日常

堀内信隆「だるまんの陰陽五行シリーズ」

2013-06-18 21:35:09 | 
「だるまんの陰陽五行」シリーズが最高におもしろすぎる!



自分の中で2013年に読んだ本でのベスト3に入っています。
この漫画の世界観は東洋哲学の五行を入り口に、民俗学、神仏の世界、心理学、哲学、神秘主義、スピリチュアル・・・ありとあらゆるジャンルを横断しています!縦割りのジャンル分けなんて意味がなくなる素晴らしさ。
あまりにも深くて面白すぎるので3回くらい読み直しました。そして、周りにいるこの世界が分かってくれそうな友人にプレゼントしまくっています。勝手に伝道師?笑 (みうらじゅんの勝手に観光協会、みたいな。)



だるまんの陰陽五行 Webサイト

だるまんブログ

●漫画を試し読みしたい人はココにありますよ


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<HPより>
マンガで解るシリーズ『だるまんの陰陽五行』は、陰陽五行の「木」「土」「水」「火」「金」の五行を哲学、医学、民俗学、歴史、易学、西洋神秘学の体系に照らして解説するマンガ形式の書物となっています。
陰陽五行とは、見えない世界までを含む森羅万象を測るモノサシです。これに通じてくると世界観が変わること請け合いです。人生を積極的に生きていくことができるようになります。

本シリーズの最大の特徴はマンガによる解りやすい解説書であるということです。
一見難しそうなテーマも謎の登場人物“だるまん”が、読者を陰陽五行の世界にやさしくナビゲートしてくれることでしょう。
さぁ、あなたも「だるまん」と一緒に陰陽五行の世界に出発しましょう!
**************
<HPより 作者>
陰陽五行は東洋哲学はもちろん、医学や日常の習慣に至るまであらゆる事象の下敷きとなっている思想である。
しかも、その範囲は「霊」などの「見えない世界」にまで及んでいる。
先人の知識の集大成であるのに、今まで医学とか民俗学とかジャンルごとの解説書は多数あったが、全体を包み込むようなものがなかった。
本シリーズはそれに挑んでいる。

本シリーズでは、第一巻「木」の章と第二巻「土」の章で主として、人文系の話題に哲学、宗教、心理学、神秘学的などをからめて取り上げ、第四巻「火」の章と第五巻「金」の章で歴史、民俗学の話題を取り上げることにする。
そして第三巻「水」の章と、第六巻「東洋医学」の章で自然科学と、特に東洋医学の考え方を取り上げている。
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なぜこんなにすごい本があまりに話題にならないのか不思議だ。
もっと本屋にバンバン置けばいいのに。コンビニにもこの漫画が置かれるようになると、きっと時代は変わると思うなぁ。


作者の堀内信隆先生は、現役の歯科医でありながら、その診療の合間にだるまんの漫画を描かれています。
原作と書き手が違うことはよくありますが、このだるまんシリーズは原作者が漫画の描き手であるところが一番すごいところ。
堀内先生のありとあらゆる広範な神話の知識がすごすぎる。五行哲学をベースに森羅万象のイメージを読み解く洞察力や知性。漫画での表現力の素晴らしさに深い感動を覚えました。



今のところ、「木、土、火、金、東洋医学」の章が刊行されています。
先日、「金の章」が出たばかり。刊行記念の講演会も行き、ものすごく面白かった!堀内先生ともお話しできたし。

診療の合間にご自身で漫画を描かれているので、最後の「水の章」が出るのは最低2年はかかるようです。焦らず楽しみに、首を長くして待ちたいです。
最終章の水の章が出る前に、是非とも堀内先生の講演内容を活字にしてもらったり、対談本など出版されるといいなぁと思います。
堀内先生ご本人も、とても気さくで情が深く、医師としても素晴らしい方でした。








まず、簡単に五行のことから。






万物は「木、火、土、金、水」の5つの要素で成り立つとされます。
それぞれを「イメージ」や「象徴」としてとらえると分かりやすい。

森羅万象を、5つの要素(エレメント)のシンボルの組み合わせとして見てみましょうよ、ということ。

<五行配当表>(色分けしてみた) 


5個の関係は、互いと互いとの結び付けあいで、絶妙な関係をつくる組み合わせのようなのです。




それぞれの元素には二通りの相関関係があります。
ひとつは「相生」、もうひとつは「相克」です。

「相生」関係とは、それぞれがそれぞれを生み出す関係のこと。
木→火→土→金→水→木 の順番に循環する。

•木は燃えて火が生まれる。
•火が燃えると灰(土)が生まれる。
•土からは鉱物(金)が生まれる。
•金属が溶けると液体(水)が生まれる
•水は根から吸収されて木が生まれる

という関係。
この関係はスムーズに循環します。




それに対して、「相克」関係とは、それぞれがそれぞれをやっつける関係のことを示すと、一般的には考えます。
木→土→水→火→金→木 
の順番に循環しています。
その図形は丁度五芒星(pentagram)になるのも不思議なところ。


•木は土の栄養を奪う。
•土は水をせき止めて、流れをとめる。
•水は火を消す。
•火は金を溶かす。
•金は木を切り倒す。

という風に考えると分かりやすいです。












だるまんで斬新なのは、この「相克」関係をさらに広い見方でとらえること。

「相克」関係は相手に勝ってしまう関係。
だから、矢印は常に弱い方向へと向かいます。

だからこそ、その方向にエネルギーを流すことが重要になり、それは「進化」の方向でもあるのです。
あえて、負ける、落とす方向に行くことが大事。



この「相克」関係が人間の進化(成長)の方向で、
木→土→水はヒトの進化。
水→火へは鏡の間を通り、自分の我(エゴ)を落とす。

そこから、
火→金→木はカミの進化。
となるのです。

そして、たとえば土→水に行くとき、その間にある金は「触媒」と考えます。
ですので、カミの進化で火→金へと、一度カミは落とされ(ヒトの土が触媒となり)、金→木へとカミは上昇する(そこをヒトの水が触媒)。
という、ヒトとカミとの関係も同時に表わす。

そうして木へと一巡したら、そこからは螺旋上に一段階上昇し、再度人は進化の過程を歩む。(一巡目は火(愛)を受け取る側だったが、二巡目は火(愛)を与える側に回る)




言葉で書くといまいち臨場感が伝わらず残念なのですが、こういう話を日本の神々や世界中の神話伝説の引用をちりばめながら物語が進んでいく。
それが非常にとんでもなく面白い!!








<堀内先生の講演から(2013/5/30)>
(「金」の章発売記念講演会 メモ書き)
・陰陽五行は考え方の「物差し」のようなもの。
・相撲は神事。屋根も五行で形どられている。
四房 方位 季節 四神獣
青房 北東 春 青龍(せいりゅう)
赤房 南東 夏 朱雀(すざく)
白房 南西 秋 白虎(びゃっこ)
黒房 北西 冬 玄武(げんぶ)






・北:カミ
・中心は陰と陽を持つ。土のエレメント。神獣は麒麟。
・相生と相克。相克の矢印は常に弱い方向を向く。だからこそその方向にエネルギーを流す。進化の方向。
・Win-Winの関係は、どこかで負ける人がいるだけ。lose-loseの関係が今後大事になる。お互いが少し負ける関係性。落語での「三方一両損」
・土:育むが腐らせる二面性。
・人間の低我(木→土→水)から、higher selfや神々の高我(火→金→木)への道。
・ディオニソス(バッカス)、イナンナ、ルシファー、スサノオ:カミは一度落ちる(火→金)。落ちることは悪ではない。
・神→気→精
・天地。天:呼吸、地;食事)
・木(青:若者)→火(赤:大人)→土(黄:大人)→金(白:老人:素人)→水(黒;魂、霊:玄人)
・見える世界はエントロピー増大、エネルギー保存が原則。ただ、見えない世界は逆になる。生命(精神:心)はまとまる方向(エントロピー低下)に動く。
・神(霊:メンタル体:水)→気(魂:エーテル体、アストラル体:木)→精(肉体:物質体:土)の方向は、精妙から粗雑な方向へという変化(振動数(波動)の低下)
・悪は物質化の方向。物を奪い合う。そこから反転し善へ。善は分け合う。
・人間は反転した後の存在
・物質→(エーテル体)→アストラル体(感情)→メンタル体(具体思考)→<低我/高我>→コ―ザル体(抽象思考)→ブッディ、アートマ。 <低我/高我>をつなぐものが人間。
・より物質に近くなるが「生」。抽象度が高くなるのが「死」。
・「土→水」の方向では金が触媒。金神様:土に留まりたい人には忌み嫌う神になる
・現代は「土から水へ」の時代になっている。古い慣習に留まる土から、自由に流動的な水の時代。

<金の章より>
・神業(しんぎょう):陰と陽を結びなおす事。天津神と国津神を結びなおすこと。隠された国津神の解放。神と人を結びなおす事。
・国津神が隠されていた理由:金神は執着(土)の人間には怖い存在だが、土で自分の影に気付き、土から水へと自立の道を歩み始めたものにはバックアップ(触媒)してくれる存在。
・陰陽は善悪二元論とは違う。陰と陽は常に流転する。立場によって変わる。
・堕天使ルシファーは、何かの事故で「落ちた」天使。神々の世界では、高位の神による何らかの意図で、お役目として落ちている。
・明けの明星:堕天使、ルシファー。スサノオノミコトも悪として天から追放。
・ルシファー:元の意味はルックスフォルス(光を抱えるもの)。悪魔バフォメットと堕天使ルシファーの類似。
・地母神(土)=大地、智慧。優しく包み育てる。死と言う運命で土にかえす。
→シュメールのイナンナ、エジプトのイシス、ギリシアのアフロディテ、インドのカーリー、アマテラス・・・すべて両性具有の神
→男神(イシスの夫オシリス、アマテラスの弟スサノオ、イナンナの夫ドゥムジ)は、一度墜とされる。
・火→金を、土が触媒する。キリストの磔も同じプロセス。
・宇賀弁才天;「ウカ」食物。男女一体。「マタラ神」のような異形の地母神
・太乙という絶対が陰陽になる。
・粘菌は進化の階段を上り下りする。単細胞のアメーバから変形体へ、そして胞子をつくる植物の菌類へ。いのちも同じ。天から地へ墜ちて、昇ってまた落ちる。
・かならず陰と陽がある。神が陽なら、人は陰。神にも陰と陽がある。陽の神と分かれて落ちた陰の神は、やがて反転して昇って、一つになる。
・ヤコブの階段:天使は階段を昇り降りする。
・墜ちる神:神の死:火→金 ヒトは土から水に行ってお互いに助け合う。墜ちた神が人を助け、人はやがて神を天に戻す。五行の奥義。
・究極の陰陽合一=聖婚(ヒエロス・ガモス)。古代バビロニア:ミュリッタ神殿では男性を育てる通過儀礼として女性と交わる。タントラ仏教との類似。
・女性と男性は、神と人の関係で象徴される。地母神が人間の成長に欠かせない。女性は聖なる存在。性行為ではなく聖行為。
・五行では低我(木→土→水)と高我(火→金→木)がある。
・6:易では六(りく)と言って極陰。方位では乾(いぬい)と言って極陽。
・カバラ生命の樹、第6のセフィロトである「ティファレト」は犠牲の神を意味。地母神の象徴で十字架の密儀に関わる。ティファレト(Tiphereth、美と訳される)。第6のセフィラ。生命の樹の中心に位置。数字は6、色は黄、金属は金 惑星→太陽。神名→エロハ。守護天使→ミカエル。
・新天皇が即位する大嘗祭で行われる「真床覆衾(まどこおぶすま))」は、神霊をいただく儀式。擬似的な神の死の再現とも言われる。
・究極的には、宇宙とは神とひととの協力で進化する。神と人との合一。結婚。そのためには、まず神が墜ちること。金を受け入れること。
・水と火は究極の陰陽。火と水でカミ。
・メルクリウス:ヘルメス。火と水の性質を持つ水銀。鉛を金に変える賢者の石。ウロボロスで象徴される。
・錬金術;人間が神へ進化する魂の変容術。神の域に達した魂が、大いなる神の火に焼かれて一度死に、形をかえて復活していく様。神の世界での死と復活の二段構え。
・たたら:火→金(神の死):練金
・合わせ鏡:次元をまたぐにはネガとポジがいる。
・土→水の生長過程で、聖婚を通じてゆがんだ性意識を超越する。一番見たくない自分の影に気付く。陰陽の合一。神々の復活のために自己犠牲を行う人間存在の命(エネルギー)
・聖杯伝説;イエスの血をぬぐった杯。犠牲を担ったイエスの血液が聖杯となった。
・水の象徴に、「精」がある。形になる前の力。転じて命そのもの。胎児。
・秘教。大いなる力が3段階で流出。最初の光は微から粗に至るまで浸透し、地球の材料を作った。2番目の光は深層に力を与え、形が生まれ、命がうまれた。光はひとつになり、地球が生まれた。3番目の光が神性を与えようとしたが、闇がふかくてためらう。代理が陰と陽をつなぐことになった。人間のみが3番目の力を受けて神性を得る。初期の泥人間を経て、鉱物、植物、動物、半獣人を経て、現在に至る。プロメテウスは光を盗み人間に与え、神性を得た。
・ルックスフォルスは、自ら最低層に墜ちる頃でヒトに智慧を与えた。神の親心を悪と決め付け、3番目の光を返してしまった。人間は半獣人に退化している。土に留まる。
人間はルックスフォルスの与えた智慧で内なる悪を見つめなおし、自立して土から水へと歩む。水で大仕事をすると、火にいたり、3番目の光を確実なものにすることができる。
・いのちの大元には3つの力の流出がある。
第一流出;黄色:下へ降りて物質を作る。一つの目の光の進化の方向。
第二流出;青色:下へ降りて第一と合体して上へ昇ろうとする。鉱物、植物、動物ができる。反転。神の死と復活(イナンナ女神が地獄で裸なのはこの象徴。地母神も墜ちる。)。下へ行こうとする第一流出が残っている。
第三流出;赤色:上へ引っ張ろうとする。間をつなぐのが人間。陰陽を克服できる。
・空海:夜明けに輝く金星が口の中に入り込み、求聞持法を獲得した。
・西洋では金星はルックスフォルス(天使:ルシファー) ルシファーは物質に近い人間界に役目上おもむいた。
・水蒸気が冷えると水になり、さらに冷えると氷になる。温度が下がるというのは生命力が落されていく過程。落ちるほどに硬い、形の明確な、物質化が起きる。
・「金勝要(きんかつかね)の神」「坤(こん)」神 。極陰の神(極陽は「乾」)。坤神:すべてを生みだす母なる地球。単に生みだすものとしての象徴から再生させるものの象徴「地母神」。
・狛犬:ライオンと一角獣。自我(エゴ)と自己(セルフ)の関係。



・・・・・・・・・・・・・

メモ書きだけでもすごい情報量!!!これを解読できたらすごい。だるまんの漫画、すごいなー。




この中で、特に面白かったものを。
堀内先生から聞いた話。
『Win-Winの関係は、どこかで負ける人がいる。だからよくない。
lose-loseの関係が今後大事になる。お互いが少し負ける関係性。落語での「三方一両損」が参考になる』


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八代目三笑亭可楽の噺、「三方一両損」によると。

『白壁町の左官の金太郎が財布を拾うと3両が入っていた。
書き付けから大工の「吉五郎」の財布と分かり届けてあげたが、
「書き付けと印形は俺の物だから貰うが、3両はもう俺のものではないので、やるから持って帰ぇれ」と言う。
「金を届けてけんかを売られりゃ~世話がねぇ。」
「よけいなことをしやがる」
「なんだと~!」。
けんかになって大家が仲裁に入る。

そこで大岡越前に仲裁に入ってもらう。
大岡越前が言っても、吉五郎も金太郎も3両はどうしても受け取らないと言う。


大岡越前
「この3両は私が預かろう。そして、二人に褒美として金2両ずつあげよう」
と裁いた。


「金太郎がそのまま拾っておけば3両、吉五郎そのまま受け取れば3両、越前守そのまま預かれば3両となる。
しかし、大岡越前が自分の財布から1両を出して二人に2両ずつ渡して一件落着となった。三方1両損である」と。
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この話は面白い。

全員が3両をまるまる得する可能性あった。
おそらく、現代社会とはこういう状態だろう。誰もが、自分だけが一番得する方法を狙っている。

大岡越前の裁きのように、自分の財布から一両を出す。1両損したように見える。
でも、二人は4両を2両ずつもらうことで、そろぞれが少しずつ損をした気になるが、全員が納得して平和に解決する。

こういう風に、自分が少し損をとることで、全体の関係性を良好に保つという考えは素晴らしい。
自分も、こうした「三方一両損」の関係性を意識したい。

おそらく、美輪さんが言うところの「負の先取り」という考えに近いのではないかと思った。





一度読んだだけでは内容が深すぎて容易に理解できません、
だるまん、すごすぎる!!とんでもない本です。歴史に残るマンガ!

是非みなさんもお読みになってください。
(Amazonでは品切れのことが多い。大手書店屋では東洋医学コーナーにあることが多いみたい)

だるまんの話で盛り上がりたい!(^^





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「黄金の華の秘密」
C.G.ユング(著),リヒアルト・ヴィルヘルム(著),湯浅泰雄(翻訳), 定方昭夫(翻訳)(人文書院(1980/03))より


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アニムス(魂)は、軽く純粋で、光の性質を持つ天上のものである。生を求める。
アニマ(魄)は、重く濁っていて、暗い本性を持っている。死を求める。
アニマ=死の部分を蒸留すれば、純粋な光になる。
==========================
もし汝が、無駄に流出し去ることのないダイヤモンドのごとき身体を完成せんと欲するならば、意識と生命の根を加熱することに勤しむべきである。
汝は常に、近きにある喜びにあふれた大地を照らし輝かせよ。
そこに汝の真の自我が隠れ住むように、為すべきである。
==========================
呂祖曰。
自然曰道。
道無名相。
一性而已。
一元神而已。
性命不可見。
寄之天光。
天光不可見。
寄之兩目。

呂祖師はいう。
自ら然る(そうなる)ことを、道という。
道には、名づける相(相対)もない。
一なる性(内に生じるもの)があるのみ。
一なる元神 (電磁的力のはじまるもと。二極未分離の状態)があるのみ。
性の命は見ることができない。
これを寄せたのが天(脳天)の光だ。
天の光も見ることができない。
これを寄せたのが両の目だ。
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いつかエネルギーを輪のように巡らせることができるようになれば、あなたは相手の異性を必要としなくなる。
なぜなら、自らの内なる男性と内なる女性が出会い互いに溶け合っているからだ。
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11 コメント

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Unknown (shi)
2013-06-19 18:11:15
すごく面白そうですね!
こちらの記事読んでるだけでもわくわくしてくる文章がいっぱい。
この本読んでみたいですー^^
返信する
超絶おもしろい。 (いなば)
2013-06-19 20:47:50
>shiさん
すんごく面白いですYO!!
自分が解説するより、実際に本を読んでもらった方が絶対に分かりやすいです!漫画のキャラクターもかわいいですし。

かなり深いので、一回だけではなかなか分からず、何度も何度も読み返してしまいます。いやはや、こんなすごい漫画があるなんて!もし購入されたら、感想聞かせてくださいね。
返信する
読んでみよっ! (Is)
2013-06-20 00:36:47
すごい熱が伝わって来た~!
批評眼信じているので、
そこまで言うなら、迷わずクリックしましたー。
とりあえず1巻から。
読んだら感想コメントするね-。
歯科医さんとは!
意外と副業でしてる研究者って
ギョーカイに縛られない面白さがあるよね。
返信する
「だまるん」だって(笑) (まーこ)
2013-06-20 16:19:24
先日は色々とありがとうございました!
息子が表紙を見るなり「あ(*・▽・*)★陰陽五行だ!五芒星だ!」と激しく反応しておりました。そんな言葉知ってたの?ビックリ。
「このキャラが『だまるん』?キャハハ、肌色でへん~(>▽<)!」
・・・『だるまん』だよ・・・。
息子はすっかり気に入って、自分の部屋に持ち込んで、好きな所から読んでいるみたいです。彼がちゃんと理解できるのはまだ先かな?いや、案外私より先に理解したりして。
私も読み始めました。面白い!目からウロコ。
いつも素晴らしい本の紹介をありがとうございます、本のソムリエ、ムッシューイナバ!


『Win-Winの関係は、どこかで負ける人がいる。だからよくない。
lose-loseの関係が今後大事になる。お互いが少し負ける関係性。落語での「三方一両損」が参考になる』

・・・なんかコレ、すごいわかる気がします!
返信する
鞍馬寺 サナト・クマーラ (いなば)
2013-06-21 23:19:05
>>Isくん
お久です!古典輪読会でも最近見かけないので、元気してるかなーと思ってました。ブログも全然更新されてないし。笑

是非是非。とりあえず1巻から。木の章ですね。
なかなか面白いですよー。木の章は心理学の基本のようなところから始まるので、入りやすいかな、と思います。でも、どんどんすごいレベルに話が及ぶから楽しみにしてください。
あの世の事も見えない世界も神々の世界も・・・ぜーーんぶひっくるめて壮大な五行の世界が展開されますYO!


そうなんですよね。副業でしてる研究者って自由だよね。
自分も、宗教も哲学も心理学も・・・完全に在野研究者なんだけど、業界の流行とか何が受けるかとか全く知らんので、完全に自分の「この人好き!!」という純粋な思いだけで勉強出来て楽しすぎる。西洋哲学もプラトンとスピノザくらいしか知らんし。でも、ニーチェとかは気になるんだよね。チラ見してるんだけど。あと、それぞれの新興宗教の教祖様が、どの人もすべて個性的すぎて面白すぎる!!結局、自分は人間が好きなんだなぁと改めて。特に個性的でぶっ飛んでる人ほど、惹かれちゃうんだよねぇ。恐怖や恐れよりも、好奇心と興味の方が上まわっちゃう感じ。

IS君も、在野の研究者として自由に楽しく読書ライフ続けてくださいな。ときどき情報交換もしましょー(^^


>>まーこさん。
先日はどうもでした!あんまり時間なくてバタバタでしたが、濃度の濃い情報を何十倍も圧縮情報にしてやり取りしたような感じ?笑


息子さん、きっとあの世界分かると思いますYO!顕在意識で言語化できなくても、潜在意識で100%理解してるはず。というか、もともと知ってた知識を思い出してるはず!
手塚治の漫画とかって、そういうすごさあるんですよね。常に陰と陽の絶妙なバランス書いてるし。手塚先生大好きです。堀内先生のだるまんは、神秘思想もふんだんに当り前のように取り入れてて、そこがさらに進化してる気がしますねー。

だまるんってのも面白いですね。にせだるまんが途中で現れてくるシーンありますが、にせだるまんより、だまるんの方が名前的には面白かったかもしれない。


「三方一両損」って面白くないですか?!
全員が進んで損をする。すると、全体は調和が生まれて、全体として得をする、って話し。いやはや。面白い。

今は、各々が最大利益、最大幸福を求めればいいって発想だから、そこから溢れる人を除外して世界を狭く作って行く感じがするんですよね。これは学問の世界もそうで、いつもがっかりするところ。


全員が進んで損をとる社会になると、きっと全体はよくなる。地球全体がよくなる気がする。そうすれば、超知的生命体としての宇宙人がいても、「なかなか地球人も少しずつ学習しとるやないか(なぜか関西弁になった)」と言う風に、地球を見直してくれる気がします。


「三方一両損」の話は、少しずつ周りに広めてますYO!
だるまんの他の巻もすごーーく面白いので是非読んでほしいです。今、あらためて「土」の章読んでますが、面白すぎる・・・・。

京都の鞍馬寺のサナト・クマーラってご存知??そんなのまでだるまんには出てきちゃいます。

鞍馬寺、立者は鑑真の高弟鑑禎(がんてい)らしいのですが、今は新宗教・鞍馬弘教の総本山。神智学の影響を受けているらしい。
魔王尊をまつる鞍馬寺では、本尊が1850万年前に金星からやってきたとされるとか、、、超絶興味深い!日本、深すぎ!

鞍馬寺の本尊は「尊天」。「尊天」は毘沙門天王、千手観世音菩薩、護法魔王尊の三身一体の本尊のこと。「尊天」は「すべての生命の生かし存在させる宇宙エネルギー」。
毘沙門天を「光」の象徴にして「太陽の精霊」。千手観世音を「愛」の象徴にして「月輪の精霊」。魔王尊を「力」の象徴にして「大地(地球)の霊王」としているようですね。調べれば調べるほど興味がつきない。。。
あ、ちなみにだるまんにはココまでは書かれてませんよ。(^^;

ただ、そういう鞍馬寺のサナト・クマーラ(クマーラ→クマラ→クラマ)とかさえ普通に出てくる懐の深さに、大感動なのです。
いやはや、堀内先生すごすぎるーーーー!!
返信する
ウエサク満月 (amyjumy)
2013-06-22 01:33:43
鞍馬のことは、ウエサクから繋がり、
今年の5月に点が線になって狂喜したところです。

すみません、日本語になってなくて…(^^;
いつもうまく言えないの。

この本も、ぜひ読みたいです!

ブログ再開始しました。
先生のおかげです。超絶感謝いたします。


返信する
昨日はスーパームーン (いなば)
2013-06-24 08:14:24
>>amyjumy様
鞍馬のことは、ウエサク祭。実は自分も友人から誘われたのですが、仕事などの都合で行けなかったんですよね。僕の友人とすれ違ってるかもしれませんねー。
日本の歴史も世界の歴史も地球の歴史も宇宙の歴史も・・・調べていくと面白いことがたくさんありますよねー。正当学会?は常識で縛られているところがあるので、自由な研究者の方が、とても面白い古代史をたくさん提唱されていますよね。
これは僕らの専門医学で考えてもまったく同じだと思いますよね。正当西洋医学、それはそれで間違っていないのですが、それで説明できないものに、うまく補完しあう関係の医学がたくさんあるのですが、医学会など権威で縛られているところは新しいパラダイムを全く受け入れられないもので・・・残念ですけどねー。


ブログ再開もおめでとうございます!今後楽しみですね!先生の不思議現象、遠慮なく書きまくってください!超絶たのしみ!
返信する
読んだど―――! (まーこ)
2013-07-02 10:25:57
だるまん、読みました!面白かったあ!早速、シリーズの残りを書店に注文。「水」はまだなんですね?これからまさに水の時代に入るということなので、一番力を入れて書かれているのでしょうか。めっちゃ楽しみです。

ホントに深い内容ですねー!現象学とか弁証法とか、哲学もすっぽり入ってる感じ。私は『右巻きの中にも左巻きの意味が入っている』という、「右巻き・左巻き」の章が難解に感じました。うーん、つまりはヒエロスガモス!ということでよろしいのでしょうか、イナバ先生?

まだ「木」を読んだだけなので、理解の浅い部分がたくさんあると思いますが、職業がら人に会う機会が多いので、5行を人間関係に当てはめて面白さを味わっています。友人が「イナバさんは『火』なんだよ~」って言ってたので、どれどれ、私は何だろな~と楽しみにしながら読みましたが、どうもよくわからなくなりました。この土、水、火、金、木、というのは、人間関係の組みあわせで変わるような気がします。私は生徒と一緒にいる時は「金」の役割が多い気がしますし、でも、息子といると、私が「土」であった状態から「水」へ移行する触媒となってくれるのが「金」の息子であるような気がします。でも、息子自身を考えると、現在とんでもなく「木」が強く、「土」との繋がりが断ち切れそうになる危うさがあり、それを支えているのが夫なので、夫は息子にとって「火」の働きをしてくれている。でも夫が「火」か、と考えると・・・と、ぐるぐるしてしまいます。もしかして、その人がもつ基本的な気質と、人間関係の中でその人が果たす役割とは、また別の次元の五行なのかな。
残りのだるまんが届くのを楽しみに待ちます。
またまた素晴らしい本との出合いをありがとうございました!
(ところで、一条氏の6月30日のブログの『死刑絶対肯定論』の書評記事の中で、『刑務所、独房というのは、外からの連絡も電話も入りませんし、本を読むしかない。無条件に本を読むことだけに集中できる場所はほかにありません。読書好きな人にとってはユートピアかもしれません。』とありましたが、私も高校生の時、全く同じことを日記に書いたので嬉しく(?)なりました。独房生活、自分案外イケるかも・・・と思う気持ち、やっぱりまだどこかにあるかも。)


返信する
どの巻も面白いですYO! (いなば)
2013-07-03 18:40:50
>>まーこさん
ついにだるまん、読みましたか!おめでとうございます!

全巻読むのは巻数が多くてなかなか大変のようで、面白すぎて意外にすいすい読めますよー。
もう続きがないのが悲しかったものです。最終章の水の章が楽しみ!堀内先生によると、やはりあと2年はかかるとのこと。
日常診療されながら、しかも文章じゃなくて全部ご自身で漫画まで描かれているわけですからねぇ。頭が下がります。。。


『右巻きの中にも左巻きの意味が入っている』という、「右巻き・左巻き」の章、確かにありましたねぇー。
五行の中に五行があって、、、というミクロとマクロの関係にも通じるところかとは思いました。マクロの右巻きとミクロの左巻きでバランスがとれるということですかねぇ。またもう一回読むと、その意味がわかるようになってたりしますよー。不思議なものですよね。

自分は、基本コンセプトは火なのかもしれませんね。アーユルヴェーダの先生からも、1:風のエネルギー「ヴァータ」、2:火のエネルギー「ピッタ」、3:水のエネルギー「カファ」、で言えば、「ピッタ」(火)+「カファ」(水)と言われました・・

メインの「ピッタ」(火)とサブの「カファ」(水)があって、欠けた「ヴァータ」(風)がある。
メインのものはよく働くことも多いけれど、あまり強すぎると自分の足を引っ張る。
欠けた「ヴァータ」(風)も、そこを補おうとするところに魂の進化の道があるのかな、と思います。

五行で言うところの、相克ルートこそが大事、という観点に近いですよね。楽に勝てるからこそ、そこでエネルギーを流してあげることが進化の道。
心理学者の河合先生も、コンプレックスと言われる感情の付着した無意識の複合体こそが、重要だとおっしゃりますし。
僕らの顕在意識(エゴ)ではまるで欠点や弱点に思えるようなものこそ、潜在意識(セルフ、全体的な「わたし」)にとっては進化や成長の道であり、宝物なのでしょう。そこから、病気そのものも、自分の身体に対する大事なメッセージであるということも分かります。


ただ、自分はバランサーなところがあって、その場その場でバランスをとる働きがあるようなのですね。
ですから、まーこさんがおっしゃるようにその場その場に応じて五行の「木、火、土、金、水」の役割を変えているような気がしました。。

もちろん、その中でもメイン機能は『火』なんだと思いますけどね。
でも、そういう風にして見ると面白いですよねー。
「すべては関係しあっている」ということを、あらためて実感させてくれるような気がします。



一条さんのブログ、ほんとすごいですよねー。
確かに、すべての煩わしい俗事から離れ、仙人のように読書に没頭したいという欲望はありますが、やはり日常の修行(カルマヨガ)をしないといけないものは、俗事に追われながらせっせと読書しないといけないかもしれません。。。(^^
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開いた口が塞がらぬ… (amyjumy)
2013-07-08 17:49:48
『だるまん』ったらスゴすぎて
開いた口が塞がんない!

『土』から読み始めましたが、自分のことバシバシ言われてるもんで…
ハラワタに染み渡っております(*^^*)

キャロライン・メイスの本3冊読んでから…読もうっと
大人買いして積んでた、残り数冊も一気に読破します。
本読むのトロい私ですけれど…
これはスゴいわ(^з^)-☆

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