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朝鮮戦争、再軍備
(
bakeneko
)
2019-07-25 23:00:24
時代的背景は、朝鮮戦争.
日本は、保安隊、警察予備隊、自衛隊と再軍備を行おうとしていた.
そして、朝鮮戦争で大儲けした日本は、経済的に戦後復興を果した.
百姓の男
百姓の男は、武士=軍人になって出世を夢見た.
彼は仲間の金を持ち逃げして武具を揃えて、望み通り武士になった.そして、自決した大将の首を持ち帰る家来を刺し殺して、大将首を手に入れて出世したのだった.が、その頃、彼の妻は娼婦に身を墜していた.
この男、なぜ出世を望んだかと言えば、妻に自慢したかったに過ぎなかった.愚かさに気がついた彼は、妻と手を取り合って故郷に帰っていった.
陶芸師
陶芸師は戦争に乗じて金儲けを企んだ.そして見事に大金を手に入れたのだが.....
彼は、戦争によって滅んだ武家の娘の亡霊に取り付かれてしまった.人から言われても自分の愚かさに気付くことが出来ず、取り殺される寸前になってやっと逃げ出したのだった.けれども家に戻ってみると、お弁当を奪うだけ、それだけの事で、妻は落ち武者に殺されてしまっていた.
現在の日本は、見かけだけにしても平和なので、この映画を反戦映画と捕らえることはないかもしれません.
けれども溝口健二が描こうとしたものは、極めて単純であり明解なのです.
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日本は、保安隊、警察予備隊、自衛隊と再軍備を行おうとしていた.
そして、朝鮮戦争で大儲けした日本は、経済的に戦後復興を果した.
百姓の男
百姓の男は、武士=軍人になって出世を夢見た.
彼は仲間の金を持ち逃げして武具を揃えて、望み通り武士になった.そして、自決した大将の首を持ち帰る家来を刺し殺して、大将首を手に入れて出世したのだった.が、その頃、彼の妻は娼婦に身を墜していた.
この男、なぜ出世を望んだかと言えば、妻に自慢したかったに過ぎなかった.愚かさに気がついた彼は、妻と手を取り合って故郷に帰っていった.
陶芸師
陶芸師は戦争に乗じて金儲けを企んだ.そして見事に大金を手に入れたのだが.....
彼は、戦争によって滅んだ武家の娘の亡霊に取り付かれてしまった.人から言われても自分の愚かさに気付くことが出来ず、取り殺される寸前になってやっと逃げ出したのだった.けれども家に戻ってみると、お弁当を奪うだけ、それだけの事で、妻は落ち武者に殺されてしまっていた.
現在の日本は、見かけだけにしても平和なので、この映画を反戦映画と捕らえることはないかもしれません.
けれども溝口健二が描こうとしたものは、極めて単純であり明解なのです.