芭蕉翁記念館で、芭蕉真筆の『月見の献立』(伊賀市蔵)を見る
先日の事。
伊賀上野城に行った際、芭蕉翁記念館を見る。
初公開の芭蕉の手紙や奥の細道の写し(江戸時代)など、興味深いもおのが展示されていたが、中でも目を引いたのが、芭蕉真筆の『月見の献立』
真筆であり、竹の絵さえ見事であり、月見といった祝いの席にふさわしい水墨画である。
最近私は水墨画を始めたので、食い入って見つめていた。
字は見事。
画も見事。
書き加えるならば、水墨画に文字を入れるのは、一説によれば文人だけともいわれている。
『月見の献立』は献立が味わい深く描かれているだけではなく、右横には、実際に和紙などで献立を再現して展示されていた。
芭蕉翁記念館の子気味の良いしゃれた展示に、思わず感心した。
芭蕉の文字は美しく、読みやすい。
思えば古典画好きな私だが、芭蕉についてはよく知らないことに気づく。
今後の課題の一つだとほくそえむ。
写真は、頂戴したパンフレットより写す
公益財団法人 芭蕉翁顕彰会
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(上野公園内 芭蕉翁記念館内)
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