日曜は名古屋に所用があった。仕事関連だったけれど、済ませた後は休日。車を豊田鞍ヶ池まで走らせた。10.11月は、トヨタ自動車の創業70年記念で、鞍ヶ池にある豊田喜一郎氏の別邸が公開されている。設計は鈴木禎次氏。
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公開はこの10月の土日のみ。一階部分だけの公開で、ガウディを模したという地下やら、和室を持つ2階も見たかったなあとちょっぴり不満。豊田さんって徳川家康に似てるなって、ふと思う。戦国武将が傾いたり金ぴかしたり侘び寂びしたりしてる間に、鳴くまで待っていたんだな。故に太平の豊田王国、豊田幕府を築き上げたのかな。
私は、へそ曲がりなので「へうげもの」が好きだけれど、鞍ヶ池記念館の美しく刈られた芝生の小山、アテンダントのおねえさんは優しく丁寧で、その意味で豊田さんを尊敬する。お商売の形もいろいろあるということだ。
鞍ヶ池を出て、もう一度名古屋方面に向かう。そうして長久手の名都美術館へ。只今は、「櫛簪秀品展」 それはそれはたくさんの簪を見せていただく。今まで意識していなかったのだけれど、日本髪は多くの簪で留められ結われ櫛で飾られる。それは冠をパーツに分け、髪でフォルムを作り上げていくということだったんだ!これほど複雑に髪を結う文化というのも、なかなか稀有のものなのだということに初めて気付いた。櫛簪のみでなく、それを加えた結髪自体がゲージツのようなものであるのだ。マリーアントワネットの鳥かごを飾り込んだ数十センチある髪型に負けず劣らずファンタスティックなものだ。
そうして名都美術館。素晴らしい日本画コレクションだった。昭和のお大尽は大観とか松園とか平山郁夫とかのコレクションがおなじみのラインだ。きっと社長室に飾りやすいのだろう。ネームバリューもリーゾナブル。「この絵は大観ですぞ」といえば、「ははぁー」ということになり、簡単である。画廊さんのいいカモだったろうなと思わせる「社長コレクション」だが、名都美術館の松園さんはワンランク上のものだった。利益超過だから、ちょっと画廊に出かけて買いました、という物とは全然違っていた。建物が新しいのは私としては少し残念だけれど。うーん、林テレンプさん。お目が高い。
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公開はこの10月の土日のみ。一階部分だけの公開で、ガウディを模したという地下やら、和室を持つ2階も見たかったなあとちょっぴり不満。豊田さんって徳川家康に似てるなって、ふと思う。戦国武将が傾いたり金ぴかしたり侘び寂びしたりしてる間に、鳴くまで待っていたんだな。故に太平の豊田王国、豊田幕府を築き上げたのかな。
私は、へそ曲がりなので「へうげもの」が好きだけれど、鞍ヶ池記念館の美しく刈られた芝生の小山、アテンダントのおねえさんは優しく丁寧で、その意味で豊田さんを尊敬する。お商売の形もいろいろあるということだ。
鞍ヶ池を出て、もう一度名古屋方面に向かう。そうして長久手の名都美術館へ。只今は、「櫛簪秀品展」 それはそれはたくさんの簪を見せていただく。今まで意識していなかったのだけれど、日本髪は多くの簪で留められ結われ櫛で飾られる。それは冠をパーツに分け、髪でフォルムを作り上げていくということだったんだ!これほど複雑に髪を結う文化というのも、なかなか稀有のものなのだということに初めて気付いた。櫛簪のみでなく、それを加えた結髪自体がゲージツのようなものであるのだ。マリーアントワネットの鳥かごを飾り込んだ数十センチある髪型に負けず劣らずファンタスティックなものだ。
そうして名都美術館。素晴らしい日本画コレクションだった。昭和のお大尽は大観とか松園とか平山郁夫とかのコレクションがおなじみのラインだ。きっと社長室に飾りやすいのだろう。ネームバリューもリーゾナブル。「この絵は大観ですぞ」といえば、「ははぁー」ということになり、簡単である。画廊さんのいいカモだったろうなと思わせる「社長コレクション」だが、名都美術館の松園さんはワンランク上のものだった。利益超過だから、ちょっと画廊に出かけて買いました、という物とは全然違っていた。建物が新しいのは私としては少し残念だけれど。うーん、林テレンプさん。お目が高い。