下~」の部分は、いや、もう皇帝陛下だし~~みたいな感じだったけど、でもこの闇広は貴重ですよ~~ってか、こっちの方がお宝よね
そして、、、4年ぶりの一路シシィとの再会。不思議と19日の時のようにタイムスリップはしませんでした。ただ、4年前と同じものを期待したのは正直な気持ちでしたが……思い出は美しいままにしておくというのはよくいったものだな~とつくづく 楽器は1日休んだら取り戻すのに3日かかるなんてことを言われることはあるけど、歌だって同じわけで……数ヶ月ぶりに楽器に触れて譜面通りに正しく弾いているのに上滑りしていて乗り切れなくて気持ち悪い感覚というのかな~~そういうのは楽器弾き的な立場で実感として分かるんだけど、今日の一路さんの歌を聞いていて同じような感覚になりました。しかもこんなに回りくどい節回しな歌い方だったかな?とか……その節回しがお久しぶり~な歌のごまかし技になっているように聞こえて何だかな~と。でも、一番感じたのはコレ!舞台に対する姿勢の甘さ……母性によって貫禄がついたとか深みが増したとかそういうのは違うと思っています。歌に変な甘さがあって緊張感が全く感じられない……歌唱力や音程の上げ下げ(「私だけに」はウィーンオリジナルよりはもちろん低音、今回は東宝版よりも更に低音でしたね~~もしかしてヅカ版か???)云々はともかく、ギリギリまで自分を追い込んで役として歌う姿や醸し出す雰囲気に、演じる役の世界を感じられるミュー女優というところが好きでした。そういう姿勢で舞台に向き合う人だからこそ……本当ならああいう形で休んで、ブランクがあるのを承知で仕事を引き受けたなら必要以上に厳しい姿勢で臨んでほしかったと、これは3ヶ月前と何ら変わっていない気持ちなんですけどね。そういう意味では裏切られた部分もなきにしもあらずで
今日は千秋楽ということで最後の曲「影を逃れて」の前に今回のコンサートを企画した岡本Pが登壇。コンサート企画の経緯等々の説明の後に各キャスト&アンサンブルの紹介がありました。アンサンブルの方々が一人一人詳しく紹介されたのはとっても良かったと思います あれだけの人数でここまでの迫力が出るってことは相当なレベルの方々を揃えているってことですから。各キャストの紹介の中で、「放浪記」が中止になって最初に何かできることがあれば~と申し出てくれたのが祐サマだったという話もありました。ただ、2、3曲歌うつもりが9曲になってたという……確かによく出てましたわ~~ってかそれだけ連続で作品に出てるってことでもあるけど、ちょいと働きすぎ…か 他の出演者もお稽古や公演の合間をぬって参加してくれたようで……キャンディードと被ってた方も結構いましたよね~~「村井さんとか言う人も来てて」と岡本Pとは旧知の仲のようでブラックさ全開って感じで
で、一通りの紹介が終わった後にスペシャルゲストを二人呼んでいて…という話で、じいは期待したんですよ~~もしや「クンツェorリーヴァイ氏」と思って……そしたら次期エリザの瀬奈じゅんさんと次期M!出演の香寿たつきさん、まぁここまでは許せる。歌披露はさすがに無理かな~と思ったらやっぱり紹介だけで……新トートの石丸さんもまだ表で歌ったらダメということらしいので。ただね~~ここからがちょっと、、、それってどーなのさっ と思ったんです。いかにも東宝のお約束という感じでしたが、舞台上に一路さんと涼風さんが加わって歴代トップに囲まれた岡本Pな状態。しかもヅカ愛称で呼んで普通に喋ってて……宝塚を全く知らない一般人には意味不明だと思いますよ~~しかも内輪で盛り上がる雰囲気満々で正直あまりいい気分ではなかったです。しかもその後に一路トートと香寿ルドルフで闇広 宝塚のファンの人には堪らない懐かしのお宝企画なのかもしれませんが 音程は声域の狭い女性限定の宝塚バージョン。その状態でコーラスは男女のアンサンブルの方々だから、男性にはそうとうきつかったんじゃないかな~~と思いました。でもね~~特別ステージを設けるならわざわざ呼んできた来日キャストに対してでしょ~~二人に対しては通訳もつけず(シルビアが通訳をしてくれてました)、スペシャルな紹介もなく、挨拶もそこそこ、失礼極まりない!!!ま、つくづく思いましたけどね~~やっぱりスミレの世界ありきなんだな~~って。クンツェ&リーヴァイの世界と言っても結局のところ落としどころはヅカなのね。
最後の最後で台無しになった感はありましたが、素敵な出会いの数々 それだけで充分でございますぅ~~時間とお金が許せば……ってかそれ以前に激戦チケなので無理な話なんだけど、全出演キャスト総なめ 通い詰めたかったくらい!でも、外せないポイントはバッチリ押さえて前半と後半で観られたことには感謝してもしきれないくらいですぅ~~ホント、マジ、サブリナとパトリックとの出会いによって新たな宝物を得たような、そんな幸せな気分です
全体的な構成は19日に行った時とほぼ同じでしたが、1幕のMAは歌うキャストが変更した関係で曲順が変わっていました。19日の玲奈ちゃんのマルグリットだった部分が今日はサブリナに変わったので、玲奈ちゃん部分はすっ飛ばした形で進行、ラスト3曲に来日キャストを持ってくるという構成になっていました。
・Blind vom Licht der vielen Kerzen(100万のキャンドル)サブリナ・ヴェッカリン
・Turn Turn(流れ星のかなた)シルビア・グラブ、サブリナ・ヴェッカリン
・A Voice In My Heart(心の声・英語版)サブリナ・ヴェッカリン
・Jenseits aller Schmerzen(苦しみのかなたに)パトリック・シュタンケ、サブリナ・ヴェッカリン
日本人キャストの皆さん、ちょいとお疲れ気味 祐サマや禅さん、もちろん実力はある方々なので大きく外すということはないし、特に禅さんのルイ16世は更に深くなってるな~と思ったのですが、聴いていてちょっと危なっかしい部分があったので。ただ、ハッとしたのが歌い終わって袖に戻っていく時の姿!暗転の中で見える人影から伝わってくる雰囲気で目を離すことができませんでした。ここまで役に入り込んで歌に魂を吹き込んでいるなんて凄い!とじいの中の禅さん株がまた しました。涼風さんも前回の方が良かったな~~よくテレビのサスペンスとかで陰のある役を演じている時に感じる物足りなさ~~落ち込んだり悲しんだりする時に上っ面の表情にしか見えないことがあるんだけど、それと同じものを感じたのよね~~高音部分になると例のアニメ声が頻出だし そうそう、冒頭で山路さんがMAの説明をして……と言っても「まぁ今日いらっしゃっている方々は既にお聞きになっていると思いますが」と自虐気味に、ところどころ端折りつつ前回も聞いたエピソードなんぞを……で、自分のやったボーマルシェが削られたのはフランス人になりきれなかったからでは?と反省してみたり 「楽屋で浴衣を着ていたのがまずかったのか…」と、、、そしてその姿を2幕最後に披露!思いっきり笑わせていただきました もし再演があったら~みたいなフリで話されてましたが、ネタですよ…ね。今回の構成を深読みすれば、、、まさかね でも、それなら是非ブレーメン版&来日公演にしてください
そうなんですよぉ~~夢にまで見た海外の元祖マルグリット まさか号泣するとは思いませんでしたね~~ホント、もう、目の前に自分が求めていた答えになる存在がいて、ドイツ語は分からないので細かいニュアンスの違いも理解できてないはずなのに歌の意味が伝わってくるような感覚。しかも、ずっと頭に過ぎっていたんですよね~~遠藤周作の原作。ミュージカルの原作というにはかけ離れすぎているんだけど、原作のマルグリットは革命に参加もしない、どちらかというと庶民の一人という位置づけ。アントワネットとの初対面=輿入れの馬車を見て「あの子が嫌い」と思う。それは同じ年頃なのに境遇が違うことへの短絡的な嫉妬。それが最後の王妃の処刑の時に、嫌いなのに見に行かずにはいられない、処刑されて周りは喚起の渦なのに自分だけ理由は分からないのに涙が止まらない。何せ初めて読んだのが小学生の時でマルグリットの心情なんて本当に理解したのは大人になってからだし でも、何かずっと心に引っかかっていたんですよね~~革命の意味も含めて。それが今日のサブリナちゃんのマルグリットを聞いた時に「これだ!」と思ったんです。フランス革命もそうだし、このミュージカルに出てくる登場人物もそうだけど、どちらかが善or悪ではないというか、そういうものを綯い交ぜにして前に進んでいくのが歴史だし人間なんだな~と思って……もうね~~今日のサブリナマルグに出会って、歌の中に生きている人間を感じたんですよね~~まさに本物の大陸の人間ドラマ しかも、「100万のキャンドル」の後にシルビアアニエスとのデュエット「Turn Turn」……やっぱりシルビアはバイリンガルだったのね…って2幕のキャスト紹介でそういう話が出てきましたが、まさに、、、サブリナと向き合って歌っても遜色のない歌!しかもこのアニエスの中に、これまた生きている人間を感じまして……負の前向きエネルギーというのかな~~マルグリットにはそれがあって、アニエスの方は正の前向きエネルギーがあって、そのどちらも持ち合わせているのが人間というか……あれこれドド~ンと伝わってきて号泣でした そして、ダメ押しで最後の「苦しみのかなたに」 これ以上泣かせないでよぉ~~と思うくらいまたもやドドド~~ンと伝わってきてウルウルでしたね~~いや~~マジ、凄いわ。これだけで満たされすぎるくらい満たされましたわ。うぅっ まさに彼女こそ真のDIVAだと強く、強く、本当に強~~く思いますデス。やっぱり来日公演してぇ~~
2幕の方は歌う人は変わっていますが曲目的には変更なし。ただ、19日には聞けなかった初演の東宝エリザ限定の「夢とうつつの狭間に」も 2幕冒頭で じいは初演版はCDでしか知らない世界なので「これが噂の…」となめるように(笑)聴いてしまいました。後で山路さんのボーマルシェ削除談@ブレーメン版MAに引っ掛けて「この曲も残りませんでした」という話も。ま、実際に生で歌詞を聞いていると残し続けるのは難しいかも~~それでなくても東宝エリザってヅカ版とウィーンオリジナル版が綯い交ぜになっているし。じいも で観つつも??な部分は勝手に自分の中で都合良く折り合いをつけていたところはあったので。祐サマの「最後のダンス」は控えめにツボり(やっぱり最後のサビの部分の歌い上げと振りは我慢できない~)、M!ではパトリックとサブリナの熱唱に萌え萌えしたり興奮したり……何か今日で最後、生で聞けなくなると思うと寂しかったですね~~心残りがないように堪能させていただきました レベッカも、、、やっぱりシルビアダンヴァースが圧倒的に素晴らしい これまた後のキャスト紹介で話に出てきたのですが、今回はシルビアがアニエス→ダンヴァースだったので騙された!みたいな感じで……ゴメンナサイ 実はじいも同じツッコミをしてました ただね~~これだけ落差のある2役を同時に観られるのは贅沢だし凄い表現力だと思いました そうそう、騙されたと言えばアダルティ~な闇広。キャスト紹介でも「若返った人もいて…」なんて言われていましたが、凄いですよね~~何げにトートの歌詞で「未来の皇帝陛下~」の部分は、いや、もう皇帝陛下だし~~みたいな感じだったけど、でもこの闇広は貴重ですよ~~ってか、こっちの方がお宝よね
そして、、、4年ぶりの一路シシィとの再会。不思議と19日の時のようにタイムスリップはしませんでした。ただ、4年前と同じものを期待したのは正直な気持ちでしたが……思い出は美しいままにしておくというのはよくいったものだな~とつくづく 楽器は1日休んだら取り戻すのに3日かかるなんてことを言われることはあるけど、歌だって同じわけで……数ヶ月ぶりに楽器に触れて譜面通りに正しく弾いているのに上滑りしていて乗り切れなくて気持ち悪い感覚というのかな~~そういうのは楽器弾き的な立場で実感として分かるんだけど、今日の一路さんの歌を聞いていて同じような感覚になりました。しかもこんなに回りくどい節回しな歌い方だったかな?とか……その節回しがお久しぶり~な歌のごまかし技になっているように聞こえて何だかな~と。でも、一番感じたのはコレ!舞台に対する姿勢の甘さ……母性によって貫禄がついたとか深みが増したとかそういうのは違うと思っています。歌に変な甘さがあって緊張感が全く感じられない……歌唱力や音程の上げ下げ(「私だけに」はウィーンオリジナルよりはもちろん低音、今回は東宝版よりも更に低音でしたね~~もしかしてヅカ版か???)云々はともかく、ギリギリまで自分を追い込んで役として歌う姿や醸し出す雰囲気に、演じる役の世界を感じられるミュー女優というところが好きでした。そういう姿勢で舞台に向き合う人だからこそ……本当ならああいう形で休んで、ブランクがあるのを承知で仕事を引き受けたなら必要以上に厳しい姿勢で臨んでほしかったと、これは3ヶ月前と何ら変わっていない気持ちなんですけどね。そういう意味では裏切られた部分もなきにしもあらずで
今日は千秋楽ということで最後の曲「影を逃れて」の前に今回のコンサートを企画した岡本Pが登壇。コンサート企画の経緯等々の説明の後に各キャスト&アンサンブルの紹介がありました。アンサンブルの方々が一人一人詳しく紹介されたのはとっても良かったと思います あれだけの人数でここまでの迫力が出るってことは相当なレベルの方々を揃えているってことですから。各キャストの紹介の中で、「放浪記」が中止になって最初に何かできることがあれば~と申し出てくれたのが祐サマだったという話もありました。ただ、2、3曲歌うつもりが9曲になってたという……確かによく出てましたわ~~ってかそれだけ連続で作品に出てるってことでもあるけど、ちょいと働きすぎ…か 他の出演者もお稽古や公演の合間をぬって参加してくれたようで……キャンディードと被ってた方も結構いましたよね~~「村井さんとか言う人も来てて」と岡本Pとは旧知の仲のようでブラックさ全開って感じで
で、一通りの紹介が終わった後にスペシャルゲストを二人呼んでいて…という話で、じいは期待したんですよ~~もしや「クンツェorリーヴァイ氏」と思って……そしたら次期エリザの瀬奈じゅんさんと次期M!出演の香寿たつきさん、まぁここまでは許せる。歌披露はさすがに無理かな~と思ったらやっぱり紹介だけで……新トートの石丸さんもまだ表で歌ったらダメということらしいので。ただね~~ここからがちょっと、、、それってどーなのさっ と思ったんです。いかにも東宝のお約束という感じでしたが、舞台上に一路さんと涼風さんが加わって歴代トップに囲まれた岡本Pな状態。しかもヅカ愛称で呼んで普通に喋ってて……宝塚を全く知らない一般人には意味不明だと思いますよ~~しかも内輪で盛り上がる雰囲気満々で正直あまりいい気分ではなかったです。しかもその後に一路トートと香寿ルドルフで闇広 宝塚のファンの人には堪らない懐かしのお宝企画なのかもしれませんが 音程は声域の狭い女性限定の宝塚バージョン。その状態でコーラスは男女のアンサンブルの方々だから、男性にはそうとうきつかったんじゃないかな~~と思いました。でもね~~特別ステージを設けるならわざわざ呼んできた来日キャストに対してでしょ~~二人に対しては通訳もつけず(シルビアが通訳をしてくれてました)、スペシャルな紹介もなく、挨拶もそこそこ、失礼極まりない!!!ま、つくづく思いましたけどね~~やっぱりスミレの世界ありきなんだな~~って。クンツェ&リーヴァイの世界と言っても結局のところ落としどころはヅカなのね。
最後の最後で台無しになった感はありましたが、素敵な出会いの数々 それだけで充分でございますぅ~~時間とお金が許せば……ってかそれ以前に激戦チケなので無理な話なんだけど、全出演キャスト総なめ 通い詰めたかったくらい!でも、外せないポイントはバッチリ押さえて前半と後半で観られたことには感謝してもしきれないくらいですぅ~~ホント、マジ、サブリナとパトリックとの出会いによって新たな宝物を得たような、そんな幸せな気分です