10代目の家づくりと趣味のブログ

あれから1年…

あの震災から、早1年が経とうとしています。

あの時のことは、今も思い出しますし、

経験した誰もがその時の状況を時間が経った今でも

詳しく話すことができると思います。

自分自身もそれを経験したことで、

これから起きるだろう災害に対して、

備えるべきところは備えているつもりではいるのですが、

実際には、時間がたつと忘れていってしまいますので、

最低限のことは出来るようにしておくようにしたいと思います。


毎年、3月11日になる度にそのことを思い出すのでしょうね。


備えあれば憂いなしという点では、

住宅では耐震補強があげられます。

これも、昭和53年の宮城県沖地震や、

平成7年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)

と大地震があるたびに、耐震基準が見直されるので、

現在の建物は地盤が良くて、

ちゃんとつくってあればまず倒壊することはない建物になっております。

現に、現在の基準で建てた弊社建物の被害はまったくないか、

あっても軽微なものですんでおります。


災害時の建物というものは、

まず第一に大きい揺れに対していかに人命を守るかというのがポイントですが、

それだけではなく、特に前回のような大きな災害でしかも寒い季節のときには、

電気、ガスなどのエネルギー供給が止まったときに、

蓄熱していられる、少ないエネルギーで暖かくできるといった、

2次的な要素を求められていると思います。


それは例えば、薪などで暖をとられるようにするということから、

発電や蓄電設備を設けたり、

家の断熱性能をあげたりというところまで含まれているのではないでしょうか。


大石久和氏の「国土学再考」という本を読む限りでは、

小さいことでもこと細かく決める欧米社会と違って、

世界でも自然災害が多く、しかもそれがいつ起こるかわからない日本では、

「物事は起こってから考える」というのがあるそうです。

そのせいかどうかわかりませんが、復興が全体的に遅れぎみです。


せめて“気持ち”だけでも復興に向かいたいものです。


健康な暮らしとまじめな家づくり
http://www.ujiie.com/

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