チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

夢のお散歩

2011-09-25 20:41:18 | お出かけ
一度は間近で見たいと願っていた犬塚氏の作品に、会ってまいりました。
(犬塚勉氏巡回展 日程)
いやーーー 良かったです(^^)
もうため息しか出ない。野山好きにとっては、たまりません。

通常犬塚氏の作品を広めている「東京・奥多摩のせせらぎの里美術館」さんからご案内いただいた時は、本当にうれしかったのです。
ぜひ実物を見たいと思っても、なかなか奥多摩まで出かけることができません。
それが日本橋高島屋に110点もの作品が来るのですから、なんとしても行こうと思いました。
「お知らせいただきうれしい。ぜひとも出かけます」とお返事したら、なんとママちんと二人分のご招待券を送ってくださいました。本当にありがとうございましたm(_ _)m
おかげで今日は、東京にいながらに、野に遊び、山に登ることができました。

今日は、以前美術館さんから求めた画帳を使って、ご紹介しましょう。
いつもより大きめにしてありますので、どうぞ大きくしてお楽しみくださいね。


ひぐらしの鳴く(作品右側)



これは90×260cm(60号2枚)の横長の作品の一部です。
NHKの番組で見て、一目で引き込まれた作品です。
このころの犬塚氏は自然を密に描いていたようで、それはそれは丁寧に、草の葉一枚、木の葉一枚丁寧に描き込んでいます。
実際の作品を前に、かーさんは花束作りができました。
沢山の白のヒメジオンに、ピンクののショウマとアザミにシダの葉そえて。
(かーさんはナデシコだと思うけど、ママちんは”ここなら絶対にアザミ”って言うのです。フウロソウもありだなぁ。)
ああ、これはイタドリの葉。
思いっきり、野原で花積み。子供のころから好きな遊びです。
思わず乙女チックになりましたよ(^^;;


梅雨の晴れ間



かさーんが一番好きな作品。約73×117cm(50号)
子供のころの記憶。
どこまでも静かな初夏の昼下がり。
人の気配のない山辺の道の角を曲がったら、ふっと目の前に広がった一角。
ひと時風が止まって、虫の羽音が聞こえる静かな陽だまり。
道の茂みの向こうに見える葦の原。
心が穏やかになって、ふわっと広がってうたた寝気分。
自然と同化してゆく心地よさ。



縦走路(一部)



番組や画帳で見た時は、すごい!!とは思いましたが、がれの足場ですからいまひとつお好みにはならなかった。
ところが実物を前にすると・・・
112×162cm 100号の大作は、すばらしい展望の山道を目の前に続けてくれたのです。
そう、まるでそこに立って、今から行く道を眺めている気分になるのです。
その明るい日差しに照らされた道は、人を山へと誘うように続いているのです。
これには参りました。
この先へ行かなくてはならないじゃないですか(笑)


主催NHKなので、以前番組で取り上げた内容を編集したものを流していました。
それによると、このころの作品は人形の目鼻を書く面相筆を使っていたそうです。
だからこれほど密に描けるんだと、いたく納得した次第。
どんなに近づいてみても、ぶれなくそれぞれの草木が存在しているのですから。
これらの作品は、身近において毎日のように眺めていても、決して興味のあせることなく、いつも何かしらの発見ができるようなものだと思っています。
そういう相性の良い作品を手元に置くと、生活が潤うのですよね。
そうは言っても、本物を手にすることは早々できることじゃありませんから、せめて大き目のポスターがあればなぁって思います。
リトグラフを売っていましたが、画用紙程度に収まった作品は、やっぱり物足りない。
自由奔放な命を缶詰に閉じ込めちゃったみたいで、お味が落ちますって(^^;;

このほかの作品もスケッチも、集大成のように展示されていて、大変満足な時間を過ごすことができました。
ご親切にご招待くださった、美術館を管理されている奥多摩総合開発のF氏に、改めて御礼申し上げます。
おかげさまで、命の洗濯ができましたよ♪

※せせらぎの里美術館では、定期的に犬塚氏の展覧会を開催しております。
図録も販売しておりますので、よろしければサイトを見てくださいね。

コメント (2)
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