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現在、中国から日本への国をまたがっての海外送金がきわめて難しくなっております。
難しいという表現ではなく、貿易や家族への生計支援といった目的を除いて不可能に近いといってよいほど中国から日本への送金は難しいです。
日中間の海外送金が難しいのは、中国の銀行と日本の銀行の双方が政府の意向を踏まえて厳しい審査を行うためです。
中国側の事情はよくわからないのですが、着金先の日本の銀行では、その送金の目的(貿易で発生した代金の支払いか、家族の生計支援か、など)と送金したお金をどうやって入手したか(就労によって取得した賃金か、会社経営によって得た報酬か、貿易に伴う送金であればその貿易の契約書やインボイスなど)を詳細に調査します。
もちろん口頭だけの調査ではなく、送金目的や得た経緯を裏付ける客観的な資料の提出閲覧を要求します。
なお、この調査の際に嘘の説明と書類を提出したら、説明した者は銀行に対して虚偽の説明をして金銭をだまし取ったとして詐欺罪に問われます。
もちろん外為法などにも抵触する行為ですから、この外為法で規定する処罰設けます。
そして、送金目的や送金する金銭について詳細かつ厳格に調査した結果、中国から日本へ送金したお金を引き出せるケースは極めてまれなようです。
中国から日本へ送金した金銭は日本の銀行に着金したとしても口座名義人はそのお金を引き下ろせん。
さらに、引き下ろしを認めないと銀行が判断した場合、その口座が凍結されるようです。
実際、私の中国人の友人は、日本に持っている都市銀行の口座を凍結されました。
このような流れは、国際送金を利用したマネーロンダリングの防止にあります。
従いまして、もし日中間の送金に使いたいからあなたの銀行口座を送金の受け取りに使わせてくれないか、との誘いがあっても絶対に断ってください。
もし誘いにのって海外送金の受け取りに自分の口座を使わせたら、良くて金融機関の口座の凍結です。悪い方向に向かうと、犯罪の共犯として警察など捜査機関の捜査対象となります。
犯罪の共犯者として逮捕されるおそれすらあります。
イメージ的には、飛行場で、見知らぬ人から、お金をあげるからこのスーツケースを機内に持ち込んでくれないか?と頼まれたが、そのスーツケースの中身に覚せい剤や拳銃などの禁制品が入っていたというていのよい(使い捨ての)運び屋というものに似ていなくはない印象です。
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