コメント
Unknown
(
桃すけ
)
2019-02-02 16:12:16
与謝野晶子の本は何も読んではいませんが、大いに関心はあります。源氏物語の現代語訳を読まれたんですね。
ぱきぱきした文章というのは、そうかも知れないと思いました。私は瀬戸内寂聴で読みましたが、谷崎を読んでみたい気がします。
身内に敬愛された人というのは意外でした。相手にならなかったのかな?男らしい女というのは同感です。何かをなす人はそういうものではないでしょうか。
Unknown
(
Bianca
)
2019-02-02 16:39:55
桃すけ様
私も今回初めて読んだんですよ。田辺聖子を経由して。源氏物語は角田光代さんの訳が一番わかりやすいと思います。田辺聖子も好きですね。少し古いですが村山りうも意外と親しめます。お勧めの橋本「窯変源氏」には少し引き気味。あの方思い込みと自信が強いので。
寂聴はじめ女性たちは、みな自分に引き付けて訳してしまうんですね。彼女らはあまりにも源氏物語が好きで、見境がなくなるんじゃないでしょうか。その点角田光代はもともと源氏が好きでも嫌いでもなく、編集者に是非にと見込まれたため課題のようなつもりで取掛かったので、結果として皮肉にも万人受けするニュートラルな訳になったんじゃないかしら。体質的には彼女が私に近いかも。
身内に敬愛された、って意外でしょう?私もそうでした。つまり「一言多い」「まくしたてる」という欠点がなかったのかもしれません。はきはきしゃべらず口ごもり勝ちだったようです。そして頭が明晰なので他人の限界が見えて、一家を支えているのは自分だと言うゆるぎない自信が、寛容さを産んでいたのでは。あの人堺の商家のお嬢様ですが、美人でなく母に疎まれたという根深い劣等感もあったようですね。
Unknown
(
桃すけ
)
2019-02-04 19:23:58
実は、橋本「窯変源氏」を読んでみたかったんです。亡くなりましたね。淋しいと思いました。彼の思い込み、私は理解できるというか、面白いと思うほうです。
彼が、源氏のヒロインをフランスの女優にあてはめているのおもしろかったわ。朧月夜はミレーヌ・ドモンジョだったかな。
田辺聖子の源氏、私も好きです。彼女らしい見方で、そうやねえ、と思いながら読んでいます。
角田光代さんは読みやすいかもね。
与謝野晶子の人物像は意外です。女傑っていうイメージだったの。詠んだ歌のイメージかしら。
Unknown
(
Bianca
)
2019-02-05 23:17:22
桃すけ様
お返事が来るだろうと思っていました。
「女傑」というと、男を顎で使う、男勝りの女という感じでしょうか?書いたものをみると、そういう感じですが、生身の彼女は思うことも口では言えない、誰にでも遠慮してしまうような女性のようですよ。だからこそ、ああいう書き言葉となって自己表現せざるを得なかったのかも。子だくさんに産児制限支持、激しい恋愛のあとで夫一人に貞節を尽くし、貧乏しつつご馳走を愛し、贈答の習慣に固執し、と矛盾だらけです。こういう女性は大阪の堺という特殊な町が生み出したのでしょうね。夫の鉄幹は京都のお寺の出らしい……。ところで橋本治さん喪主はお母さんなんですね。「止めてくれるなおっかさん」のそのお母さんはどんな人でしょう。それこそ女傑では・・・?
コメントを投稿する
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約
に同意の上コメント投稿を行ってください。
コメント利用規約に同意する
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
ぱきぱきした文章というのは、そうかも知れないと思いました。私は瀬戸内寂聴で読みましたが、谷崎を読んでみたい気がします。
身内に敬愛された人というのは意外でした。相手にならなかったのかな?男らしい女というのは同感です。何かをなす人はそういうものではないでしょうか。
私も今回初めて読んだんですよ。田辺聖子を経由して。源氏物語は角田光代さんの訳が一番わかりやすいと思います。田辺聖子も好きですね。少し古いですが村山りうも意外と親しめます。お勧めの橋本「窯変源氏」には少し引き気味。あの方思い込みと自信が強いので。
寂聴はじめ女性たちは、みな自分に引き付けて訳してしまうんですね。彼女らはあまりにも源氏物語が好きで、見境がなくなるんじゃないでしょうか。その点角田光代はもともと源氏が好きでも嫌いでもなく、編集者に是非にと見込まれたため課題のようなつもりで取掛かったので、結果として皮肉にも万人受けするニュートラルな訳になったんじゃないかしら。体質的には彼女が私に近いかも。
身内に敬愛された、って意外でしょう?私もそうでした。つまり「一言多い」「まくしたてる」という欠点がなかったのかもしれません。はきはきしゃべらず口ごもり勝ちだったようです。そして頭が明晰なので他人の限界が見えて、一家を支えているのは自分だと言うゆるぎない自信が、寛容さを産んでいたのでは。あの人堺の商家のお嬢様ですが、美人でなく母に疎まれたという根深い劣等感もあったようですね。
彼が、源氏のヒロインをフランスの女優にあてはめているのおもしろかったわ。朧月夜はミレーヌ・ドモンジョだったかな。
田辺聖子の源氏、私も好きです。彼女らしい見方で、そうやねえ、と思いながら読んでいます。
角田光代さんは読みやすいかもね。
与謝野晶子の人物像は意外です。女傑っていうイメージだったの。詠んだ歌のイメージかしら。
お返事が来るだろうと思っていました。
「女傑」というと、男を顎で使う、男勝りの女という感じでしょうか?書いたものをみると、そういう感じですが、生身の彼女は思うことも口では言えない、誰にでも遠慮してしまうような女性のようですよ。だからこそ、ああいう書き言葉となって自己表現せざるを得なかったのかも。子だくさんに産児制限支持、激しい恋愛のあとで夫一人に貞節を尽くし、貧乏しつつご馳走を愛し、贈答の習慣に固執し、と矛盾だらけです。こういう女性は大阪の堺という特殊な町が生み出したのでしょうね。夫の鉄幹は京都のお寺の出らしい……。ところで橋本治さん喪主はお母さんなんですね。「止めてくれるなおっかさん」のそのお母さんはどんな人でしょう。それこそ女傑では・・・?