昨年夏前に親しくしている社長から相談が。
父親名義の土地を売却したいと。
この社長は会社再建に情熱をかける勉強家で、赤カブ不動産屋も尊敬しています。
もちろん売却資金は会社で有効に使うようで。
赤カブ不動産屋もこの方の依頼なら何でもやるつもりでね。
役所関係の調査。
取引事例や売却予定価格調査。
解体工事や測量の見積もり。
譲渡税の計算までね。
入居者退去の件で不動産管理会社に同行などね。
一冊のファイルにしてお渡ししまして。
暫くして父親が使っている不動産屋で売却したとの連絡が。
仲介が大手の不動産会社なので良かったなと思いましてね。
この不動産売却の件は話題にもしてなかったのですが。
今年になり、社長から相談があると。
解体後、地中にガラ等が入っていて、1800万円請求されていると。
解体工事費とは別に。
解体工事費を聞きましたら、想定内の価格でしたが。
1800万円のガラ撤去費は余りにも高すぎるので聞きましてね。
1.解体工事会社は誰の紹介か
2.ガラが出たというので売主の父親は立ち会ったのか。
3.見積もりは事前に頂いたのか。写真添付で。
解体工事会社は大手不動産会社のご紹介とのこと。
事前に見積もりも出すことなく、立ち会って説明したのでもなく。
工事が完了して、請求書に1800万円と手書きで一枚限りで。
赤カブ不動産屋のアドバイスは。
大手不動産会社はいい加減な会社は紹介しないし、登録された業者を紹介するのが普通ですと。
もし不法投棄など発生しましたら、大手不動産会社も無傷ではいられませんから。
それが資金繰りが大変だから前金でくれとか。
ガラが出てきたら立ち合いもしないで。
見積もりも出さないで。
最後に一枚ぺらで1800万円の請求をしてくるのは全くおかしいと。
こんな会社を紹介してきたのは会社でなく、担当ではないのか。
1800万円も根拠が希薄だと。
この社長、不動産担当と会って話したようで。
すぐに800万だったか1000万円だったかに下げてきたと連絡がありましてね。
父親も悪いのだからと、その額で手を打ったとのこと。
次のアドバイスは。
後で金額を蒸し返されたらたまらないので、書面を作って不動産会社も押印することと。
後で聞きましたら、会社からは押印いただけないと(当たり前だよね)。
担当者個人の署名押印をして作ったと。
まあ、一件落着なのですが。
ガラの撤去に1800万円の請求書で。
資金繰りも大変な小規模会社で。
もし、施主が支払ったらその金はどうなったのでしょうか。
この解体会社がウハウハと懐に入れる。
お礼に大手不動産会社の営業担当に大枚を渡す。
もしかしたらその上司にもかも。
減額されたガラ撤去費でもウハウハなのですから。
企業のコンプラの中には企業の提供する商品・サービスに対して徹底されることは多いのですが。
いわゆるお客様手配の工事や周辺サービスに対しては徹底されていないこともあります。
こんなところが不正の温床になるのですがね。
しかし、産業廃棄物の法律によりますと、この大手不動産会社にも影響を及ぼすこともあるのです。
今回の実話は直接不正の現場を押さえたわけでもありませんし。
赤カブ不動産屋が絡んだ取引でもありませんので。
あくまでも怪しいとしか言いませんがね。
赤カブ不動産屋は解体工事や残置物処理などにもかかわっていますから。
素人よりは少しは知識と経験がね。
企業も本業だけでなく、その周辺業務にも目配せをするべきですね。
不正は企業の業績がいい時は見過ごしているものです。
不正は不況になると目立つようになったりもしますが。
不況の時に不正が多くなるのではなく、好況の時は見えない、いや、見ないものなのです。
過去に経験した業界の不正については、経験したり見たことをたまにはエントリーしますので。
他山の石とすべきですね。
経営者はね。
昨日不正の話をしましたから、今日はこんな話をエントリーしました。
今日も面白く仕事をしましてね。
今日も今週も応援いただきありがとうございました。
社長ブログ ブログランキングへ
父親名義の土地を売却したいと。
この社長は会社再建に情熱をかける勉強家で、赤カブ不動産屋も尊敬しています。
もちろん売却資金は会社で有効に使うようで。
赤カブ不動産屋もこの方の依頼なら何でもやるつもりでね。
役所関係の調査。
取引事例や売却予定価格調査。
解体工事や測量の見積もり。
譲渡税の計算までね。
入居者退去の件で不動産管理会社に同行などね。
一冊のファイルにしてお渡ししまして。
暫くして父親が使っている不動産屋で売却したとの連絡が。
仲介が大手の不動産会社なので良かったなと思いましてね。
この不動産売却の件は話題にもしてなかったのですが。
今年になり、社長から相談があると。
解体後、地中にガラ等が入っていて、1800万円請求されていると。
解体工事費とは別に。
解体工事費を聞きましたら、想定内の価格でしたが。
1800万円のガラ撤去費は余りにも高すぎるので聞きましてね。
1.解体工事会社は誰の紹介か
2.ガラが出たというので売主の父親は立ち会ったのか。
3.見積もりは事前に頂いたのか。写真添付で。
解体工事会社は大手不動産会社のご紹介とのこと。
事前に見積もりも出すことなく、立ち会って説明したのでもなく。
工事が完了して、請求書に1800万円と手書きで一枚限りで。
赤カブ不動産屋のアドバイスは。
大手不動産会社はいい加減な会社は紹介しないし、登録された業者を紹介するのが普通ですと。
もし不法投棄など発生しましたら、大手不動産会社も無傷ではいられませんから。
それが資金繰りが大変だから前金でくれとか。
ガラが出てきたら立ち合いもしないで。
見積もりも出さないで。
最後に一枚ぺらで1800万円の請求をしてくるのは全くおかしいと。
こんな会社を紹介してきたのは会社でなく、担当ではないのか。
1800万円も根拠が希薄だと。
この社長、不動産担当と会って話したようで。
すぐに800万だったか1000万円だったかに下げてきたと連絡がありましてね。
父親も悪いのだからと、その額で手を打ったとのこと。
次のアドバイスは。
後で金額を蒸し返されたらたまらないので、書面を作って不動産会社も押印することと。
後で聞きましたら、会社からは押印いただけないと(当たり前だよね)。
担当者個人の署名押印をして作ったと。
まあ、一件落着なのですが。
ガラの撤去に1800万円の請求書で。
資金繰りも大変な小規模会社で。
もし、施主が支払ったらその金はどうなったのでしょうか。
この解体会社がウハウハと懐に入れる。
お礼に大手不動産会社の営業担当に大枚を渡す。
もしかしたらその上司にもかも。
減額されたガラ撤去費でもウハウハなのですから。
企業のコンプラの中には企業の提供する商品・サービスに対して徹底されることは多いのですが。
いわゆるお客様手配の工事や周辺サービスに対しては徹底されていないこともあります。
こんなところが不正の温床になるのですがね。
しかし、産業廃棄物の法律によりますと、この大手不動産会社にも影響を及ぼすこともあるのです。
今回の実話は直接不正の現場を押さえたわけでもありませんし。
赤カブ不動産屋が絡んだ取引でもありませんので。
あくまでも怪しいとしか言いませんがね。
赤カブ不動産屋は解体工事や残置物処理などにもかかわっていますから。
素人よりは少しは知識と経験がね。
企業も本業だけでなく、その周辺業務にも目配せをするべきですね。
不正は企業の業績がいい時は見過ごしているものです。
不正は不況になると目立つようになったりもしますが。
不況の時に不正が多くなるのではなく、好況の時は見えない、いや、見ないものなのです。
過去に経験した業界の不正については、経験したり見たことをたまにはエントリーしますので。
他山の石とすべきですね。
経営者はね。
昨日不正の話をしましたから、今日はこんな話をエントリーしました。
今日も面白く仕事をしましてね。
今日も今週も応援いただきありがとうございました。
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