反田恭平プロデュース JNO Presents リサイタルシリーズ チェロ森田啓介の世界 2024 Mar. 9 共演者 Pf. Emanuel Rimoldi
引き続きチェロのリサイタルの話で恐縮ですが、今月も音楽を聴いてまいりました。
以前奈良駅構内でミニコンサートがありました。
その時、トゥチェロズ(笑 彼の有名グループにあらず 余談ですがフォーチェロズというグループもあります^^)でノッテいたのですが、そのうちのお一人だと勝手に思っています。
チェロ森田啓介の世界 2024 の後半はよかったです。
前半、それもしょっぱなの一曲目はピアノが主張しすぎで、けんかしているように感じました。
後で説明があったのですが、一曲目は元はピアノのための曲で、それをおそらく共演者でありピアノ演奏家がチェロのために編曲したそうです。
あるいは思い間違いで、チェロ奏者の森田啓介が編曲されたのかもしれません。
残念なことにピアノがチェロをかき乱し、けんかしているようで、以前に見た芝居の棒役者が腹立ちまぎれに声を前に出してカンカンカンカンわざと声の調子を乱したような、そんな印象を受けました。
しかし、幕間を挟み後半になって、お二人の演奏はこなれ、お互いを高めあい、素晴らしい演奏を醸し出されていました。
こうなると共演者である Pf. Emanuel Rimoldiのピアノのうまさも引き立ち、本来は大変繊細な弾き方をされる方であったのだということを知りました。
後半のような曲が前半にも構成されていると、もっと楽しめたのではないかと感じました。
案の定、前半は眠っている方が目につき、いびきさえ聞こえてきましたが、後半は興味深い展開でした。
私はチェロもピアノも好きなので、森田啓介さんと水野裕は今後も注目していきたいと感じています。
またお二人の共演の演奏感がないものかと、若干期待しております。
音楽も歌舞伎も能楽も、楽しく、趣味が多くてよかったと安どしています。
2024年03月09日(土) 13:15 開場14:00 開演 奈良 なら100年会館 中ホール
共演者 Pf. Emanuel Rimoldi
- 予定曲目
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ガーシュウィン:3つのプレリュード E. Rimoldi:ロマンス チェロとピアノのための(世界初演) ピアソラ:ル・グラン・タンゴ ラフマニノフ:チェロソナタ ト短調 作品19 他
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