超音波システム研究所

超音波の新しい利用に関するブログです

超音波を利用した「振動計測技術」

2025-02-27 13:04:02 | 超音波システム研究所2011
超音波を利用した「振動計測技術」


超音波システム研究所(所在地:東京都八王子市)は、
オリジナル製品(超音波テスター)を利用した全く新しい、
 <<振動計測技術>>を開発しました。

これまでに開発した、超音波の音圧測定解析技術について、
 超音波の非線形現象に関する「測定・解析・制御」技術を応用します。

ものの表面を伝搬する超音波のダイナミック特性を
 測定・解析・評価したデータの蓄積から、
 低周波(0.1Hz)~高周波(100MHz)の振動状態を
 <測定・解析・評価>できる技術を開発しました。

建物や道路の振動・騒音、機器・装置・壁・配管・机・手すり・・・
溶接時の金属が溶解する瞬間の振動、機械加工時の瞬間的な振動、・・
 に関して、新しい振動現象に基づいた対策が可能になりました。

これは、新しい方法および技術です、
 これまでの解析結果から
 様々な応用事例が発展しています。

 特に、標準測定時間として連続72時間のデータ採取が可能ですので
  非常に低い周波数の振動や
  不規則に変動する振動に対しても計測が可能です 

超音波装置での実績として
 1)装置の振動モード、瞬間的な振動現象の測定
 2)工場の振動モードの測定
 3)機械加工時の瞬間的な振動の測定
 4)自動車、電車・・乗り物の振動を測定
 5)対象物の音響特性による振動モードの測定
 6)その他・・・・

具体的には
 2種類の超音波プローブを利用して
 2つの音圧データの関係性を解析することで
 非線形な振動と固有の振動モードについて分析します。

超音波プローブの概略仕様
 発振範囲 0.1Hz~10MHz
 測定範囲 0.001Hz~300MHz
 コード長さ 10cm~
 対象材質 ステンレス、樹脂、セラミック、ガラス・・・



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