うわぁ～（＠＠）

前の記事が1日！！！
こんなにブログ放置したのは、初めてじゃないかしらん？
年をとったせいか日の立つのが早いとはいえ、最近ほどあっという間と言うのは初めて？

会社から帰ると、夕食もそこそこにせっせと作業に励んでいました（＾＾；；
今度の日曜には、先日いただいたオーダーを納品してしまいたかったのです。
祝い箸とぽち袋セットとストラップと手毬人形たち。

合間に、おとといはひよこ家と一緒に、またまたミカン狩りに行ってきました♪
疲れた合間には、mamekichiセンセにおねだりした諸戸氏コレクションの図録を眺めたり。
このお話は、納品が終わったらお話しますね（＾＾）ｖ


今回は実に良い勉強をさせていただいています。
ビジネスとして品物を納めるのは初めてですが、量産できるものと出来ないもの、割の合うものと合わないものがある、ということが分かりました。
また、手間と言うか技術というか、そうしたものにもきちんと料金を載せないと、技術の安売りにしかならず、いずれそれは技術力や向上心の低下を生じるという事も。
今まで自分が楽しんで作って、人形をお迎えした方が喜んでくださるならばと、材料費の半分程度を頂いていましたが、今回の様なビジネスをする場合は、それではいけないんだと知りました。
ユーザー相手と企業相手じゃ、違って当然という至極当たり前の事に気がつかなかったんです。
企業相手に、ボランティアすることないですものね（＾＾；；


箸袋やぽち袋、ストラップといった消耗品は、量産できるし、それでも構わない。
でも人形のようなものは、量産できないんです。
第一に「気」が入らない。
もともと人形は「ヒトガタ（人の形）」であって、ヒトガタに邪気や悪運を移して祓うもの為のものです。
それが時代が流れて、節句人形のように「健やかな成長や良い運気」を願うものになり、飾るという習慣が生まれた。
そしてそれが、子供のままごとといった遊び道具になっていき、今では愛玩といったものや、単なるキャラクターの面白さを手元に置いて楽しむといったものになっています。

かーさんの人形たちは、シミユキに始まった「うちの子ＬＯＶE」から始まったものですので、やはり「愛しい」という気がなくては作れない「ヒトガタ」に近いものがあります。
ウサギと言う動物への愛しさの結晶と言うか。
作り手の気がこもってしまうのは仕方なく、だから人形を作る時は怒っていたり、イライラしたりという悪い気持ちではいけません。
なんて言っても、うさぎ人形をつくっていると自然とウサギへの思いがあふれて、心が穏やかに静まり、良い気だけが満ちてくる感触があるんですよ。不思議です。
だからどの子も、その子なりの個性や気を持ってニコニコして生まれてくるんです。

たまーに　どうしても上手くいかない子がいます。
特に顔が。
そういう時は、作ることに心が向いていないというか、なにか専心出来ないあれこれの事情や心の乱れがあるいんですね。
きっと、その子がそうした気を吸い取っているんじゃないかな？
そして払ってくれているんじゃないかな？
って、最近思います。
だから、そういう子はお外には出さずに「うちの子」になります。
「どうやって作るか、かーさんと共に考えてくれた」試作品的な子もいますので、必然　手元にはだんだんと「うちの子」が増えてしまいます（笑）

こんな人形たちですから、量産は無理！！
今回どんなに頑張っても、2週間で１４体作るのに、寝る間も惜しんでやっとですから（＾＾；；
むりくり作っては、心のない人形たちしかできません。



しかし、今回も何かに守られているというか、ご縁と言うものをひしひしと感じています。
雑多でごちゃごちゃで、引っ越し前の家みたいにボロボロゴチャゴチャの部屋と体ですが、忙しさに取り紛れて肝心なことを見逃したり捕まえ損ねたりしないようにしなくてはなりません。
ひょっとしたら、これからの人生のエポックになるのかも？
そうでなくとも、かーさんにとって、きっと大事な時期なのではないかと思うのですよ。


気がつけば、しっかり紅葉（＾＾）
新芽も真っ赤なブルーベリーです。