道頓堀ホテル
ドラマ『生田家の朝 冬』(2017 15回) 『生田家の朝 秋』(2018年 15回) 0,9★/5回 脚本 バカリズム 主題歌/挿入歌 福山雅治 出演者 ユースケ・サンタマリア 尾野真千子 関谷瑠紀 鳥越壮真
ユースケ・サンタマリアと尾野真千子につられて、ドラマ『生田家の朝 冬』(2017 15回) 『生田家の朝 秋』(2018年 15回)を見た。
福山雅治 のやたら異性もテンポも良い巻いたような歌が流れ、ビバリーヒルズの高級住宅が映し出されるが、家の中は煩雑。
ビバリーヒルズの高級住宅の中で今時サザエさん家のように(コタツだが)床に座って障子を取る。
朝から卵焼きに味噌汁に納豆と昭和の食卓を絵に描いたような食事内容。
主婦は主婦であり、生田毛の場合はy妻は職を持たない。
朝のクソ忙しい時間帯に、余裕の会話が繰り広げられる。
会話はお互いに
「そだね。」
夫婦。
子供達二人も出来が良く、大人に合わせて気を使う。
家族全員が仮面家族のようで、平和である。
バカリは一般家庭の日常を描きたかったのであろうが、一般家庭からはるかにかけ離れている。
あれだけの高級住宅地に高級な一軒家を構えローンを組んでいるのも関わらず、妻は自分の服や美玩具や家電を購入。
子供が塾に通うわけでもなく、夫婦は子供の不良化を恐れ、そのくせ教育にはお金をかけてない。
夫はおそらく上場企業のエリートサラリーマンだという設定かもしれないが、家で仕事をする様子もなく、本を読むわけでもなく、ただただ新聞を広げている。
また、会話で
「パパは遅くまで働いて帰ってきてるんだから、、、(要約)」
という言葉があるから、遅くまで仕事をしているという設定であることはわかるが夫の日常の様子を見ていると暇な仕事につき定時に帰宅できる働人といった設定しか思い浮かばない。
バカリは、おそらく日常のあるあるを描きたかったのであろう。
あ!それ、あるある、微笑ましい〜
と視聴者に表現したかったのであろうが、そもそもの設定の数々が非現実的である。
それ、あるある
と笑う以前に、あの主婦の行動に腹がたつ。
主婦を舐めてるのか!!!!
と、言いたくもなる。
バカリは一回七分でうまくまとめたつもりなのかもしれないが、同じ話が冬と秋で二度ある。
生田家の朝の緊急時の行動もその典型例で、主婦が朝寝坊をしたか、風邪をひいたかの違いでしかないのが事実である。
歌舞伎の『暫』『女暫』ならおmぽ白身もあるが、たかが七分の短編15回×2(全30回)の中での何度もの使い回しはいただけない。
案を練ってから、どちらか面白い方に絞るべきであろう!!!
脚本が安直で煩雑であると言わざるを得ない。
役者 ユースケ・サンタマリアと尾野真千子は大変良かった。
ユースケ・サンタマリアなどはこの脚本に合わせて技地であろう棒読みの一本調子で表現されていた。
尾野真千子もまたしかり。
「そだね。」
とやたら無表情で演じておられた。
早く言えば、実力者のお二人がやりにくそうに演じておられた。
その点、子役の関谷瑠紀と鳥越壮真は感情移入よろしくで、演技を前に出されていた。
上にも書いたが、ユースケ・サンタマリアと尾野真千子 見たさに楽しんだが、如何にせん 脚本が甘すぎた。
面白みを強調したかったようだが、威勢が良いのは福山の歌だけであった。
今回も簡単な見たという記録だけで失礼致します。
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