うさとmother-pearl

目指せ道楽三昧高等遊民的日常

文系×理系

2005年07月13日 | ことばを巡る色色
私は文系で飯を食ってきた。言葉で考える、語り、書き、それを切り売りして糊口を凌いできた。
私の頭の中で、理系とは、3次元である。ゆえに、物理・地理といった、『理』のつくものが苦手だ。高校の物理では、落下データを捏造したし、(落下さえうまく実験できなかった悲しい過去さ)地理の時間はとにかく下敷きに思いつく映画の名前を書き連ねて眠気を覚ました。私にとって歴史も理系で、ヨーロッパとアジアの同時代が3次元すぎて苦手だった。入試のとき、『間違いを指摘し、正しく記述し直しなさい』という問題で、全然知らぬローマの王様が大群で押し寄せてきて、すっかり征服されてしまった。入試当日に名も知らぬ人が問題に出てくるなんて・・・因数分解は文字で考えられるので、私にとっては文系。ずばずば解けて楽しかった。化学も数式でいけるのでわたしにとっては文系の分野だ。しかし、ベクトルとかは当然まったくダメだった。いわゆる空間認識ができていないのかもしれない。

最近、自らを表現するのに、文系・理系という区分を用いる人が多いのに気づく。ちょっと前まではそのような自己紹介はされなかったように思う。それだけ、この区分がポピュラーになりつつあるのかもしれない。たとえ、高校・大学の専攻がどうであれ、気質の中にその特徴が随所に現われる。実はわたしにとって理系の人はstrangerであり、ちょっと緊張する。慣れるまで手探りの交友となる。そして、とても好きか、どうしても苦手かに分かれ、中庸ということがないのも不思議だ(この感じはB型の人と接するときの感じに似ている。血液型占いというのを信じてはいないが、なんとなくB型の人だけは雰囲気でわかり、やっぱりstrangerな感じを持つ)こういう感じは頭の中でなく、脊髄とかcellレベルのどこかで感じているのでうまくは、いえないのだけど、大雑把に区分するとこんな感じ。


  文系                 理系
村上龍            村上春樹
「宇宙戦争」    VS   「スターウォーズ」
蛍狩り            クワガタ捕り
独奏             大編成合唱(なぜか医学部は合唱団がお好き)
古民家            ログハウス
オールドノリタケ       マイセン
ウルトラQ           ウルトラマン
スーパー銭湯        BBQ
湯豆腐            冷奴
中国悠久の旅        バリリゾート有休消化旅
テンプレートそのまま    スタイルシート背景は薄い青・緑かレモンイエロー
休日農園           ガーデニング

どちらかに7つ以上○がつけば決定的かも。


(いくつかにおいて実在の人物を想起させる例になってしまったことを関係各位に深くお詫び申し上げます)
コメント (26)
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