昨日のブログの写真の説明で、
かっぱの置物の首に巻いてあるのを、「襟巻(どかん)」と書いたが、
何故「どかん」と言うのかを自分なりの考えで書いてみます。
「どかん」を辞書等で調べてみても、いわきの方言で調べても出ていません。
それはね、いわき地区の船乗りの方が使っていた言葉だからではないか(?)。
冬の海上での漁は寒くて、防寒にするのに襟巻などでは邪魔になるし、
かと言って、帽子では首周辺が寒いし、風で飛ばされることもある。
この「どかん」であれば、首周りにだけ巻けば襟巻代わりになるし、
更には、頭から首までスッポリ覆うこともでき、首から頭まで温めることが出来、
使わない時には、頭の上に巻いておけば帽子代わりにもなる。
使われていた布地は「ネル」と言っていましたが、
「ネル」とは(?):コットンからできているネルシャツのことを言い、
その布地の呼び方を略して「ネル」とよんでいたのではないか(?)。
そして、その形状が「土管」に似ていたので「どかん」と・・
以上が私の「説」ですが、いかがでしたでしょうか・・
※写真は昨日とおんなじものです。
本来の生地は「ネル」ですが、このカッパのは毛糸です。